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あなたに「ぬくもり」を届けたくてブログをつくっています

和の世界

2018-09-21 19:24:29 | 日記

寒い日になった。長袖にパーカーがいる。昨夜、掛るものを、綿毛布と綿の薄掛けに変えた。いま、布団で綿の素材のものは少ないと言う。羽毛のものは軽くてあたたかい。でも、綿のあたたかさは違う。ほんわりというよりは、しっかり抱きしめられるようなあたたかさだ。「入る?」と布団を開けてくれる人はいないので、このあたたかさは捨てがたい。

和のものはどこかにあたたかみがある。畳があるうちが今は少ない。我が家は仏間(物置部屋化しているが)が畳で、やはり照明も和にしてあるので落ち着く。ここで香を焚くと奥の部屋までそこはかとなく香りが漂ってくる。残念ながら、障子はない。障子越しの日の光はやさしい。陰影のうつくしさだ。京の寺などを訪れると、その造りのうつくしさに感心する。そういえば、格子戸もそうだ。格子戸そして障子、日本の家屋ならの微妙な光の芸術だ。

お茶を習いだして、和のものにたくさん触れるようになった。古袱紗、懐紙入れと自分の持ち物もそうだし、茶碗などのお道具、掛軸、茶花、和の限りをつくしている。でも、時々不思議に思う。あの可憐な茶花なのに、出されるお道具はびっくりするものがある。それがおもてなしなのだろうが。そういうものに手が出せないからか、地味な土の匂いがするお茶碗が欲しいと思う。持つとあたたかみがあるような茶碗でお茶を点てて差し上げたいと思う。

きものも織の着物がいい。地味にまとめて、それが似合う人になりたいと思う。それがゆめかな。

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