「僕のなかの壊れていない部分」を読んだ。

直人、本をたくさん読んでいて、文章を暗記するのが得意。

しかし、人の意見をことごとく否定し、すべて悪く受け取り、徹底的に相手をやり込めてしまう、

それを自分の生い立ちのせいにするかのような思い込み。

そんなろくでなしの直人にも複数の女や、友人もいる。

自分がすべて正しいがごとく物言い、本の引用を言って相手を感心させる。

モデルよりも美人な、恋人、枝里子も徹底的にやり込めてしまうも、枝里子も直人を捨てきれずにずるずると付き合ってしまう。

俺は思うんだ。

ろくでなしの男でも、そんな男が好きになってしまう女、傷つけられても関係を続けてしまう。

人との関わりって不可解で、他人がどうの言うことができないが、ろくなものでないことは確かだ。

こういう男、口げんかしても絶対に勝てないが、理屈言うたびに、俺なら殴り倒して、俺の前では無口にさせてやる。

一番嫌いな男だ。