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日々の小さな出来事の写真日記

■ yosshy の短歌・俳句・川柳

2012-07-03 07:35:00 | 短歌・俳句に親しむ

短歌・俳句に親しむ 目次
■ yosshy の短歌
■ 短歌会 ・ 歌集 ・ yosshy の短歌 奮闘記
■ 稲継さんの短歌・俳句・川柳
■ 短歌に親しむ
■ 俳句に親しむ(2) 
■ 俳句に親しむ(1)


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■ yosshy の短歌  
2016/08/26 《紙いちまい重ぬるごとく稽古せよ音楽教師にわれもうなづく》 ( yosshy 産経新聞奈良歌壇 150
2016/08/12 《弓なりになりて若きは太鼓打つ一打一打にわが血のさわぐ》 ( yosshy 産経新聞奈良歌壇)
2016/08/11 《シルバーカーにおはようと声かけられて草引くわれはもうひと頑張り》 ( yosshy 毎日新聞やまと歌壇)
2016/07/29 《検査さるる強き光に眼が痛み加齢のせいとまた言はれたり》 ( yosshy 産経新聞奈良歌壇)
2016/07/21 《団塊のわが世代次々退けど成長支へし自負は消えざり》 ( yosshy 毎日新聞やまと歌壇 

2016/07/07 《若者はひたすら太鼓を連打する六月の空破れんばかり》 ( yosshy 毎日新聞やまと歌壇)
2016/06/29 《出たくとも同窓会に行けぬ友は集合写真のひとりを見つむ》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸)
2016/06/22 《投下せし国の大統領と被爆者が抱き合ひ願ふは核なき世界》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸)
2016/06/16 《酒を酌み未来語りし友といま野菜作りを教へ合ひをり》 ( yosshy 毎日新聞やまと歌壇 
2016/06/09 《朝に咲き夕べ萎るるアザサの花今を生きよと教ふるごとく》 ( yosshy 毎日新聞やまと歌壇)

2016/06/02 《新しき小学校の金次郎児らの高さに降り来て本読む》 ( yosshy 毎日新聞やまと歌壇 140
2016/05/26 《連休に図書館通ひの学生ら頼もしく見ゆ日本の未来》 ( yosshy 毎日新聞やまと歌壇)
2016/05/19 《老人会の名簿作りて八年目人口減少ここにも及ぶ》 ( yosshy 毎日新聞やまと歌壇)
2016/05/18 《道順を変ふれば小さき幸のあり遅咲きの桜まさに満開》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸)
2016/05/05 《よもぎ葉を擂りつぶすほど色増せり叔母の好めるわが家の草餅》 ( yosshy 産経新聞奈良歌壇)

2016/04/22 《朝八時職員つぎつぎ塵拾ひ小さきことが役場を変へる》 ( yosshy 産経新聞奈良歌壇)
2016/04/21 《手をつなぎ首振り歌ふ園児らのどんぐりころころに胸熱くなる》 ( yosshy 毎日新聞やまと歌壇)
2016/04/06 《花を植ゑ野菜育つが生き甲斐と熱き媼にわれも畑打つ》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸)
2016/03/30 《ひとり欠きまた一人減る同窓会別れの握手の次第に長く》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸)
2016/03/25 《血液の検査で服薬ひとつ減り梅の開花に心ほころぶ》 ( yosshy 産経新聞奈良歌壇)

2016/03/24 《大学に合格せりと碁仇は孫のことにて碁は上の空》 ( yosshy 毎日新聞やまと歌壇)
2016/03/23 《角の立つことを言ふのも務めなり二年の修行と役を引き受く》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸)
2016/03/17 《ネコ通る窓辺はわれの指定席「籠もよみ籠持ち」あれから何年》 ( yosshy 毎日新聞やまと歌壇 
2016/03/10 《朝の日とともに出て来し旅のバス新婚以来ねと妻は寄り添ひ》 ( yosshy 毎日新聞やまと歌壇)
2016/03/02 《幼子に世話好きがゐて凧上げの糸の引き方教へまはれり》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸)

2016/02/25 《二センチの庭の氷を取り出して新しき遊びを子らは始める》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸)
2016/02/25 《束の間の後先かなし二本の紅梅白梅競ひつつ咲く》 ( yosshy 毎日新聞やまと歌壇)
2016/02/12 《ひと月を思案かさねて作りたる回覧板が三日で戻り来》 ( yosshy 産経新聞奈良歌壇)
2016/02/10 《一年を欠詠なしに投稿せりおのれの歌に励まされつつ》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸 
2016/02/10 《毎週の歌壇切り抜き四冊目言葉作法のよき辞典なり》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸)

2016/01/06 《バイオリンの弓の動きは皆おなじオーケストラがどどつと迫り来》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸)
2015/12/17 《食事待つ人はなくなり二人して沈む夕日をいつまでも見る》 ( yosshy 毎日新聞やまと歌壇 
2015/12/03 《眼鏡屋につづき銀行・量販店はがきでバースデイを祝いてくるる》 ( yosshy 毎日新聞やまと歌壇)
2015/11/26 《職退きて六年経るに昨日また夢に出で来つネジ締め忘れ》 ( yosshy 毎日新聞やまと歌壇)
2015/11/12 《職退きしその日に手帳の三十冊焼きて新たな一歩踏み出す》 ( yosshy 毎日新聞やまと歌壇 

2015/10/28
 《さうだなあと頷くだけのこの人に話せば片づくわが悩みなど》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸 
2015/10/16 《戸襖の猫の爪あと消さぬまま四度目の暑い夏が過ぎたり》 ( yosshy 産経新聞奈良歌壇)
2015/10/15 《思いつく言葉並べて叱りたる子は出でゆきぬ論理矛盾と》 ( yosshy 毎日新聞やまと歌壇)
2015/10/08 《いつになく上機嫌なるわが母の十年前を今日のごと言う》 ( yosshy 毎日新聞やまと歌壇)
2015/10/07 《二〇二〇東京五輪にケチがつきわが青春が汚さるるやう》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸)
   
2015/09/17 《年毎に夜中の目覚め増ゆること誰にもあると「深夜便」言ふ》 ( yosshy 毎日新聞やまと歌壇 
2015/09/04 《泣き虫は大石先生だけにあらず映画観るたび思ひ似かよふ》 ( yosshy 産経新聞奈良歌壇 
2015/09/03 《この怒り何日たてどおさまらず茄子の紫咲きつぐ日々を》 ( yosshy 毎日新聞やまと歌壇)
2015/09/02 《出でゆきて電話の一本せぬ息子を父親似だと妻はまた言ふ》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸)
2015/08/21 《茄子胡瓜いちどに生りて食べきれず小分けにして妻は近所をまはる》 ( yosshy 産経新聞奈良歌壇)

2015/07/16 《健康の話のはずむシルバー会ちから自慢は昔を語らず》 ( yosshy 毎日新聞やまと歌壇)
2015/07/09 《無意識の叔父のハミングわれも知る廃校となりし小学校歌》 ( yosshy 毎日新聞やまと歌壇 
2015/07/08 《還暦も耳順はず夢多き二十歳のころとなんら変はらず》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸 
2015/07/01 《怪我をせし鷺の眼はするどかり一歩また一歩とわれより離る》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸)
2015/06/26 《背伸びせる立ち居振舞に疲れたりすべてをさらしてここちよき風》 ( yosshy 産経新聞奈良歌壇)

2015/06/25 《飲めぬのに酒強ひられき職退きて新茶の一服のんびり縁で》 ( yosshy 毎日新聞奈良歌壇 ) 入選百首目 
2015/06/11 《裸の子を服持ちて追う若き母を久々に見る小児科待合》 ( yosshy 毎日新聞奈良歌壇)
2015/06/03 《子を強く叱りしことは忘れ去りわれは深夜に囲碁ゲームに興ず》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸)
2015/05/29 《ひとり身の訳など聞かばつらからうこちらは元気と電話を置きぬ》 ( yosshy 産経新聞奈良歌壇)
2015/05/27 《もうすでに摘みし人あり寺川の急斜面登り蓬をさがす》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸)

2015/05/01 《子ら孫ら引き連れそぞろ花まつりみたらし団子の行列につく》 ( yosshy 産経新聞奈良歌壇)
2015/04/22 《黒猫の二匹じやれあふ見つめつつわが齢思ひ飼ふをあきらむ》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸)
2015/04/20 《音程の少しずれたる風に乗りコンドル飛び来真昼の畑に》 ( yosshy NHK短歌 永田和宏選
2015/03/20 《校歌など疾つくに忘れてお開きは恩師の好きな青い山脈》 ( yosshy NHK短歌 永田和宏選
2015/03/04 《寒に入り炬燵は魔もの吸ひこまれ首だけ出してテレビ見てゐる》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸)

2015/01/29 《かたまりて廃品回収する子らは白き息はきペコリとお辞儀》 ( yosshy 朝日新聞朝日大和歌壇)
2015/01/21 《隣との間隔きちんと測りつつ玉ねぎ千本植ゑ終へて冬》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸)
2015/01/14 《劇場に大歓声の湧きおこりき黄色いハンカチあまたはためきて》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸)
2015/01/07 《十五年乗りし車の前うしろのへこみを撫でて今朝別れたり》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸)

2014/12/11 《村中の風の抜け道人まばらスマホ片手の車が通る》 ( yosshy 朝日新聞朝日大和歌壇)

2014/11/12 《目が合ひて膝にすわり来る白黒猫ゐのこづちの実をわれに取らせる》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸)
2014/10/23 《守り来し三百年の当屋相撲 女人解禁少子化に負けて》 ( yosshy 朝日新聞朝日大和歌壇)
2014/10/22 《口論の間あひ計りて入り来し十九年を暮らしし猫はも》 ( yosshy NHK短歌 梅内美華子選
2014/10/08 《八月を過ぐれば結球せぬといふ母の教へにけふ白菜を蒔く》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸)
2014/09/10 《南京の垂直栽培は棚を抜け伸びたる蔓は鉄塔と競ふ》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸)

2014/08/26 《六人の兄弟姉妹を見送りて幼き日日を語る叔母はも》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸) 
2014/08/05 《繰り返す同じ映像飽きあきてコマーシャル見ればときにおもしろ》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸)
2014/07/29 《青鷺は一点見つめて動かざり早苗田の鉄塔しづかに揺るる》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸)
2014/07/24 《早苗田に建築クレーンが伸びてきて核家族化がまた進みたり》 ( yosshy 朝日新聞朝日大和歌壇)
2014/07/20 《二人きりなりて一年なにもかも四分六に切り妻と食ひゐる》 ( yosshy NHK短歌 斉藤斎藤選

2014/07/08 《生ごみの堆肥のなかに発芽せる南瓜八本択びて植うる》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸)
2014/07/03 《この年の同窓会は黙祷からわれらも考ふ歳になりたり》 ( yosshy 朝日新聞朝日大和歌壇)
2014/07/01 《六百本の太き玉ねぎ軒下に縛りて吊るす母なししごと》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸)
2014/06/24 《先生の手を離したる園児らは蓮華畑をまろびまろべる》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸)
2014/06/12 《寺川を皐月の風が吹き抜けて光の粒が堰つつみ込む》 ( yosshy 朝日新聞朝日大和歌壇)

2014/05/27 《寅さんの映画見終へて寺川の桜の下の蓬を摘みぬ》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸)
2014/05/21 《早期退社したるわれには花束もおめでたうもなし言ふてはならぬが》 ( yosshy NHK短歌 斉藤斎藤選
2014/05/20 《手にしたる岩波文庫の万葉集 いや重け吉事より読み始む》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸 
2014/04/22 《流し雛巡り合はせの身代りは細き目のままわれを見つめる》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸) 
2014/04/13 《母のため作りし手摺けふはわれしかと掴まり膝を庇ひぬ》 ( yosshy 奈良県万葉短歌祭

2014/04/02 《大寒も風がなければ暖かし脚立にのりて柿の枝切る》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸) 
2014/02/11 《お千代さんの「あひたいなー」が流れ来て戻れない日を想ひめぐらす》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸) 
2014/01/28 《もうわれを諫むる人はなくなりぬやんはり諭しし亡き母憶ふ》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸) 
2014/01/26 《指さしてTHATと教ふを後悔す徒歩一時間伝はらざりし》 ( yosshy NHK短歌 斉藤斎藤選
2014/01/21 《するすると古老数人木にのぼり心配よそに剪定すすむ》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸) 

2014/01/07 《収穫も終りとなりてうら寂し明日にしやうか南瓜の二つは》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸)
2013/11/26 《オリンピックの招致活動すさまじやその精力を注げ復興に》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸)
2013/11/05 《猛暑日の続くさなかの冬支度キャベツの種を多めに蒔きたり》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸)
2013/10/22 《五十回の入選記念に手作りの歌集を編みぬ軌跡たどりつつ》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸)
2013/10/01 《生り口の真白くなりて爪立たず小暑の朝の南瓜収穫》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸)

2013/09/24 《から梅雨の真つただなかの短歌会窓打つ雨に拍手がおこる》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸) 
2013/09/17 《職退きて新しき出会ひ始まりぬ囲碁の翁と短歌の媼》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸)
2013/09/10 《勲章なく勤めを終へて畑を打つ名知らぬ草と共に生きつつ》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸) 
2013/09/03 《また留守とさみしげに妻は受話器置く日曜の定時の子への電話の》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸) 
2013/08/06 《池の鯉ごぼつと体をよぢりたり黒き鱗は濁りへと消ゆ》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸) 

2013/07/30 《身を賭して渡航なしし鑑真和上の里帰りかなふ千二百年を経て》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸) 
2013/06/25 《面塚の桜はまだかとブログの友けふ満開と写真載せたり》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸)  
2013/06/04 《つまるところ他人事として見てをりぬ遅ち進まざる復興のさま》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸) 
2013/05/21 《二月の野に微小粒子の飛来して山やま霞み大空かすむ》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸 ) 
2013/04/16 《この年は一本減りたる恵方巻亡き母の好む甘さそのまま》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸)  

2013/03/26 《寒の日を幼に戻り突きたり張りたる氷のつめたさ楽し》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸) 
2013/02/26 《晴れ女最後のさいごも晴れ女十月の空に母を送りぬ》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸) 
2013/02/19 《一人逝きまた一人逝くこの年の急な冷え込み身体に沁むる》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸)  
2013/02/13 《このままの病状続けと願ひしも一日二日と医師は告げたり》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸 ) 
2013/01/22 《妻とわれも母の病室に暮らしたり小さき机に広ぐる弁当》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸) 

2013/01/15 《寒き秋きのふ雄弁けふ寡黙日び衰ふる母に付き添ふ》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸) 
2013/01/08 《もうええわ、百まで生きたと言ひし母あんじようしてと医師に願へり》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸) 
2012/12/11 《四十年精一杯に働けど妻に及ばぬ米磨ぎ教はる》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸) 
2012/12/04 《選りに選つてこの日に台風襲来す月見あきらめ供への芋食ふ》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸) 
2012/11/27 《朝日浴び古墳を泳ぐ鴨たちも千五百年の歴史語るや》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸) 

2012/11/1
6 《子の寝顔のぞくがごとく朝夕を発芽せるやと畑見回る》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸) 
2012/11/06 《蚊取り器を二つぶらさげ草引きす顔に食ひつきし藪蚊放れず》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸) 
2012/10/09 《見るたびに大きな西瓜と母は言ひとぼけたふりでわれを喜ばす》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸) 
2012/10/02 《漸くに畑の盗人見つけしが愛くるしき顔のイタチを追はず》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸) 
2012/09/25 《デイの朝嫁に化粧をしてもらひ手鏡もちて母はほほ笑む》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸) 

2012/09/18 《梅雨半ば今朝の目覚めの清すがし八キロの梅甘き香放つ》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸) 
2012/09/04 《おでこには汗が出るまで浸かれよと言ひし母いま介護の入浴》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸) 
2012/08/28 《出不精の吾に届きたる子のメール、スカイツリーは空を突き抜く》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸) 
2012/08/07 《茄子胡瓜初もの二つ食ひ終へて妻らと笑ひぬ寿命延びむと》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸) 
2012/07/31 《インゲンは目のあるごとく正確に左に巻きて空に伸びゆく》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸) 

2012/8月号 《光陰矢気がつきたれば古りにしに囲碁と短歌を基礎より始む》 ( yosshy NHK短歌 坂井修一選)    
2012/07/17 《丸顔の同窓生が四角顔どいつもこいつも親御に似たり》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸) 
2012/06/19 《わが母校へ幼入学す待ちまちし朝を花一片帽子にのせて》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸 ) 
2012/05/29 《日曜を妻のかけをる長電話向かうの声が弾みて聞こゆ》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸) 

2012/05/15 《生きてきた証しに何か残したく早き目覚めに指を折りゐる》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸) 

2012/05/08 《看護師はごめんねと言ひ針を刺すその手のぬくもり胸までとどく》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸) 
2012/04/24 《十人のをみなに囲まるる短歌会おきな一人にまなざし優し》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸) 
2012/04/17 《九十過ぐれば早き一日らし目覚めのたびに日の進む母》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸)  
2012/04/03 《屋上に出でて眺むる二上山いつかは登らむ約しし人と》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸) 
2012/03/27 《大寒に赤黄青白傘の列跳ねる子駈ける子喋る子過ぐる》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸) 

2012/02/28 《食べたこと記憶にないと言ひはじめ日日に老いゆく母を見つめる》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸)
2012/02/19 《寄り添ひて道端の落ち葉踏みしむる二人五脚の老老散歩》 ( yosshy NHK短歌 坂井修一選 ) 
2012/02/07 《若き日の血がざわめきて立ち止まり詰将棋解きぬ文化祭にて》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸) 
2012/02/02 《鴨去りて園児の声は静かなり落ち葉の濠に初氷見ゆ》 ( yosshy 朝日新聞大和歌壇) 
2012/01/31 《青年は耳にささやき手をとりて恋人のごと祖母を介助す》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸 ) 

2012/01/17 《天候も人の心もままならず砕けぬ土を砕きゆくなり》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸) 
2012/01/10 《亀二匹が岸を離れて平泳ぎさざ波広がり大空揺する》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸) 
2012/1月号 《光より速き乗り物出来たとふあの日のあなたも一度会ひたい》 ( yosshy NHK短歌 坂井修一選) 
2011/11/26 《椋鳥の先頭一羽かじを切り分離融合群れて塒へ》 ( yosshy 朝日新聞大和歌壇) 
2011/10/18 《デイサービス初日の様子を母が言ふ何度も何度も「風呂がよかつた」》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸) 

2011/10/04 《雨の三日続けば胡瓜育つなり糸瓜のごとくぶら下がりをる》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸) 
2011/07/05 《町議選終へて人らにしこりなし静けさ戻りて胡瓜植ゑをり》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸) 
2011/05/12 《鬱金香花びら二片頬につけ今が盛りの桜のもとで》 ( yosshy 朝日新聞大和歌壇)
2011/04/14 《映像に一瞬写りし小さき文字願いを込めた「あきらめるな」と》 ( yosshy 朝日新聞大和歌壇) 
2011/02/24 《どか雪となりて見舞いの客も止み静寂なりし談話室午後》 ( yosshy 朝日新聞大和歌壇) 

選者は
朝日新聞: 高岡哲二先生(2011/09/01~ ) 
      : 鏑木正雄先生(2011/06/02 まで。2011/11/13 ご逝去) 
讀賣新聞: 高蘭子先生  

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