福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

ユンボギの慶尚道方言

2024年03月10日 |  〇映画・映画音楽
저 하늘에도 슬픔이  「ユンボギの日記」 〇〇〇〇-
(2012)



1965年に公開された家族ドラマ。「ユンボギの日記」として日本でも
知られるベストセラー書籍を映画化した作品。


△先生に励まされながら日記を書き続けたユンボギ

時代は1960年代。テグ(大邱)のスラムに暮らす小学生のユンボギは、
幼い兄弟やだらしない父親の生活をガム売りなどで支えながら、極貧の
中にも人としての優しさや感謝の気落ちを忘れず、たくましく生きている。
映画では終盤部で、書籍化された彼の日記がベストセラーとなり、彼や
彼を励まし応援し続けた小学校教師の苦労が報われるまでの物語が描かれて
いる。


△ガムを売るユンボギ

映画では、ユンボギの日記の朗読などナレーション部分は標準語だったが、
登場人物たちの会話は、教師も含め全て慶尚道方言だった。


△ガムを売るスンナ

韓国映像資料院のサイトを通じて鑑賞すれば、韓国語字幕を確認しながら
慶尚道方言の学習もできる(本作品)。慶尚道方言を学習したい韓国語
学習者には、いい教材になってくれる作品だろう。

(終わり)