一言、云いたいね

社会の状況を見て一言云わせて貰う

仮設住宅の不思議な光景

2011-07-12 05:41:18 | 日記
仮設住宅にも高齢者の孤独死が増えているという。孤独死を防ぐ方法はないのだろうか。そこで不思議な光景をテレビで放映していた。仮設住宅に入居した多くの人たちが表札を出していないという。行政からは特に強制的に表札を出すように指導はしていないみたいだった。その結果として、仮設住宅からも高齢者の孤独死が出ているという。
個人が造った住宅ならともかく、公共機関が造った仮設住宅に何故表札を出すようにしないのか。大体、誰が入っているのか、入っていないのか、表札も出さなければ外の人は解らない。行政が遣ることにないか疑問が出てきた。行政は人手が足りないという。表札を出させることは人手とは全く関係ない。お役人仕事の典型に見える。
都市部では、治安の問題がよく出てくる。一人暮らしだと、悪質な訪問販売などが多く、中々断りきれない。従って、出来るだけ外部と遮断して悪質な業者を締め出す方法として、表札をかけない。しかし、これも逆効果になることが多く見られる。孤独な高齢者を狙った犯罪が増えているのもその一つである。昔は、向こう三軒両隣は近所付き合いの基本だったが、今では、隣に誰が住んでいるのかさへ解らなくなった。時代は変ってしまった。
犯罪防止には、本当は隣近所同士で防げれば一番いいのだが、生活のパターンが変化して、それは望めない。若い人たちは、自分たちで色々と考えて行動できるが、高齢者は一人で行動できるときはいいが、行動できなくなったときにどうするか、である。今回の仮設住宅で、表札を掲げていない高齢者に対しては、やはり行政が積極的に表札の掲示をお願いすべきではないか。犯罪防止と孤独死を防ぐためにも、あるいは、急病などになった場合など、悪いことばかりではないような気がするのだが。
物騒な世の中になったことで、犯罪防止にも考えないといけなくなった。犯人はいつも近くにいるとは限らない。どこかで狙いを定めている。情報は幾らでも求めることが出来る。本人が知らなくても犯人は知っているのである。個人情報保護法が逆に犯罪者の的を作っている場合がある。この法律が出来てから、重要な情報が得られなくなったケースも多く見られる。
仮設住宅は、入居してから2年間しか住めないという。住んで生活すると同時に、生活をするための収入も確保しなければならない。通勤や通学も考えなければならない。仮設住宅の設置場所も限界がある。今でも多くが空室になっている仮設住宅があるという。ライフラインが整備していないからだ。国の予算が決まらないと、一番下にある町や村の予算がつかず、何も出来ない状態が続く。国会議員たちは、仮設住宅で1ヶ月間暮らしたらどうか。被災者の気持ちは全く解っていないからだ。政権云々の問題ではない。
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