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中国、電気自動車に全力投球

2018-01-21 05:14:16 | 日記

中国は従来のガソリンエンジン車のエンジンの製作が遂にできなかった。これに対して電気自動車が出来たことで中国が世界の先頭を切る勢いで進めてきている。ガソリンエンジン、ディーゼルエンジンなどは、エンジンの構造が極めて精緻に出来ている。これらのエンジンが自国で造れるのは、そう多くない。勿論、中国は自国でガソリンエンジン、ディーゼルエンジンの開発は出来なかった。

自動車がガソリンエンジンから電気自動車に移行することになり、中国は一挙に自動車大国になろうとしている。果たして中国の目論みは上手くいくだろうか。中国が苦手としているエンジン技術、これが発達しなかったのは精密機械工業が上手くいかなかったからである。燃焼器を使ったエンジンは、航空機も同じだ。中国ではプロペラ機のエンジンは作れたかもしれないがジェットエンジンが造ることが出来ない。

これらのエンジン製造技術は、中国は後手後手に回り、遂に完成を見ることはなかった。中国がこれからも抱える技術を主体とした工業は果たしてどうなるのか。タービンエンジンのような超高級な技術は勿論、中国では開発できない。恐らくロシアからの輸入に頼っていたであろう。ロケット技術も殆どがロシアからの技術援助で出来たものであり、中国独自での技術開発はなかったであろう。

精密機械工業は基礎技術が最も基本となる。中国がこれから技術を発展させるには基礎技術の開発が必要になる。他国の開発したものの模造品ばかり造っているだけでは基礎技術の開発は進まない。現状維持しかないのである。航空機を中国が自力で造ろうとしてもジェットエンジンだけは外国から輸入せざるを得ないのである。ジェットエンジンの開発も真似ごとだけやっていてはだめだ。

中国が何故ジェットエンジンの開発が出来ないのだろうか。もう一つに原因が素材産業である。ジェットエンジンは高温高熱に耐え得る素材の開発が必要になる。素材産業は基礎科学が必要だ。中国に欠けているとしたら矢張り基礎科学であろう。幾ら大きな立派な空洞設備を造っても、それに伴う基礎科学が内と機材そのものが造れない。そこへ行くと電気自動車は簡単だ。エンジンは電気で回るエンジンだけだからだ。

簡単な産業は何処の国でも真似することが出来る。中国が幾ら最初に進んで一時的に天下を取ったとしても発展途上国がすぐに追いついてしまう。電気自動車も10年後、20年後はどのようになっているか解らない。中国が世界の競争社会に打ち勝つことが出来るだろうか。

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2 コメント

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 (あ)
2018-01-24 16:26:32
あんたさあ、"簡単な産業は何処の国でも真似することが出来る。中国が幾ら最初に進んで一時的に天下を取ったとしても発展途上国がすぐに追いついてしまう。電気自動車も10年後、20年後はどのようになっているか解らない。中国が世界の競争社会に打ち勝つことが出来るだろうか。"みたいなこと言ってるけど、それ日本が次のメインの産業に乗れなさそうなことへの皮肉かね。次の産業が電気自動車になったとき、内燃機関で国が潤うことはもうないのだよ。
 (あ)
2018-01-24 16:36:43
そうやって日本が、自国の技術力を誇っているうちに、もはや日本の技術力の源である研究者たちへの待遇やらが危機的状況にあると叫ばれているじゃないか。これじゃあ次世代の研究者になりたい人は少なくなるし、ましてや日本が次の時代に生き残れるための主要技術も生まれやしない。なのに日本より圧倒的に研究重視の中国に、しかも今ある技術的な後発性はむしろ"のびしろ"として発展の余地が大いにある中国をなめて見て、中国のスパコンはどうとか心配ばかりし、自国の未来は明るいなどといった妄想を思うあんたは、日本を引っ張る反日野郎やね。これを見て反省するならさっさとこのサイトを閉じることを期待します。長文失礼しました

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