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一言、云いたいね

社会の状況を見て一言云わせて貰う

日本だけではない、中国頼りの貿易

2010-09-28 10:19:29 | 日記
中国が強硬な姿勢を取り続ける背景には、貿易がある。今日本を含めた東南アジア、オーストラリア、ニュージーランドなど、中国との貿易が大きく拡大している。その占める割合は20%を軽く超えている。このような背景の下に中国は強い態度に出られるのである。
日本を見てみると、中国との貿易がアメリカ合衆国を超えるほど大きくなっている。レアアースは勿論のこと、食品、化学工業など、その分野は全般にわたっているのである。若し、中国との貿易が途絶えることになると、中国にとってもその痛手は極めて大きい。今の中国を支えている繁栄は即座に消えてしまうほどの大きさである。両国にとって貿易が大きいということは中国は計算済みのはず。
しかし、何故今このような強硬姿勢を取り続けているのか。その犠牲の程を知っていながら続けている根拠は何なのか。中国国内では、日本への強硬姿勢を取ることによって東南アジア諸国への見せしめを表しているのではないだろうか。中国に縦を付くとこのようになる、と云うことを。
中国としては、中国を中心とした貿易を進めるということが第一である、と云う姿勢を見せることである。他の国が介在できないように固めるということである。アメリカ合衆国にとっても中国との貿易を無視することは出来ない。今のアメリカは、経済の立て直しに懸命になっているが、うまく進んでいない。中国の「元」の切り上げにもアメリカは思い切った手を打てない。中国の反映がアメリカの反映に繋がらないのが現状である。
世界の貿易の中で中国の存在が大きいことは確かである。それを踏まえつつ他の国の貿易を増大させることが現在の世界で出来るのだろうか。中国頼りをあまりにも大きくしすぎていることが中国を付け上がらせている原因なのである。どうすることも出来ない世界経済は、このまま中国を頼りにしていいのだろうか。
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