一言、云いたいね

社会の状況を見て一言云わせて貰う

共産主義は世襲、当たり前になった

2013-05-27 05:21:42 | 日記

北朝鮮は2代前から世襲が始まり、今後もこれまで通り続くであろう。お隣の国、中国はどうか。この国も例外なく世襲が始まっている。2代前の共産党幹部たちの子供、そのまた子供、親族たちは続々と現在の共産党幹部に登ろうとしている。勿論この国も同じようにこれからも世襲は続けられるであろう。世界の共産主義を謳歌している2ヶ国、共に世襲を続けていくという。共産主義の根本的な考え方に基づくとしたら、世襲は有り得ないはずなのだが、不思議にも、そんなことはお構いなしに共産主義を唱えている。所謂、似非共産主義ではないか。

嘗ての王朝時代、王様がその子供たち、親戚一同で世襲を行い、数百年にわたって国を支配していた。今の共産主義国と言われている2つの国は、嘗ての王朝時代と全く変わっていない形で世襲が行われている。果たして歴史は繰り返すのか。王朝時代の世襲は、その権力構造が一点に集中していた。また、姻戚関係を作ることで、お互いに攻めることが出来ないようにしていた。一種の絆かもしれない。中国と北朝鮮は、果たして姻戚関係がどこまで進んでいるのか、はっきりしたことは解らないが、ある程度作られているのではないか。特に中国は国が広く、人口が多く、統制をするためにも、姻戚関係を固めないと世襲を続けることは難しいだろう。

民主主義国と言われている日本でも、国会議員や地方議会議員の中には世襲と同じようなことを既にやっている。子供、孫、配偶者、兄弟、秘書、などあらゆる関係先から世襲をしているのである。一見、民主的に選ばれた議員のように見えるが、実際に蓋を開けてみると、そこにはしっかりと世襲ということで繋がりを持っている。このような形で選ばれた議員たちは、自己の世襲の範囲をできるだけ広げ、権力構造を大きく持っていくことである。そうせれば、国の税金を我が物顔で使うことが
出来るのである。

世界を見回すとどうであろうか。中国と北朝鮮を除いた多くの国では、果たして世襲がどの程度進んでいるのだろう。世襲で問題なのは、権力の集中にある。民主主義国では基本的に人民から選ばれた人間が国の政治を司ることになっている。表面的には選ばれたように見えるが、選挙制度によっては、民主的に行われていないケースもある。中国と北朝鮮は一党独裁国家であり、選挙で選ばれたわけではないので、問題外である。一党独裁国家が長期にわたって維持されることが果たして可能なのか。もし、これが100年以上に渡って一党独裁国家が続いたとしたら、それこそ近代史における歴史上はじめてのことではないか。余程いい政策を取っているか、余程厳しい統制をしているか、どちらかである。

世襲制度は本来、封建制度の一部なのである。今更、封建制度を持ち出しても意味はないが、しかし、中国と北朝鮮は、世襲が既に60年以上に渡って続いているのだから、本当に不思議である。近代国家として完成していないのではないか。何故、封建制度が今更続けられるのか。小生には勉強不足で解らない。世界を恐怖に陥れようとしている中国や北朝鮮、果たしてこのまま世襲が続けられるのか。それとも人民が、それを否定する時が来るのか。

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