一言、云いたいね

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外科手術は誰がするのか

2022-01-30 08:47:18 | 日記
『医学部合格率、初の男女逆転 みえてきた医学教育の課題』というタイトルの記事が出ていた。大分前の話だが、医学部を目指す女性の多くが外科を望まないという。まあ、「血」を直にみたり、内臓を直視するのは大変な勇気がいる。外科手術となれば、大量の出血や動いている内臓を直視しなければならない。例えがよくないかもしれないが、交通事故や、列車事故などで、人が傷を負っ姿や大きな損傷がある遺体を見たら、それは大変なショックを受ける。病院の外科手術の現場は、将に、生きている人間の手術の現場そのものなのである。医師を目指す多くの女性が男性よりも多くなることについては仕方がないとして、外科手術に耐えられる女性医師、或は、外科を目指す女性医師が多く出てくるとは想像ができない。

男女平等を叫んでいる方々は、若しも、外科手術の医師が不足してくることを想定していないとしたら、大きな間違いだ。これから医師を目指す人たちは一体どのような医師を目指しているのか確認をする必要があるのではないか。勿論、男性が多いから外科を目指す人が多いとも限らない。医師という世界は、一般の職業の中では極めて責任感の強い人がならなければならない。人の命を直接左右する仕事であリ、その責任は大変なものなのだ。どのようなことにおいても試験制度が最終判断をする。男性と女性、という観点から、単に点数が高い順を取れば、男女というバランスは崩れても仕方がない。

医師という専門職でも歯科医師は別枠である。この考え方をもう少し広げたら、大きく分けて外科医師とそれ以外の医師という形で分類することも必要なのではないか。勿論、すべての病気の分類で、必ず内科と外科が存在する。腦、眼、鼻、口、耳、手、足、という分類をしたとしても、そこには内科的なものと外科的なものがある。内臓においても同じである。外科医を目指す医師が非常に少ないといことは何を意味するのだろうか。巷に聞く話だが、内科の方が気が楽な点が多くある、ということかもしれない。小生は医師ではないので、大変さは殆どわからない。実際に手術を行う医師は、緊張度は極めて高いのではないか。

諸外国では、女性の外科医も多くいるという。日本では、というより、小生が行っている総合病院の外科医はすべて男性の医師である。若しかして、補助に女性の医師が付いているかもしれないが、小生が手術した時には、看護師さんはすべて女性だったし、補助の医師は男性だった。日本においては女性の医師で外科医が極めて少ないという印象は極めて強い。
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