『そぞろ歩き韓国』から『四季折々』に 

東京近郊を散歩した折々の写真とたまに俳句。

四季折々234   静岡市4

2013-12-18 10:45:55 | まち歩き

駿府城に行く。今は駿府城公園になっている。

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昔の大手門のあった場所。

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大手門跡から見た御堀。

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櫓。

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大手門跡の中にある静岡県庁。

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御堀に沿ってある外灯。

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東海道中膝栗毛の弥次さん喜多さん。作者の十返舎一九が静岡の人。

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御堀端に植えられた甘夏ミカンの木。

「夏みかん 昔も今も 同じ味」

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「楽隠居 イチョウ彩る 駿府城」

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読書感想105  誕生日の子どもたち

2013-12-18 01:31:58 | 小説(海外)

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読書感想105   誕生日の子どもたち<o:p></o:p>

 

著者       トルーマン・カポーティ<o:p></o:p>

 

生没年      1924年~1984<o:p></o:p>

 

出身地      ルイジアナ州ニューオーリンズ<o:p></o:p>

 

翻訳者      村上春樹<o:p></o:p>

 

翻訳出版社    (株)文藝春秋<o:p></o:p>

 

★感想★<o:p></o:p>

 

 本書はトルーマン・カポーティの6つの短編を集めたもの。大半は両親と離れてアラバマの農家に預けられた10歳前後の僕が体験したもの。<o:p></o:p>

 

1)誕生日の子どもたち<o:p></o:p>

 

 田舎の町に10歳のレディのミス・ボビットが現れ、町の中に旋風を巻き起こし、去っていく。<o:p></o:p>

 

2)感謝祭の客<o:p></o:p>

 

 貧乏な一家のオッドにいつも苛められている僕の窮状を解決するために、一緒に住んでいる60代の従姉のミス・スックが感謝祭にオッドを招待する。楽しいパーティーの中で、オッドがミス・スックの大事にしていたカメオをポケットに入れるのを僕は見てしまう。<o:p></o:p>

 

3)クリスマスの思い出<o:p></o:p>

 

 アラバマの農家で60代の従弟たちと一緒に生活する僕の大親友はミス・スック。ミス・スックと愛犬のラット・テリアのクィーニー。二人と一匹でクリスマスの用意をする。フルーツケーキを作ったり、ツリーを森から運んで来たり、凧を揚げたり、楽しい楽しいクリスマス。<o:p></o:p>

 

4)あるクリスマス<o:p></o:p>

 

 別居している父にニューオーリンズに呼ばれて一緒にクリスマスを過ごす。アラバマの従弟たちの家で楽しいクリスマスを過ごしたかった僕は、父にもニューオーリンズにもなじめない。あるとき玩具屋で素敵な飛行機を見た僕。<o:p></o:p>

 

5)無頭の鷹<o:p></o:p>

 

 ニューヨークの画廊に努めるヴィンセントは、ある日不思議な娘と知り合う。その少女は彼女が描いたという絵を売りに来たのだ。頭のない鷹と頭が切り取られた女の絵だ。その絵に惹かれたヴィンセントは彼女から絵を購入する。彼女は名前を名乗らずイニシャルDJと告げる。そして姿を消す。<o:p></o:p>

 

6)おじいさんの思い出<o:p></o:p>

 

 ウエスト・ヴァージニア州の辺鄙な地方で代々農家を営んできたお父さんは、息子の僕の教育のために故郷を捨てる決心をする。お祖父さんとお祖母さんを残して。そして雪が降り始めた日、お父さんとお母さんと僕は出発する。<o:p></o:p>

 

 ここに出てくる女性はエキセントリックな人達だ。幼い少女、妙齢の女性、老女まで世間的な常識からはかけ離れている。中でもミス・スックの童女のような純真さが輝いている。その対極にあるのが絵を売りに来たDJと名乗る娘だ。その異常性から逃れようとしても逃れられない、どこまでも追ってくる怖さがある。<o:p></o:p>

 

 楽しいのはアラバマの田舎の生活の描写だ。中でも毎朝ミス・スックと僕と犬のクイーニーで作る朝食が豪華だ。以下はそのメニュー。<o:p></o:p>

 

ハム、フライド・チキン、フライド・ポークチョップ、なまずのフライ、リスのフライ、目玉焼き、グレィヴィー・ソースをかけたとうもろこしのグリッツ、ササゲ、煮汁を添えたコラード、それをはさんで食べるコーンブレッド、丸パン、パウンドケーキ、糖蜜つきパンケーキ、巣にはいったままの糖蜜、自家製のジャムとゼリー、甘いミルク、バターミルク、チコリの香りのする地獄みたいに熱々のコーヒー<o:p></o:p>

 

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