『そぞろ歩き韓国』から『四季折々』に 

東京近郊を散歩した折々の写真とたまに俳句。

翻訳(韓国語→日本語)不便なコンビニ(クレーマーの中のクレーマー)2-3

2024-01-30 21:33:04 | 翻訳

韓国語学習のための翻訳です。営利目的はありません。

著者  : キム・ホヨン

(3)

 翌日塾の授業を終えてコンビニに入ったシヒョンにカウンターのオ女史がすぐさま近づいてきた。

 「シヒョンさん、あの愚鈍な熊のような人間、一体何ですか?」

 彼女は我知らず鼻で笑った。大人が主に使う愚鈍な熊という単語がこんなに適切に聞こえるのは初めてだったからだ。オ女史はまるでドッコさんを連れてきたのがシヒョンでもあるように問い質した。いや、オ女史の口調はいつも問い質すようだ。もともと性格か、そうでなければトラブルメーカーの息子せいか、彼女は攻撃的な口調で皆に問い質した。更にお客様にも!

 「だめ、笑わないで私の話に答えてください。ひょっとしたらシヒョンさんが紹介した人ですか?何していた人なの、何一つろくにわからなくて言葉もどもってしまって。」

 「私じゃないです、社長さんが直接抜擢されました。」

 シヒョンはこれ以上話すのが面倒で、改まった顔つきになってから倉庫に向かった。

 オ女史が唯一柔らかく丁寧に話すのは社長に向かう時だけだ。彼女は町の近所で社長と同じ教会に通っていて、社長をお姉さんと呼んですごく従っている。そんなことばかりだ。オ女史本人は自分がきっぱりしていると思っているけれど、実際は非常に冷たくて怒りっぽい性格でサービス業種には絶対に合わないので、彼女を受け入れ仕事を与えている社長には忠誠を尽くさざるを得ない。

 ユニホームのチョッキを着て出てきたスヒョンを待っていたようにオ女史の愚痴がまた始まった。

 「大体社長さんはどこからあんな人を連れてきたのですか?私には話してくれなくて・・・。ひょっとしたらスヒョンさんが知っていること話して。ね?」

 「私もわかりません。」

 ドッコさんがホームレスだったと話す瞬間オ女史は退勤もせず、横にくっついて国が亡びるように大騒ぎするだろうから、言わないことにした。それでもため息が出るのは仕方なかった。一体全体いつになればこの小母さんのおしゃべりと質問の洗礼を受けないで日課を始めることができるのだろうか?

 「本当にわからないですね。社長さんが夜間の仕事が大変で誰でも引き抜いたようですが、私が見るところでは、明らかに大きな事故を起こす人間に見えた。夜間酒に酔ったお客様と喧嘩するとかレジを滅茶滅茶にするとかでなければ、猫ばばすることもあるだろうし・・・。何があってもいけないから、私達が一緒に社長さんに反対意見をしなければならないじゃない?」

 「私は本当にわかりません。でも・・・悪い人のようではなかったです。」

 「誰が初めから悪いの?シヒョンさん、社会生活が長くないから、あの人のようにうぶで訥弁な人が後でひそかに横領するのです。社長さんも実際は学校だけにいたので社会にどれぐらいダメな人が多いかわからないのです。」

 「そうでなくても私も夕方あの人にレジの使い方を教えようと大変だったんです。ところで、どうするのですか?今のところ夜間アルバイトがいないから。」

 「だからシヒョンさんの周りに遊んでいる友達がいないの?」

 失敗だ。いたずらに言葉を交えて質問が続いている。

 「私、友達があまりいなくて。」

 「どうして若い人が友達もいないの。活発に活動しなければならない時期に。」

 何だろう?こんな喧嘩しようというのか?シヒョンはかっとした気持ちを隠し明るい表情で繰り返した。

 「オ女史の息子さんはいかがですか?この前うちでゲームばかりして頭が痛いとおっしゃったじゃないですか。」

 「ああ、うちの息子はこんな仕事できない。最近、公務員でも準備しようと言っているので・・・。私がどんな公務員試験を受けるの、どうせなら外交官試験受けたらと言ったの。それであの子が勉強の頭になっているの。」

 負けた。この小母さんの戦闘力には打ち勝つことができない。

 「外交官も公務員です。」

 シヒョンは蚊の鳴くような声で答えてレジのモニターをじっと見て仕事をしているふりをした。オ女史はもう一度愚鈍な熊の愚痴を言って、自分こそがこのコンビニの盟主であると強調した。いや、社長に問い質すだろうか、なぜ私に愚痴をあれこれ言うのか?多分、最近社長がすごくシヒョンに良くしてやると嫉妬で牽制するようだ。どうせ、同じ時間に働くこともないけれど、なぜ自分をそう牽制するのかシヒョンは全然わからなかった。

 シヒョンは何があっても公務員試験に合格してコンビニを辞めようと決心した。オ女史の息子が外交官試験で苦杯をなめる有様をあざ笑って、ここを辞めようと誓った。

 オ女史がこれからよろしくという言葉を残して去った。一人だ。一息つくとお客様が入ってきた。女子大生達がおしゃべりしながら入ってきて、コンビニの空気を華やかにしてくれた。良い時だ。しかし、あなた達もいくらも残っていない。大学を抜け出したら私のように最低時給を受け取って、何かを準備しなければならない時期が来るはずだよ。そう考えると自分だけが年取ったようで、更に憂鬱になった。痛ましく得意なこともなく、お金もなく、恋人もない27歳の晩秋・・・。何年かこのまま過ごせば30歳だ。30であれば青春が終わったと感じた数字を受け入れなければならないのだ。

 「お勘定です。」

 シヒョンははっと気を引き締めた。女子大生3人があれこれ商品を下ろしたまま自分を穴が開くほど見つめていた。シヒョンは近づく年齢の計算を後回しにして品物の計算に集中した。


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読書感想336  ①12番目のカード ②魔術師 ③影に潜む ④ビューティフル・ファミリー

2024-01-29 12:30:35 | 小説(海外)

ビューティフル・ファミリー12番目のカードの画像影に潜むの画像

①12番目のカード

著者       : ジェフリー・ディヴァー

生年       : 1950年

出身地      : アメリカ、シカゴ

出版年      : 2005年

邦訳出版年    : 2006年

邦訳出版社    : (株)文藝春秋

訳者       : 池田真紀子

コメント:

リンカーン・ライム・シリーズの第6作目にあたる。今回は単純な強姦未遂事件と考えられた事件が、実はアメリカの歴史をも揺るがす大事件に結びついているというスケールの大きい話になっている。ことの発端は博物館で先祖の解放奴隷チャールズ・シングルトンのことを調べていた、ハーレム高校に通うジェニーヴァが襲われそうになったことだ。機転をきかせて難を逃れたジェニーヴァはリンカーン・ライムやアメリア・サックスのチームの庇護下に入るが、以後も命を狙われ続ける。思いもつかない動機とアメリカの法律の有効性にびっくりした。

②魔術師

著者       : ジェフリー・ディヴァー

生年       : 1950年

出身地      : アメリカ、シカゴ

出版年      : 2003年

邦訳出版年    : 2004年

邦訳出版社    : (株)文藝春秋

訳者       : 池田真紀子

コメント:

リンカーン・ライム・シリーズの第5作目にあたる。大都市ニューヨークのあちこちで数時間おきに連続殺人事件が発生する。犯人は観客の目の前で脱出パフォーマンスを演じるかのように消えてしまう。ニューヨーク市警の顧問の科学捜査専門家のリンカーン・ライムと鑑識捜査官のアメリア・サックスのチームはプロのマジシャンの犯行と推測する。プロのマジシャン、イリュージョニスト(魔術師)を目指すカーラの協力を得ながら犯人を捜す。火を使うマジックを得意としていたエリック・ウィアーにたどり着く。しかし火がもとで妻を亡くしたエリックは何年も前から姿を消していた。2回3回とどんでん返しがあって犯人と動機にたどりつく。いつも思うが動機が俗っぽいお金目当てに落ち着くので犯罪者は犯罪者に過ぎないという著者の哲学が貫かれていると思う。

③影に潜む

著者      : ロバート・B・パーカー

生年      : 1932年

出身地     : アメリカ

出版年     : 2003年

邦訳出版年   : 2004年

邦訳出版社   : (株)早川書房

訳者      : 菊池光

コメント:

ジェッシイ・ストーン・シリーズの第4作にあたる。ジェッシイはパラダイスという町の警察署長。動機もつながりもない連続射殺事件が起こる。ジェッシイの恋人のアビイも犠牲になる。犯人たちの会話や行動とジェッシイたちの会話や行動が交互に出てくる。最初から読者には犯人が分かっている。その犯人にどうたどり着くかが犯人と捜査チームの頭脳戦である。ゆきずりの快楽殺人犯という設定になっている。どろどろした因縁はでてこないので意外とさっぱりしている。

④ビューティフル・ファミリー

著者     : トニー・パーソンズ

生年     : 1955年

出身地    : イギリス

出版年    : 2002年

邦訳出版年  : 2003年

邦訳出版社  : (株)河出書房新社

訳者     : 小田島恒志 小田島則子

コメント:

本書は「ビューティフル・ボーイ」の続編とか。「ビューティフル・ボーイ」は世界35か国で出版され、180万部を超えるベストセラーになっているという。本書で著者の作品を初めて読んだが、子供に対する愛情があふれているのに驚いた。離婚して子連れで再婚し、新しい家庭を作る大変さが描かれているが、一貫して離婚して離れ離れになった子供への配慮が第一に置かれている。実際には子供というのは二の次にされ、新しい配偶者が第一にされるのが通常だ。本書で描かれている父親は理想だし、なかなかいないからこそ、本書が人気があるのかもしれない。また日本人が出てくるが、礼儀正しいとかべた褒め状態でこれも驚いた。著者が現在日本人の女性と結婚しているそうだから、それも影響しているのかもしれない。


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翻訳(韓国語→日本語)  不便なコンビニ(クレーマーの中のクレーマー)2-2

2024-01-25 20:59:52 | 翻訳

韓国語学習のための翻訳で営利目的はありません。

著者 : キム・ホヨン

(2)

 晩秋も終わりになった夕方、社長が一人の男と入ってきた時シヒョンはぽかんと口が開いてしまった。彼女は男の人相に髭が占める割合がそんなに大きいことを初めて実感した。男も女も「ヘアスタイル」の効果だとわかっていたが、もじゃもじゃして雑草のようだった口髭とあごひげをすっきり整理したドッコさんの顔を見た時、いつも避けたかったホームレスではない、まともな親戚の叔父を思い浮かべざるを得なかった。更に、頭髪も短く切って下水で洗ったようなジャンパーと綿のズボンの代わりに袖幅の広いシャツにジーパンを身に着けたドッコさんは完全に別の人に見えた。目が少し小さいことはあっても、格好いい鼻筋と髭がなくなってさっぱりした口元に、強靭に見える顎の線には男性美まで感じられた。更に、広い肩と背中は頼もしさを増して中腰の姿勢もまっすぐ立つと背が一層高く見えた。

 すっかり変わったドッコさんを連れてきた社長はまるで自分が作ったロボットでも紹介するように満足した表情でシヒョンに彼が夜間アルバイトを担当すると言った。うあ。しばらくドッコさんの変身に良い印象を受けていたシヒョンの心に黒雲が殺到したが、それにもまして社長はドッコさんの売り場業務の教育をシヒョンに任せると提案するではないか。オーマイゴッド!社長の提案はすなわち指示ではないか。

 シヒョンは、店員教育は何といっても教育者としての経験が豊富な社長が一層上手だと思いますと、自分なりに言い逃れたが、すぐ黙殺された。レジの使い方や接客すべてに若いシヒョンがセンスあることがその理由で、社長は社長なりに夜間に物品を受け取ることや売り場の製品陳列を教えるつもりだと言った。シヒョンはやむを得ずうなずいた。今、自分と社長がドッコさんをこのコンビニの人手として養成しなければならなかった。空白が生まれた夜間アルバイトをいつまでも社長が引き受けることはできない事情があるからだ。

 事実、シヒョンは残念ながら義理がかたかったり何かをよく整理するといった人ではなかった。彼女はよく言う「アウトサイダー」に近く、友達も多くなかった。平凡に大学まで卒業して、自分の性格に一番よく合う仕事が公務員のような平凡な仕事ではないかと思って、9級公務員試験の準備をするようになったのだ。問題は今周辺の皆が公務員試験の準備をするということだった。シヒョンが見ると十分に多様な人生と華麗なスペック(経歴・資格)をもった友達達が安全だという理由で公務員試験に挑戦していて、そのために、競争率は話にもならないぐらい高くなっていた。あなた達は十分に挑戦的であって「インサイダー」で海外研修のようなものも受けてきたじゃない?そんなあなた達はもっと時代を先取りする分野の仕事を追求してもいいと思いますが、なぜ皆があきあきするのが明らかな公務員になろうと列をなすのか?それがシヒョンの不満であり、悩みであった。

 反面、ここのヨム女史のコンビニはシヒョンに公務員生活の予備体験させてくれるところでもあった。大学を卒業して就職に失敗した後、公務員試験を準備しながらいろいろアルバイトを転々とした末に、ここに落ち着くようになって、ずっと働いていた。午前ノリャンチンで授業を聞いて、地下鉄でナムヨン駅に来て午後から晩までここで働いた後、サダン洞の家に帰る日常は彼女には慣れた生活になった。母はなぜ町のコンビニで働かず青坡洞まで行くのかと言うけれど、町のコンビニで働いて知り合いの子供達や家族に出くわすほどうんざりすることはない。その上、青坡洞は実は過去に片思いしていた男友達が住んでいた町だった。そいつについて2回ほど来て見ていた。ワッフルハウスという所でとても美味しいイチゴ氷を食べながら、しばらくデートのようなことをすることもあったが・・・そいつはだしぬけにオーストラリアへワーキングホリディーに発ち、何年もすぎた今まで戻らずにいる。多分体の大きいオーストラリアの女との暮らしを準備したり、カンガルーに餌を与えるアルバイトをしたり、子カンガルーと恋に落ちたかもしれなかった。

 とにかく青坡洞の路地の片隅のコンビニが今シヒョンには一番落ち着く空間だ。公務員試験に合格する前まで彼女は絶対ここを離れるつもりがない。何よりも公務員試験と一緒に準備していたワーキングホリディーが霧散してしまい、なお一層このコンビニの地縛霊になろうと決心した彼女だった。片思いだった奴がオーストラリアにワーキングホリディーに出発し、消息不明になってからシヒョンも日本にワーキングホリディー行こうと決心した。日本語科を卒業して日本アニメオタクの彼女としては、当然の選択の一つだったけれど、今日明日と延ばしていたことは事実だったけれど・・・畜生、今年6月日本との貿易戦争が始まって日韓関係が悪化の一途に陥るや、彼女のプランBは不可能な夢になってしまった。公務員になったら季節ごと週末ごと日本の小都市旅行に出かけようといった夢も約束できないことになってしまった。

 シヒョンは個人の夢が外交問題で崩れる経験をすると、ようやく自分が社会の一員だと感じた。彼女はろうそくの灯を持ったり、サッカーの応援しようと広場に出かける人々とは自分が全く違う分類だと感じた。彼女の人生は部屋の片隅のモニターの中にあった。ネットフリックスやインターネットだけでも十分に世間と接して人生をたのしむことができ、自分だけの温室のコンビニで気楽だった。それでだろうか?時には公務員になることよりコンビニのアルバイトの生活の継続を望むのかもしれないと考えたりした。頑張って公務員になっても結局少し大きなコンビニではないだろうか?国民の便宜をはかる空間でまた別のクレーマーに会う人生・・・。それだから今慣れた空間はシヒョンにとって必ず守らなければならない根城だった。

 シヒョンはここを守るためにでもホームレスのドッコさんの変身を助けなければならなかった。彼に廃棄弁当を取りそろえてやる時は善行をするつもりで気分がよかった。しかし、正式に彼を教育して意思疎通をするのはかなり負担なことに違いなかった。彼女はまずどもるドッコさんの口調に慣れなければならなかった。鈍い彼の挙動にも適応しなければならない。何よりも洗ってきたとは言うけれど、相変わらずかすかに漂うホームレスの臭いを我慢しなければならなかった。

 ドッコさんは熱心にシヒョンが教えてやる内容を受け入れた。どこから持ってきたものかわからない古いノートを取り出してボールペンをぬぐって接客手順を書いて消化し、陳列台の整理規則を絵まで描いて筆記した。その努力をほめてシヒョンは忍耐力をもって一つ一つ教えてやった。そうしてお客様が来ると、挨拶してもたもたするドッコさんを肘で突いた。そうするとドッコさんは「ど、どう・・・ぞ。」と言葉を濁して、お客様はそれを挨拶ではなく彼女とドッコさんが会話していると感じた。彼女はため息をついてレジへ彼を連れて入った。

 レジに並んで立ったまま、シヒョンは商品の計算する過程をお手本としてゆっくり繰り返した。ドッコさんは横に立ったまま、その姿をじっと見つめた。しかし、まだ一人でレジに立てない水準だった。

 「今晩は社長さんが一緒に計算してくれるけれど明日からは一人です。よく覚えてください。」

 「わ、わかります。ところで・・・その二つ一緒に計算するのは・・・。」

 「無条件にコンピューターを信じれば大丈夫です。全部入力されてるんですよ。入ってきた商品に従ってアップデイトがそのつどされます。そのままバーコード読み取り機に当てて写せばいいです。」

 「そのまま、当てて、写す。」

 「何を写しますか?」

 「し、商品です。」

 「それ・・・線がたくさん・・・バッコードですか?」

 「バーコードです。だからバーコードの線に当ててこれをぴったり写せば終わり。OK?」

 「オ、オーケー。」

 シヒョンは頭が熱くなったけれど、自分より20歳は年上に見える小父さんにあれこれ指示して教えるのが満足でもあった。何よりもコンビニの中のテーブルで友達とおしゃべりしながらもそのつどシヒョンの教育を観察している社長の視線に満足した。シヒョンは社長が好きだった。学生時代社長のような先生に会っていれば、アニメオタクではなく、歴史オタクになっていたかもしれなかった。

 とにかく、この訥弁でやつれた、ホームレスを卒業したばかりのこの小父さんをレジに一人で立たせなければならない。シヒョンはいきなりノートにバーコードを描いているドッコさんに厳しい視線を投げかけた。


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翻訳(韓国語→日本語)不便なコンビニ (クレーマーの中のクレーマー) 2-1

2024-01-19 22:11:17 | 翻訳

韓国語学習のための翻訳なので営利目的はありません。

著者  : キム・ホヨン

(1)

 シヒョンの数多いアルバイト人生の終着点がコンビニになったのは、何というか自然な成り行きだった。彼女自身がコンビニの愛用者でもあり、しばらくいろいろなアルバイトで経験したことがコンビニの業務の至る所にあったから、簡単に適応することができた。ビューティーストアで学んだ接客とレジの業務のノウハウはコンビニでの業務とほとんど同じで、配送会社で引き受けた小荷物仕分け業務もコンビニの物品の陳列と似ている面があった。フランチャイズのコーヒーショップでは「クレーマー」と呼ばれるクレーマーに応対するマニュアルを身につけたことがあり、焼き肉屋では自分が焼いた肉が燃えたのを従業員のせいにするクレーマーを経験してメンタルも鍛えられた。

 コンビニはこのすべての業務と状況とクレーマーがほどよくかみ合って回る構造だ。1年前シヒョンはこのコンビニに入って午後の半分だけ受け渡しの仕事を済また。それから今まで毎日午後2時から10時まで8時間働いて公務員試験を準備していた。1年間安定して働けた一番大きな理由は、アルバイトにとって一番重要な社長が良い方だったからだ。

高校の歴史教師として定年退職した社長は、シヒョンに目上だと思わせる方だ。最近コンビニは週休手当を払わないように週5日勤務するアルバイトを置かない。2日ずつ3日ずつ区切って雇用するので一か所に落ち着いて働くことができない。けれど、ここはアルバイトすべてが週5日勤務だ。また社長はシヒョンのようなアルバイトにさせる仕事と自分がする仕事を正確に分けて、率先垂範しながら、何よりも店員を大事にした。

 「社長が店員を大事に思わなければ店員もお客様を大事に思わない。」

 飲食業で一家を成した両親の下で育ったシヒョンが耳にたこができるほど聞いた言葉だ。小売店も結局人商売だ。お客様を大事に扱わない小売店と店員を大事に扱わない社長は同じ結果を招くようになる。潰れるということだ。そんな意味で青坡洞のこのコンビニは少なくとも潰れはしないだろう。ただ稼ぐのが簡単ではないようだ。その後周辺に別のコンビニが2軒もできて、高齢者人口が多いここはコンビニよりは町のスーパーを好む地区だ。更に淑大の学生達がいるが、学生達が登下校する大通りからちょっとそれた所にあるので、助けにならない。ただ下宿や自炊する学生達が出入りするだけだ。

 商売がうまくいかないことは、アルバイトのシヒョンには気楽に働けるというわけだ。このようにアルバイトにも便宜を提供するこのコンビニを、彼女がどうしてやめることができるだろうか。それでも同時に社長さんに申し訳ない気持ちになることもあり、シヒョンはお客様にベストを尽くして親切に応対しようと思った。よくやってくるお得意様もいてこそ店が維持できるはずだから。

 このように鍛えたシヒョンであっても、どこから引っ越ししてきたのか、最近よく出入りする一人のクレーマーは身震いするほど嫌いだ。40代半ばに見えるこの小父さんは、やせた体格にぶくっと飛び出た目が一目で意地悪く、初めて来たときからぞんざいな口調でお金を投げて彼女を驚愕させた。彼は、まるでシヒョンが機械でもあるようにぞんざいな口調で要求を入力して結果も催促した。しかし抗議すると曖昧にシヒョンの間違いを指摘するので、いつもやられるしかなく、それで一層悔しかった。一度はイベント期間がちょうど一日すぎたツープラス円菓子をつまんで来て、レジでイベント割引にならないと日本巡査のように問い質し始めた。

 「どうして割引にならないのだ?」

 「お客様、これ昨日までのイベントです。割引になりません。」

 「じゃ、期間が過ぎたこの案内板をどうして下ろさなかったのだ? 俺、これを悩んで選んだから、もうどうしようか?今回だけ割引しろ。」

 「そんなことできません。イベント案内板に期限が書かれているんです。それを確認なされば・・・。」

 「いや、俺、老眼なのにその粟粒ほど小さく書いたものをどうやって読めというのか?最近40過ぎたら老眼になるから、期間表示を大きくきちんと書かなければ!これ中高年虫差別か、何だ?謝罪の意味で割引しろ。」

 「お客様、申し訳ありませんが・・・それは難しいです。」

 「こんな菓子食べない、タバコ。」

 「どんなものを差し上げましょうか?」

 「毎日吸うものがあるじゃないか。俺が毎日タバコを買ってやるのに、その程度は覚えられるんじゃないのか?お得意様に対してこんなんで商売になるのか?ちぇ。」

 日程が過ぎた案内板を片付けられなかったことが最初の失敗で、何のタバコを吸うのか知っているけれど、奴の厳しい注意にぼうっとして銘柄を訊ねたことが2番目の失敗だった、実は、前者は奴が老眼でさえなければわかるし買えないから、後者は間違えではない。しかし、このクレーマーは曖昧な状況を利用しシヒョンに腹いせをするように小言を並べて行くのだ。

 タバコを受け取ってお金を投げた後、奴は小銭をしまって外へ出て屋外テーブルでタバコを吸った。禁煙と貼ってあったけれど、預かり知ることではなく吸って吸い殻を所かまわず捨てて行く。好き勝手に迷惑なことをしながら、他人の失敗とは言えない失敗は責め立てる奴は、なるほどクレーマーの中のクレーマーだ。

 シヒョンはクレーマーが現れる8時から9時の間になると、気分が悪くなった。出入口に取り付けたベルのちりんという音と一緒にその目の飛び出した金魚のような顔が入ってくると、レジを済ませて行くまでずっと心臓がぶるぶる震えた。今日もまたどんな迷惑をしようとするのか…不安で気分が悪くなった。しかし、その時だ。ぴたっとその時間に来てタバコとスナックを買って行くのがすべてなので、彼女はそのまま隣の家に質の悪い人間が住んでいたら、時々出くわして不愉快な目に遭わざるを得ないのと同じことだと自分を慰めた。


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翻訳(韓国語→日本語) 不便なコンビニ(8)

2024-01-17 22:08:46 | 翻訳

韓国語学習のための翻訳で営利目的はありません。

著者 : キム・ホヨン

8)

 その時ちりんという音と一緒に騒がしい罵詈雑言を先頭に一群の連中がコンビニへ入ってきた。20代前半の酒気でいっぱいの女の子二人とやはり酒に酔った男の子二人だった。黄色と紫に髪を染めた女の子二人はしきりにののしりながら自分たち同士で騒ぎ、男の子は腹黒さと虚勢が混じった口調でその子達の機嫌をとっていた。どう見ても淑大生ではなく、ナムヨン駅のほうの飲み屋で一杯飲んで回ってきた子供達のようだった。

 「ええ、くそったれ、鮒形アイスモナカないじゃない!」

 「いいえ、ここあるじゃない。餅入り鮒形アイスモナカ!」

 「餅嫌い。めちゃくちゃ嫌いだってば!」

 「馬鹿。じゃ餅がない鮒形アイスモナカ、思う存分さがせ。私は栗味バーを食べよう!」

 「お前たち鮒形アイスモナカがどんなメリットがあるか知っているかい?

安くて量も多いんだよ。」

 「何だって。まだ鮒形アイスモナカ探しているの?あっ、ところでどうして栗味バーがないの?小豆を食べたいのに、ちぇ。」

 ごちゃごちゃ騒ぎながらののしる彼らの姿にヨム女史の眉間におのずとしわが寄った。我慢しなければならない。酔った子供達に何と言っても聞いてくれるはずもないし。

 「ここにババムバーがある。ババムバーでもがっついて食え!」

 「馬鹿。ババムバーは栗だってば!私は小豆を食べたいんだってば!」

 「小豆を食べて、氷小豆を食べろ。ここにあるよ!」

 「すごく寒いのに何が氷小豆だ、こんな氷小豆!」

 「何?このくそったれ何だって?あっお前のかあちゃんー」

 「こら、学生!」

 どうしても我慢できなかったヨム女史が叫んだ。そしてよその売り場でむやみにののしらずに、早く買って家へ帰れと言い放った。結局癇癪を起してしまった。ののしる子供達にアレルギー症状を見せる彼女は彼らの低俗な発言をもうこれ以上我慢できなかった。しかし、彼らはヨム女史の生徒でもきちんとした青年でもなかった。むしろ酒に酔ったごろつきだと言える。ついにヨム女史に向かってしかめ面をしたまま近づいてくる4名の悪魔になっていた。緊張したヨム女史は唾をぐっと飲み込んだ。

 先に近づいてきた、黄色く髪を染めた女の子が床に唾を吐いた。

 「ばあさん、ばあさん九尾狐かい?命いくつあるんだ?」

 「あんた達が最初に騒ぎをおこしたじゃないか。CCTVに全部でているだろう。」

 ヨム女史は努めて平常心を維持して警告した。その時紫色の女の子がヨム女史に持ってきた鮒形アイスモナカを粉々にするように投げつけた。

 「計算でもしろ。鮒の目玉が飛び出してしまう前に!」

 二人の女の子はきゃっきゃっとせせら笑いながら、ヨム女史にすぐ手出しする態勢で、男の子二人は後ろでこの光景を見てにやにや笑っていた。その時ヨム女史も殺気立った。ヨム女史は退かないことにした。

 「あんた達に売らない。私が警察を呼ぶつもりだから。」

 すると黄色の女の子が鮒形アイスモナカ一つを掴むと、ヨム女史の頭をこつんと殴った。瞬く間の展開に、ヨム女史は目だけまん丸く開けてどうしたらいいかわからなかった。

 「ばあさん。ばあさんさっき何だって?ちょっと学生?私達のどこを見て学生なのかい?くそったれの年寄はどうかするとすぐに若者を全部学生だってさ。私は学校に通っていないのよ。私はばあさんのような先生を投げ飛ばして退学させられたのよ!」

 黄色い女の子がまた鮒形アイスモナカでヨム女史の頬を殴ろうとした瞬間、ヨム女史が女の子の手首をしっかりつかんでしまった。

 「あんたお目玉をくらうよ、本当に!」

 ヨム女史はありったけの力を出して女の子の手首をつかんだ。黄色の女の子は奇声を上げて反抗したけれど、彼女の握力に勝つことはできなかった。かえってヨム女史が手を放すと反抗していた力をどうすることもできずぺたりと座り込んだ。その姿に紫色の女の子がヨム女史の肩をしっかり捕らえた。ヨム女史は反射的に女の子の長く垂らした髪を握って鮒形アイスモナカが載っている計算台の上に押さえつけた。

 「鮒の目玉にするって?それが年上に対して言うことか?」

 ヨム女史は、紫色の女の子のあがきにも、しばらく頭を揺さぶってぐいっと力を抜いてから放してやった。すぐに女の子はぼうっとした表情で浅く息を吐いて咳をし続けた。すると、野郎どもの表情が険しくなった。ヨム女史は急いで有線電話の受話器を下ろした。このままほったらかしにして時間がたてば近くの地区隊に自動で連結される。

 「まったく年寄がくたばって気がおかしくなったよ!」

 男の子の一人がレジスターを潰すように飛び掛かった。驚いたヨム女史が計算台の隅に退いた。すると野郎はにやりと笑って受話器を取って有線電話機に載せた。

 「どうしてコンビニのアルバイトをしたことがないと思うんだよ?受話器をどうして下ろさないんだ?警察を呼んでどうするつもりだ?」

 失敗だった。受話器を下すよりレジの緊急ボタンを押さなければならなかった。野郎はもう一度にんまりとして一行に叫んだ。

 「や!かっさらえ!CCTV録画機を取ればいい。金も取ってしまえ!」

 ヨム女史は背筋が冷たくなるのを感じながら少しも動けなかった。男の子達が興奮したまま奇声を張り上げ始めて女の子達はレジに飛びついた。怯えたヨム女史はどうしたらいいかわからず手だけ震えていた。

 その時ちりんという音とともにドアが開いて誰かが入ってきた。

 「や・・・い・・・犬畜生!」

 雷が落ちるような声だった。男の子達と女の子達の視線が一瞬ドアに向かった。ヨム女史が振り返って見ると、ドッコさんだった。明らかにドッコさんだった。

 「お年寄りにこの・・・これはなんという真似だ!」

 りんりんと大声を出したドッコさんは、ぶつぶつつぶやきながら話していたホームレスの男でも、及び腰で動いていた病気の熊のような姿でもなかった。ヨム女史は救援の軍隊が降臨したようにドッコさんを見て感嘆するばかりだった。しかし、若いごろつきどもの目にはドッコさんが決してそう見えないようだった。

 「何だ、この犬の骨!あっ、臭い。」

 「こいつホームレスじゃない?畜生汚い。ついてないな。」

 男の子達が同時にドッコさんに飛びかかった。ドッコさんは彼らを相手に体で持ちこたえた。話そうとしながらドアをふさいで二人の攻撃を全身で受け止めたのだった。男の子達はドッコさんが防御で一貫すると、更に乱暴に拳骨で殴った。一方ドッコさんはもうすでにボールのように体を丸めてドアの前にしゃがみこんだまま微動だにしなかった。

 しばらく悪罵と殴打が続いていた中、サイレンの音がした。女の子達がまず気づいて男の子達も慌てたのがはっきり見えた。彼らはドッコさんを押しのけて出ようとしたが、ドアの前に巨大な障害物のように頑張っている彼を押しのけることができないまま、鼻をしっかり捕まえるだけだった。

 「わぁ、くそったれ退け!退けって!!うんこのような奴だ!!」

 奴らのあがきは制服の男二人が現れるやついに止んだ。その時になって初めてヨム女史は苦しい心臓を鎮めることができた。のろのろ起き上がって警察官にドアを開けてやるドッコさんのとても大きくどっしりしている背中が目に入ってきた。その時頭を回したドッコさんが彼女に向かって苦笑して見せた。初めて見る彼の笑顔は目の周りから流れ落ちる血で見分けがつかなかった。それでもドッコさんは気にかけず血が付いた笑顔を作って見せた。

 警察署では奴らの両親のうち一人の中年の男が到着して、脹れてつぶれたドッコさんの顔を見て金銭合意を提案した。驚くことにドッコさんはお金の代わりに別の要求をした。彼は酒がまだ覚めないまま座っている4人に近づいて両手を上げろと言った。奴らは初め躊躇したが中年の男が𠮟りつけると、直ちに小学生が立たされるように腕を上にあげなければならなかった。

 南大門警察署を出てヨム女史はドッコさんと一緒に夜明けの南大門市場を歩いた。一人二人商売の準備をしている商人の脇を通り過ぎて、路地の中の酔い覚ましスープの店に向かった。ドッコさんは顔に絆創膏を貼ったまま、凛々しく野菜や牛の血の入ったスープを口の中に噛まずに含んだので、彼女は可哀そうで重苦しい表情で匙と箸を持ち上げたり飲んだりした。

 「最近子供達がどんなに恐ろしいか、飛び掛かるなんて。」

 「僕も・・・二人を相手にすることはできる・・・そうじゃないですか。」

 絆創膏が勲章にでもなるように撫でまわしながら、ドッコさんが歯を剝きだした。ヨム女史は何か更に言おうとして自分のほうこそ子供達に食って掛かったことに気づいた。彼女は苦笑してドッコさんをじっと見た。

 「ありがとうございますね。」 

 「食、食事代・・・払ったのですか?」

 「勿論。ところでどうしてちょうど来たのですか?」

 「そちら様・・・夜働くこと・・・聞きました。眠くなくて・・・心配にもなって・・・来たのですよ。」

 「まあ。私はそちらがもっと心配になりますね。」

 ドッコさんはきまり悪いのか、頭をかいては再び匙と箸を使った。

 「ドッコさんが堂々と立ち向かうので若い時に喧嘩などをしたと思いました。しかし、殴られるだけだろうとは思いませんね。ちょうどパトカーが来たからよかったものの、大きなけがをするかもしれなかったですよ。」

 「警察・・・僕が呼びました。」

 「えっ?」

 「付、付近に・・・公衆電話・・・あります。子供達が喧嘩を吹っ掛けるのを見て・・・通報してきたのです・・・。殴られるのを見れば・・・警察が助けてくれるから・・・。」

 その時ヨム女史の口がぽかんと開いた。ドッコさんは良識があるだけではなく頭もいい。何よりも私のために見回りに来て代わりに殴られてくれた。瞬く間に感嘆と感動がヨム女史の頭の中に満ち溢れた。彼女は再び何事もなく頭をかきながら酔い覚ましスープを食べているドッコさんを観察した。

 「焼酎一本注文してあげましょうか?」

 ドッコさんの小さい目が大きくなった。

 「・・・本当ですか?」

 「じゃこれが最後のお酒です。これを食べてお酒を断つ条件でうちの店を見てください。」

 ドッコさんの巨大な頭が傾いだ。

 「僕、僕が・・・ですか?」

 「ドッコさん、できます。すぐ冷えるはずなので夜でも温かいコンビニにいてお金も稼いでください。いつでもいいです。」

 ヨム女史はドッコさんの目をまっすぐに見ながら答えを待った。ドッコさんは視線を避けたまま、苦しいように顔をしきりにぴくっとさせて小さい目を回して彼女をうかがった。

 「僕にどうして・・・よくしてくださるのですか?」

 「ドッコさんだから。それに私、手に負えないし怖くて夜コンビニにいられません。そちらが働いてくれませんか。」

 「僕・・・誰か・・・わからないじゃないですか。」

 「何がわからない。私を助けてくれた人ですよ。」 

 「私を私もわからないけど・・・信じることができますか?」

 「私が高校の先生として定年まで会った生徒だけで

数万名です。人を見る目があります。ドッコさんはお酒さえ断てばよく働けるでしょう。」

 しばらくドッコさんは自分の髭を軽くなでながら唇をしきりにいじった。急な提案ではあるけれど拒絶されたら面白くなかったろう。ドッコさんに手で髭をなでるのをやめて早く話せと催促したい気持ちが沸き上がった。

 その時決心したようにドッコさんがヨム女史を見た。

 「じゃ・・・一本ください・・・。一本だけ飲んで止めるのはちょっと・・・無念で・・・。」

 「そうしてください。ご飯を食べてしまったら、私が前貸してあげるからサウナに行って洗って髪も切って服も買って、どう?そうしてから夕方コンビニに来てください。」

 「・・・ありがとうございます。」

 ヨム女史は焼酎二本を注文した。すぐ出てきた焼酎一本を彼女が直接蓋を開けてドッコさんに注いでやった。そして焼酎の盃も満たした。

 二人は乾杯で雇用契約をしめくくった。


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