『そぞろ歩き韓国』から『四季折々』に 

東京近郊を散歩した折々の写真とたまに俳句。

読書感想190  スパイは泳ぎつづける

2015-12-31 18:24:35 | 小説(海外)

読書感想191  スパイは泳ぎつづける

著者     ヨアキム・サンデル

出身地    スウェーデン、ストックホルム

生年     1975年

出版年    2013年

邦訳出版年  2014年

邦訳出版社  (株)早川書房

 

☆☆感想☆☆

 1980年にシリアのダマスカスで一つのテロ事件が起きる。特殊任務のために妻子を捨てるつもりだった男は、自分の乗るはずだった車に乗った妻が爆死するのを目撃する。男は生まれて間もない娘と残される。赤ん坊は母親の祖国であるスウェーデン大使館の前に捨てられ、僻地のサンクト・アンナ諸島で祖父母に育てられる。

それから33年後、スウェーデンのウプサラ大学の博士課程で学んでいるマフムード・シャモシュは、兵役時代の旧友からのメールを受け取る。

お前を見張っている者がいるから気をつけろ。ブリュッセルで会おう。

そしてブリュッセルで再開した旧友はマフムードの目の前で殺され、マフムードも何者かに追われる羽目に陥る。

マフムードはブリュッセルの欧州議会で働いている、元彼女のクララに助けを求める。

舞台がスウェーデン、ベルギー、フランスと駆け巡る。ヨーロッパが一つの国になっていると実感する。登場人物も中東のアラブ系の移民2世、フランス人、スウェーデン人、アメリカ人と多国籍。語り手が3人いて交互に体験している状況を語る。マフムード、クララ、クララの父にあたる男だ。男の独白はほとんどアメリカでの事件のない日々を語っている。マフムードとクララは命がけの逃走劇の中で事件の真相を探らなければならない。緊迫した状況の語り部だ。

最初と33年後のテロの関係とその犯人が意外だし、肩透かしを食らう感じだ。 

にほんブログ村 写真ブログ 東京風景写真へ
にほんブログ村

 にほんブログ村 写真ブログへ
にほんブログ村

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

映画雑感9  コードネームは孫中山

2015-12-26 01:17:13 | 映画

 コードネームは孫中山

映画雑感9  コードネームは孫中山

2014年 台湾映画

監督 イー・ツー・イェン

出演 ジャン・ファイユン

   ウェイ・ハンディン

第10回大阪アジアン映画祭グランプリ受賞

 

☆☆感想☆☆☆

 2組の高校生グループが学校の倉庫にある孫中山(孫文)の銅像を盗み出そうと争奪戦を繰り広げるドタバタストーリー。 貧乏で学費も払えないアツォは学校の倉庫に放置されている孫文の銅像を盗み出して学費を捻出しようと計画を立てる。二人の仲間も引き入れて着々と準備を続けている。あるノートを拾ったことから、同じ銅像を盗み出そうという別のグループがいることに気付く。 そのノートの持ち主はアツォよりも厳しい環境に置かれている同じ高校のシャオティエンだった。 食事はスーパーの試食、夜は公園で野宿している。 同情したアツォは、共同で銅像を盗み出そうと持ち掛け、準備した道具が置いてある空き家にシャオティエンを案内し泊めてやる。翌朝、アツォが行くと、シャオティエンと準備した道具が消えている。シャオティエンに出し抜かれたと気づいたアツォは、シャオティエンを出し抜く計画を立てる。シャオティエンのグループの計画実行の夜、同じ少女アニメのキャラクターのお面をつけたアツォのグループも紛れ込む。

 今や台湾では孫文の銅像は倉庫の片隅で無用の長物の扱いを受けているのかもしれない。 泥棒計画も緻密なようで抜けていて、高校生らしい人の良さもあり、競争心もあり、抱腹絶倒だ。 しかし主演の二人とも貧乏で苦労しながら育ったように見えない。荒んだ感じがしない。大事に育てられた雰囲気がある。今は本当に豊かな時代だからだと思う。

11月に第25回映画祭TAMA CINEMA FORUMで上映。  

にほんブログ村 写真ブログ 東京風景写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 写真ブログへ
にほんブログ村

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

四季折々680  いちょう祭り3

2015-12-23 00:23:53 | まち歩き

武蔵陵墓地参道から南浅川に沿った陵南公園。

陵南公園分園のお祭り広場。

参道。パレードの最終地点。

南浅川と南浅川橋。陵南公園は両岸。

陵南公園。

福島の産直野菜。

どこかのどかなお祭り風景。

「いつしかも筑摩の祭はやせなむつれなき人の鍋の数見む」

(読人知らず『拾遺集ー雑恋』1000年頃)

鍋の数は女が通わせている男の数で、筑摩神社の祭では女は通わせている男の数だけ土鍋を奉納しなければならないとか。数を偽ると祟りがあるという。「伊勢物語」の中で発句を「近江なる」で第三句を「とくせなむ」にしてこの歌があるそうだ。

 にほんブログ村 写真ブログ 東京風景写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 写真ブログへ
にほんブログ村

 

 

 

コメント (1)
この記事をはてなブックマークに追加

四季折々679  いちょう祭り2

2015-12-22 19:39:41 | まち歩き

JR高尾駅近くの甲州街道から武蔵陵墓地の参道にかけて。

昔の原宿関所の門を再現。

中には松姫子育地蔵尊が安置されている。松姫人気健在!

八王子城など北条一族を偲ぶ武者行列。年配の方が多い。

武蔵陵墓地参道近くの甲州街道。はるかに見える山は景信山。

「相見しは大き銀杏の秋の岡金色ながすひかりの夕」(与謝野鉄幹1873年~1935年)

 にほんブログ村 写真ブログ 東京風景写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 写真ブログへ
にほんブログ村

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

四季折々678  いちょう祭り1

2015-12-21 14:21:18 | まち歩き

11月21日、22日にJR高尾駅とJR西八王子駅に近い甲州街道沿いと、陵南公園で「いちょう祭り」が繰り広げられた。写真は21日のもの。お天気に恵まれた日。

甲州街道の銀杏並木は黄葉真っ盛り。

黄色いじゅうたんを踏みしめて。

甲州街道の片側1車線でパレードが始まる。交通警官も忙しい。

じょいそーらんパレード。

「金色のちひさき鳥のかたちして銀杏ちるなり夕日の岡に」

(与謝野晶子1878年~1942年)

にほんブログ村 写真ブログ 東京風景写真へ
にほんブログ村

 にほんブログ村 写真ブログへ
にほんブログ村

コメント (1)
この記事をはてなブックマークに追加