『そぞろ歩き韓国』から『四季折々』に 

東京近郊を散歩した折々の写真とたまに俳句。

四季折々928  相模原公園の初夏

2019-07-26 21:55:12 | まち歩き

相模原公園。

入口の花壇。

ハナショウブの花の跡。

ハナショウブの最後の一輪。

ナツツバキ。

合歓木。

リョウブ。

エノキ。相模原公園の自慢の木。

わずかに残る紫陽花。

メタセコイア。

サルビア。

 りりちゃん橋。隣接する麻溝公園へ繋がる陸橋。

麻溝公園。

「涼求め メタセコイアの 木のもとへ」 (自作)

 


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読書感想264  ツシマ -バルチック艦隊遠征・壊滅―

2019-07-15 16:05:57 | 時事・歴史書

ツシマ(下)バルチック艦隊壊滅 中古書籍

読書感想264  ツシマ -バルチック艦隊遠征服・壊滅―

著者   ノビコフ・プリボイ

生没年  1877年~1944

出身地  ロシア

出版年  1933

受賞   第1回スターリン賞受賞

訳者   上脇進

出版社  (株)原書房

出版年  2004

☆☆感想☆☆☆

日露戦争の日本海海戦を描いたノンフィクション文学やそれに近い作品は日本にもある。有名なものは、司馬遼太郎の「坂の上の雲」と吉村昭の「海の史劇」である。これらは主として日本側から描いたものだ。それに対して本書はロシア側から描いたもので、実際に日本海海戦を体験したバルチック艦隊の乗組員が描いたノンフィクションである。バルチック艦隊は戦艦37隻、商船13隻を引き連れた大部隊だったが、新鋭戦艦は4隻しかなかった。日本の連合艦隊の戦艦12隻の一番古い戦艦ですら、ロシア戦艦で6番目に艦齢が若いものより2年も新しかった。機材も古く、乗組員の訓練成績も不良だった。司令官の能力がないのも周知のことだった。なにしろ北海のドイツの領海で日本艦隊の襲撃と誤認して漁船を砲撃するというのが、バルチック艦隊の初の戦果だったからだ。日本海海戦が始まる前に、戦闘能力は、ロシア1:日本1.8という予測を「新時代」紙に発表した元バルチック艦隊所属の海軍中佐もいた。そしてその情報は、喜望峰を回ってマダガスカル島に停泊していた段階で乗組員が「新時代」紙の音読を通じて知った。艦内には革命派の将校や水兵もいてロシア国内の反政府的な情報を乗組員に流していた。著者のプリボイも主計下士官で革命派。艦内に資本論を持ち込んでいた機械科将校ワシーリエフも確信犯。プリボイやワシーリエフが乗っていたのは新鋭戦艦「アリヨール」。意味は「鷲」。士官と水兵の厳しい上下関係と身分的な待遇差別からくる水兵たちの憎悪が渦巻いていて、それが爆発したのはベトナムのカムラン湾で停泊中だった。水兵たちが、病気で死んだ牛の肉を提供されるのに抗議する事態に発展し、アリヨールの艦長が譲歩して新しい牛肉を提供することで事態を収拾した。ところが、その報告を受けた司令官のロジェストヴェンスキーが自ら乗り込んできて適当に8名の水兵を選び出し「日本からいくら金をもらったんだ」と罵倒して運送船に隔離した。アリヨールが降伏したあとの艦内の無政府状態もすさまじい。艦内の公金や亡くなった艦長のお金まで主計大尉が横領し、それを目撃した水兵にも分け前を与えて口を噤ませる。そして水兵たちは将校たちの高級酒を奪ってあおる。一方、彼らが日本の戦艦に移ったとき、日本人の水兵たちが「ロスケ、ロスケ」と口々に言ってにこにこ笑っている。そして白いパンとアメリカ製のコンビーフを提供される。どんな目に遭わされるかと恐れていたロシア人はほっとして、持ってきた高級酒を日本人の衛兵にもふるまう。そして日本の戦艦と乗組員の効率的な動きを目にして、いまさらながらバルチック艦隊の非効率性に思いを致す。

敗北は必至と司令官も士官も水兵も思っていて、日本海に入っていくのがどんなに絶望的な気持ちだったかと思ってしまう。著者によれば、1時間で勝敗が決したという。バルチック艦隊の壊滅はロシア第1次革命の勃発の引き金にもなっている。捕虜収容所で士官が何人も革命派に鞍替えしている。その理由はこんな政府では戦争に勝てないという怒りからだ。

ワシーリエフは本名ウラジミール・コスチェンコといって「捕らわれた鷲」というバルチック艦隊についてのノンフィクションを発表している。 


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映画雑感22 (2019年4月~6月)

2019-07-12 14:08:22 | 映画

ポスター画像 

映画雑感22 (20194月~6月)

  レナードの朝

制作:1990年 アメリカ  監督:ペニー・マーシャル

主演:ロバート・デ・ニーロ  ロビン・ウィリアムス

面白さ:☆☆☆☆☆

コメント:医師オリバー・サックスの医療ノンフィクションをもとにしている。嗜眠性脳炎で動けない患者がパーキンソン病の薬で劇的に覚醒して喜ぶが、また薬の効力が切れてもとの状態になっていく。気の毒で胸が締め付けられる。

  7年の夜

制作:2018年 韓国    原作:チョン・ユジョン

主演:リュ・スンリョン   チャン・ドンゴン

面白さ:☆☆

コメント:幼い女の子の遺体がダムで発見される。関係者がどれもこれも情状酌量の余地がない、暗い映画。

  それだけが、僕の世界

制作:2018年 韓国  監督・脚本:チェ・ソンヒョン

主演:イ・ビョンホン

面白さ:☆☆☆☆

コメント:落ちぶれた元プロボクサーとサバン症候群の天才ピアニストの弟の物語。弟を助ける場面で、自分の体にパンチをいれられたらお金を払うし、反対だったらお金を払ってもらうと数人の不良相手にイ・ビョンホンがやりあう場面が面白かった。最初のピアノの音も素晴らしく、天才性をかんじさせた。

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韓国等ドラマ備忘録10(2019.4~6)

2019-07-07 20:55:43 | 韓国ドラマ

 

韓国等ドラマ備忘録102019.46

    製パン王キム・タック

制作:2010年 韓国  脚本:カン・ウンギョン 

主演:ユン・シウン  ユジン

面白さ:☆☆☆☆  

コメント:主人公が明るいし、パンづくりが楽しそう。

    イニョプの道

制作:2014年 韓国  脚本:チョ・ヒョンギョ他 

主演:チョン・ユミ  オ・ジホ

面白さ:☆☆☆   

コメント:原題が「下女たち」で両班からに落とされた娘の苦難を描いている。主人公を助けるオ・ジホがかっこういい。

    検事プリンセス

制作:2010年 韓国   脚本:ソ・ヒョンギョン

主演:キム・ソヨン  パク・シフ

面白さ:☆☆☆   コメント:主人公が非常識で感情移入しにくい。

    マスター・ククスの神

制作:2016年 韓国  原作:パク・イングォン

主演:チョン・ジョンミョン  チョ・ジェヒョン

面白さ:☆☆☆   

コメント:チョ・ジェヒョンの悪党ぶりが際立つ。

    夜警日記

制作:2014年 韓国  脚本:ユ・ドンユン

主演:チョン・イル  ユンホ

面白さ:☆☆☆  

コメント:スケールの大きいお化けドラマで面白かった。

    逆転の女王

制作:2010年  韓国  脚本:パク・ジウン

主演:パク・シフ  キム・ナムジュ

面白さ:☆☆☆   

コメント:主人公が主婦の役かもしれないが、もう少しきれいだとよかったのに。

    花と将軍

制作:2017年  中国  原作: 将軍在上我在下

主演:マー・スーチュン  ション・イールン

面白さ:☆☆☆☆  

コメント:女が将軍で男が花のように美しい美男子という設定が面白い。

 


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