『そぞろ歩き韓国』から『四季折々』に 

東京近郊を散歩した折々の写真とたまに俳句。

映画雑感40 (2022年1月)

2022-01-26 20:53:34 | 映画

ハーフ・オブ・イット 面白いのはこれからハーフ・オブ・イット

①メイド・イン・マンハッタン       面白さ(5点満点): ☆☆☆    

制作年・国: 2002年  アメリカ     主演: ジェニファー・ロペス

コメント: 子持ちのメイドと新進気鋭の政治家との恋。ありきたりのテーマでありきたりのハッピーエンド。

②スクール・オブ・ロック         面白さ(5点満点): ☆☆☆☆

制作年・国: 2003年  アメリカ     主演: ジャック・ブラック

コメント:  バンドから追い出されたロック歌手が補助教員になって子供たちにロックを教えてバンドを作る。ロックはストレス解消になる音楽だ。子供たちも解放されていく。

③ピッチ・パーフェクト1        面白さ(5点満点): ☆☆☆

制作年・国: 2012年  アメリカ    主演: アナ・ケンドリック

コメント:女子大学生のアカペラグループがコンテストに臨む。保守的なスタイルと革新的なスタイルの対立が生まれる。アマチュアというよりプロという水準。歌は素晴らしい。

④抱きたい関係         面白さ(5点満点): ☆☆☆☆

制作年・国: 2011年 アメリカ    主演: ナタリー・ポートマン   アシュトン・カッチャー

コメント:忙しい女医が子供時代から知っている男友達にデートとかプレゼントとか抜きの体だけの関係を提案する。

男友達が純朴でいい感じ。

⑤ラブ・アクチュアリー     面白さ(5点満点): ☆☆☆

制作年・国: 2003年 イギリス・アメリカ   主演: ヒュー・グラント

コメント:クリスマスに様々な意外性のある恋が生まれる。クリスマスプレゼントのように楽しい恋が届く。

⑥フィール・ザ・ビート     面白さ(5点満点): ☆☆☆

制作年・国: 2020年  アメリカ   主演: ソフィア・カーソン

コメント:ブロードウェイのデビューに失敗した女性が故郷のウィスコン州に戻ってくる。そこで子供たちにダンスを教えながら再起をはかる。ブロードウェイより田舎が魅力的だ。

⑦シェラ・バージェスはルーザー     面白さ(5点満点)☆☆☆

制作年・国: 2018年  アメリカ      主演: シャノン・パーサー

コメント:超肥満体の女子高校生は全くもてない。好きな男の子と勘違いで電話だけで交際することになる。超肥満体の女子高校生が愛らしい。

⑧キスから始まる物語1・2・3     面白さ(5点満点)☆☆☆☆

制作国・年 :  アメリカ 1: 2018年 2: 2020年 3: 2021年  主演:ジョーイ・キング

コメント:母親同士が親友で同じ日に同じ病院で生まれた男の子と親友になって過ごしてきた女子高校生。男の子の兄が高校一のイケメンでもてる。女子高校生もその兄に惹かれるが、弟との関係も大事にしたい。若草物語のジョーとローリーより緊密な関係だが、恋人に発展させない。それは謎だ。事実上の三角関係だ。女子高校生が体はグラマーだが、顔がいまいちよくない。出てくる男の子たちはどの子もイケメンだ。特に兄はすごいイケメンで、釣り合う女の子がいないぐらいだ。

⑨ハーフ・オブ・イット  面白いのはこれから    面白さ(5点満点)☆☆☆☆☆

制作年・国  : 2020年  アメリカ       主演: リ―ア・ルイス  ダニエル・ディーマー

コメント:中国系の女子高校生は才能あふれ成績優秀だが、高校でも地域でもういている存在。クラスメートの作文や宿題の代筆で稼いでいる。ラブレターの代筆を頼まれる。同性愛の問題も提起している。ラブレターの代筆を頼んだ男の子が純朴だ。 

⑩トールガール        面白さ(5点満点)☆☆☆☆

制作年・国  :2019年  アメリカ      主演: エヴァ・ミッシェル

コメント:背が高すぎて同級生から馬鹿にされている女子高校生。舞台がニューオリオンズなので、路面電車で移動している。カーニバルもあったり町の情緒があふれている。

⑪マーティン・エデン    面白さ(5点満点)☆☆☆☆

制作年・国  : 2019年  イタリア・フランス    主演: ルカ・マリネッリ

コメント:ジャック・ロンドンの自伝的小説をアメリカ西海岸からイタリアのナポリに舞台を移した映画。見ていていつアメリカへ行くのかとか思っていたが、最後までイタリアで終わった。大変な努力の人で恋が成就しなくてかわいそうだった。

⑫走れ!T高バスケット部      面白さ(5点満点)☆☆☆

制作年・国: 2018年  日本   主演: 志尊淳

コメント: 学園ものの定番。弱小な高校バスケット部が意地悪な強豪高校のバスケット部に勝つまでの話。力を合わせて目標を達成するというのは人気のあるテーマだ。

⑬チア男子             面白さ(5点満点)☆☆☆☆

制作年・国: 2019年   日本   主演: 横浜流星

コメント: 学園もの。大学に入学して男子チアサークルを結成する。6名からスタートして大学祭で演技を披露する。バック転したり空中でジャンプしたり高度な技に驚く。これも力を合わせて目標を達成していくのだが、できなくても卑下することがなく仲間も寛大なのがいい。日本の若い俳優さんを知らなかったが、これでずいぶん覚えた。

⑭君に届け         面白さ(5点満点)☆☆☆

制作年・国 :  2010年  日本    主演: 三浦春馬  多部未華子

コメント: 髪が長く、友達から貞子と呼ばれて敬遠されている女子高校生が、彼女の良さを知って友達になってくれた男子高校生との恋の顛末。三浦春馬の映画もドラマも見たことがなかったので始めて見た。とても素敵な青年だ。外国の初恋映画を見ていてこれを見ると、本当に恋愛映画なのかと思ってしまう。


にほんブログ村

にほんブログ村 写真ブログへ
にほんブログ村

 

 

 

 

 

 


読書感想307  黄昏に眠る秋

2022-01-21 21:18:02 | 小説(海外)

黄昏に眠る秋 (ハヤカワ・ミステリ文庫) | ヨハン テオリン ...の画像

著者    :   ヨハン・テオリン

生年    :   1963年

出身地   :   スウェーデン

出版年   :   2007年

邦訳出版年 :   2011年

邦訳出版社 :   (株)早川書房

訳者    :   三角和代

受賞歴   :   スウェーデン推理作家アカデミー賞最優秀新人賞

          英国推理作家協会(CWA)賞最優秀新人賞

 

☆☆感想☆☆☆

 本書はエーランド島4部作の第1作目で著者の長篇デビュー作である。第2作目の「冬の灯台が語るとき」で事件解決のヒントを出した元船長のイェルロフ・ダーヴィッドソンが、20数年前の孫の行方不明事件の謎を解いていく重要な人物になっている。5歳になるイェンスは霧の深い日に別荘から抜け出して行方不明になった。今は一人老人ホームで暮らすイェルロフの下にイェンスの靴が1足送られてくる。本土に住む娘のユリアを呼び寄せ、事件の洗い直しを始める。エーランド島を震撼させたもう一つの事件は、ニルス・カントの一連の事件だ。ニルスは島の鼻つまみ者だったが、3人を殺して逃亡し、20年後に棺に入れられて戻ってきて埋葬された。イェンスの行方不明事件より10年前のことだ。風光明媚なエーランド島は産業は廃れているが、夏の別荘やキャンプ場がにぎわっている。余談だが、本土の製材所が日本にまで材木を輸出していると自慢する場面があった。地の果てまでという感覚なのかと面白かった。事件の顛末も面白いが、第2次世界大戦やスウェーデンの土地柄が興味深かった。ソ連から逃げてきたドイツ軍の敗残兵をスウェーデン政府がソ連に引き渡したりしていたこととか、飲む酒はワインとか、船乗りでもあまり泳げないとか。霊感のある人の話や昔話に出てくる小人の目撃談とか恨みを持つ霊を感じるとか、おどろおどろしい雰囲気もたっぷりある。


にほんブログ村

にほんブログ村 写真ブログへ
にほんブログ村


四季折々1019  新年の高尾山

2022-01-14 20:53:17 | まち歩き

高尾山の薬王院に10日遅れの初詣。雪も溶け人も少なく暖かい冬晴れの一日。

ケーブルカー乗り場。ほとんど乗客がいない。

眼下に八王子市内。

スカイツリーに新宿の高層ビル群を遠望。

こなら。

参道に入る。

薬王院到着。

奥の院。

奥の院から見た本堂。

大天狗。

小天狗。

京王電鉄の奉納物。

厄除開運。いつもは行列をつくっているが、今日は誰もいない。

千両かな?

男坂。

女坂。

「いかに寝ておくるあしたにいふことぞ昨日を去年(こぞ)と今日(けふ)を今年と」(小大君 『ご拾遺集 1086年』)


にほんブログ村

にほんブログ村 写真ブログへ
にほんブログ村


読書感想306  冬の灯台が語るとき

2022-01-07 21:56:35 | 小説(海外)

冬の灯台が語るとき

著者    :  ヨハン・テオリン

生年   :  1963年

国籍   :  スウェーデン

出版年  :  2008年

受賞    :  スウェーデン推理作家アカデミー賞最優秀長篇賞、CWA賞インターナショナル・ダガー賞、

        「ガラスの鍵」賞

邦訳出版社:  (株)早川書房

邦訳出版年:  2017年

訳者   :  三角和代

 

☆☆感想☆☆☆

スウェーデンの南東部のバルト海に面したエーランド島が物語の舞台となっている。エーランド島は本土と橋で結ばれている。夏の別荘地になっていて冬は無人の別荘が多い。その中でもさらに人里離れた島の東部のウナギ岬という海岸に二つの灯台がある。その南北の灯台を管理するための屋敷もある。今は灯台は自動化され灯台守も屋敷に住んではいない。無人になっていた屋敷を買ってストックホルムから移ってきた一家がいる。夫のヨアキムはストックホルムでの仕事があり、妻カトリンと幼稚園に通う二人の子供が先に来て住んでいた。そんなある日、灯台の下の海でカトリンの遺体が見つかる。海岸に怪しい足跡がないことから、事故か自殺と警察は判断する。

事件を担当する若い女性警官、ティルダ・ダーヴィッドソン。

その大叔父でエーランド島の元船長、イェルロフ・ダーヴッドソン。

警察学校の教官、マルティン・オルクイスト。

うなぎ岬の近くにボートハウスを持っている若者、ヘンリク・ヤンソン。

カトリンの母で画家のミルヤ・ランベ。

カトリンの祖母で画家のトルン・ランベ。

冬の渦雪という吹雪がすさまじい、北極圏に近い所だと痛感する。スウェーデンらしいと思ったのは未婚の母が、捨てた相手に対して恨みつらみがなく恋愛関係としてあっさりしていること。古い家を購入して自分たちで何年もかけて改修していくこと。気の長い習慣だが楽しい習慣だ。


にほんブログ村

にほんブログ村 写真ブログへ
にほんブログ村