『そぞろ歩き韓国』から『四季折々』に 

東京近郊を散歩した折々の写真とたまに俳句。

映画雑感29  2020年6月~9月

2020-09-29 21:10:04 | 映画

1.私の中のあなた  ☆☆☆☆

2019年アメリカ制作 監督 ニック・カサヴェス

主演 キャメロン・ディアス

コメント: 白血病の姉のドナーとなるため生まれた妹が11歳になってこれ以上の臓器提供を拒否すると両親を告訴する。ハートウォーミングムービー。それぞれの立場がわかって感動的だ。

2.殺人者の記憶法  ☆☆

2017年韓国制作 監督 ウォン・シニョン

主演 ソル・ギョング  キム・ナムギル

コメント:昔連続殺人をしていた男がアルツハイマー病にかかりながらも、偶然かかわりを持った男に殺人犯の気配を感じる。新しい連続殺人が自分の仕業なのかその男の仕業なのか、自分でもわからなくなる恐ろしさ。

3.目撃者  ☆☆☆

2018年韓国制作 監督 チョ・ギュジャン

主演 イ・ソンミン

コメント:マンションの自宅の窓から殺人の現場を見てしまった男。自己保身に走ったツケが大きかった。

4.探偵はBARにいる3  ☆☆☆

2017年日本制作  監督 吉田照幸

主演 大泉洋 松田龍平

コメント:札幌の繁華街ススキノを舞台にした探偵もの。松田龍平のとぼけた助手ぶりがいい。

5.ナイブズ・アウト  ☆☆☆

2019年アメリカ制作  監督 ライアン・ジョンソン

主演 ダニエル・クレイグ  アナ・デ・アルマス

   クリストファー・プラマー

コメント:舞台はニューヨーク郊外の大豪邸だが、イギリスの貴族の屋敷を連想させる。大富豪のくせのある老人はプラマーがはまり役だ。すぐ死んでしまって登場する機会が少ないのが残念。

6.ゴーンガール ☆☆☆

2014年アメリカ制作  監督デヴィッド・フィンチャー

主演 ベン・アフラック

コメント:突然妻が消え、夫は失踪した妻の殺人容疑者にされる。妻の罠から抜け出せないアリ地獄のような苦しさ。

7.エノーラ・ホームズの事件簿 ☆☆☆

2020年イギリス制作  監督 ハリー・ブラッドビア

主演 ミリー・ボビー・ブラウン

コメント:シャーロック・ホームズの妹の登場。預けられた寄宿学校を抜け出し失踪した母親を捜しにロンドンへ。とてもかわいい16歳の少女の冒険。

8.マイノリティ・レポート ☆☆☆

2002年アメリカ制作  監督 スティーヴン・スピルバーグ

主演 トム・クルーズ

コメント:近未来に犯罪予知を高めて劇的に犯罪を減らしたが、犯していない犯罪で裁かれる人が多数出てくる。犯罪を予知する3人の霊能者を当局は厳重管理している。今だったら霊能者ではなくAIになるだろう。

9.マダム・イン・ニューヨーク ☆☆☆☆

2012年インド制作  監督 ガウリ・シンデー

主演 シュリデヴィ

コメント:インドの専業主婦が英語ができなくて家族にも馬鹿にされている。姪の結婚式のためにニューヨークに来た彼女は4週間の英語会話学校に通いはじめる。主役の女優さんが美しくてびっくり。2018年に54歳でなくなったとのこと。本当に残念。

  1. マイ・インターン ☆☆☆☆

2015年アメリカ制作  監督 ナンシー・マイヤーズ

主演 ロバート・デ・ニーロ   アン・ハサウェイ

コメント:70歳の引退したサラリーマンが通信販売のベンチャー企業にインターンとして働き始める。上司がやり手のキャリアウーマン。アン・ハサウェイは美しく、ロバート・デ・ニーロも頼りがいのある実にいい高齢者を演じている。みなの信頼を集めて職場の潤滑油になっている。

 

  1. ハナー奇跡の46日間―  ☆☆☆

2012年韓国制作  監督 ムン・ヒョンソン

主演 ハ・ジウォン イ・ジョンソク ペ・ドウナ

コメント:1991年の千葉県で行われた世界卓球選手権大会で南北朝鮮が統一チームを作って女子が優勝した実話に基づいて作られた映画とか。ハ・ジウォンは本当に運動神経がいい。卓球も様になっている。イ・ジョンソクもかわいい。ペ・ドウナもおさえた演技がうまい。


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読書感想287  眠る狼

2020-09-26 23:54:08 | 小説(海外)

読書感想287  眠る狼

著者      グレン・エリック・ハミルトン

出身地     アメリカ、ワシントン州

受賞      アンソニー賞、マカヴィティ賞、ストランド・マガ

ジン批評家賞最優秀新人賞

出版年     2015年

邦訳出版年   2017年

邦訳出版社   (株)早川書房

訳者      山中朝晶

☆☆感想☆☆

「家に帰ってきてほしい、できることなら。」というアイリッシュ・ゲール語で書かれた祖父のドノからの手紙を受け取ったバン・ショウ軍曹はドイツの陸軍基地でリハビリをしながら内勤勤務についていた。退屈していたバンは休暇を取って10年ぶりにシアトルに戻ってきた。深夜に祖父の家に着いたバンが見たものは頭から鮮血を噴き出して倒れている祖父の姿だった。そして家の裏手から慌てて駆けていく足音だった。

誰がどんな理由で祖父を殺したのか、バンの捜査がはじまる。そこでドノの職業が鍵となってくる。泥棒だが、ここ何十年と捕まらないほど腕をあげていた。ドノの仲間の密輸業者ホリス・ブラント、ジミー・コーコラン、ウィラードやドノとバーを共同経営していたアルビー・ボイランとその姪ルース、盗品を買い取る故買屋オンディーン・ロングなどをあたり始める。一方、幼馴染のディビーやその家族(妻ジュリエット、母エブリン、弟マイケル)にも慰められる。祖父の遺言を伝える弁護士エフライム・ガンツが登場してドノの泥棒技術のすべてを伝授されたバンの推理が光ってくる。

内密の会話や伝言に少数言語が使われるという設定が移民の国、アメリカらしく面白い。


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読書感想286  ボックス21

2020-09-20 01:09:43 | 小説(海外)

読書感想  ボックス21

著者    アンデシュ・ルースルンド

      ベリエ・ヘルストレム

生年    1961年  1957年

出身地   スウェーデン

出版年   2004年

訳者    ヘレンハルメ美穂

邦訳出版年 2017年

邦訳出版社 (株)早川書房

 

☆☆感想☆☆

「制裁」に続くグレーンス警部シリーズの第2作。リトアニアから売られてきた売春婦リディアがアパートの一室で鞭で打たれ意識を失った状態で発見される。ストックホルム南病院に運び込まれる。そこでは出所したばかりのヘロイン依存症の男ヒルディングがマフィアによって殺害されるという事件が起きる。グレーンス警部はかつて恋人のアンニを再起不能にした男ヨッフムが出所したことを知る。そしてリディアはある行動に出る。

いろいろな人の立場で物語が進行していく。リディア、娼婦仲間のアレナ、ヒルディング、ヨッフム、グレーンス警部、もと同僚のベングト刑事。リディアの回想が悲惨だ。東ヨーロッパからの移民だけでなく、人身売買で売られてくる人々の中で売春婦は悲惨だ。それに手を貸すスウェーデン人もいる。移民がらみの犯罪が多いのかもしれない。


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韓国・中国ドラマ備忘録15(2020年6月~8月)

2020-09-06 01:00:28 | 韓国ドラマ

恋はドロップキック!~覆面検事~」|ドラマ公式サイトの画像

番号 → 題名 → 制作国 → 制作年 → 主演 → コメント → 評価5点

1 → 少林問道 → 中国 → 2017年 → チョウ・イーウェイ

  → 明の時代に権勢をふるう権臣によって一族を皆殺しにされた青年が少林寺にかくまわれ復讐の機会を狙う。「海上牧雲記」に出てきたチョウ・イーウェイが主役を務めている。アクションは上手かもしれないが、鈍重な感じがして演技はいまいち。→☆☆☆

2 → お金の化身 → 韓国 → 2013年 → カン・ジファン  

  ファン・ジョンウム 

  → 父を殺され財産を横領された少年が記憶を失ってしまう。デブの少女が少年を気に入る。大人になって再会するも少年はやせた少女に気づかない。 

→ ☆☆☆

3 → ゴールデンタイム → 韓国 → 2012年 → イ・ソンギュン

  ファン・ジョンウム

  → 救急救命センターで働く若いインターンを中心にした医療ドラマ。

→ ☆☆☆

4 → 甘くない女たち → 韓国 → 2017年 → イ・ヨウォン

→出会うはずのない女たちが復讐のための復者クラブを結成して、夫や理不尽な人々に復讐する。 → ☆☆☆

5 → ten1,2 → 韓国 → 2013年 → チュ・サンウク

→ 特捜部に選ばれた刑事たちが難しい犯罪を解決していく。犯罪も凝りすぎていてわかりにくいし、気持ちが悪くなる。 → ☆☆☆

6 → モンスター → 韓国 → 2016年 → カン・ジファン  ソン・ユリ

→ 大病院の御曹司だった少年が父母を交通事故を装って殺される。その現場にいた少年は失明してしまい、犯人の顔をみていない。犯人によって何度も殺されかける少年を助けてくれる3人の美女。「お金の化身」と設定が似ているが、主人公のおかれている状況は一層過酷になって、サバイバル度もアップ。→ ☆☆☆☆

7 → パンドラ 小さな神の子供たち → 韓国 → 2018年 → カン・ジファン → ある島の教会で信徒の集団自殺が起きる。それから15年以上たってIQの高い優秀な刑事と予知能力のある女性刑事が一緒に殺人事件の捜査にあたる。いかにもありそうなことだと思わせるのがうまいけれど恐ろしい。→ ☆☆☆

8 → 恋はドロップキック 覆面検事 → 韓国 → 2015年 →

チュ・サンウク  キム・ソナ → 一目ぼれした女子高校生の叔父が経営するプロレスの練習場に通い始めた男子高校生は、10年たって、刑事と検事として再会する。法律で罰することのできない悪人を覆面を付けてやっつけていく。痛快だが、最終的な倒すべき相手が自分を捨てた実母の一家というのがつらい。

→ ☆☆☆☆


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