本日のEテレの番組「Rの法則」にほんの短い間だが私が出ていた(動画と静止画)。
過去にもテレビ出演はあるが、全国ネットははじめて。
といっても10代向けの、教育というよりはエンタメ系情報番組なので、専門的な話はできず、ディレクターの質問に答えただけ(大学の研究室で)。
この日の番組のテーマは「怪談」で、私は恐怖感情についての論文をネットで公開しているので、検索にひっかかったのがきっかけ。
私のこの恐怖感情の論文は、結構評判で、今までもこのテーマで、市民講座の講演、やや知的な雑誌のインタビューなどを受けてきており、実は、今月にもまたこのテーマでの講演予定がある。
なぜ私にお鉢が廻ってくるのか。
おそらく、既存の恐怖感情へのアプローチは、”危険に対する反応”という行動生物学的視点に留まっているので、怪談などの”危険でない恐怖”に人が怖がりながらも楽しんでいるのを説明できない、いや関心すらないからだろう。
といっても今日の番組では、テーマである”怪談”を、”危険でない恐怖”の一例として説明することは求められなかった。
私としては、自分のオリジナリティが表現できず、煮え切らなさが残ってしまった。