今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

温泉の濃さが測れる

2015年08月26日 | 計測

私のもう1つの顔である”計測マン”のパワーアップはとどまるところを知らない。

今回、装備に加わったのは「マルチ水質測定器」(MJ-7200)。

今まで酸化還元電位、電気伝導率、pHをそれぞれ別個の計器で測っていたが、
これによって1つの計器でそれらが測定できる。
こちらは校正がちゃんとできるので(当たり前か)、信頼度が高い。

これを買った一番の目的は、「全溶存物質(TDS)」が測れること。
すなわち、温泉の”濃さ”が測れる。

いままでは比例関係にある電気伝導率で代用していたが、これからはダイレクトに計測できるのが嬉しい(ついでに塩分濃度も測れる)。

開封して、まず校正をしてから、家の水道などで、旧器と比較してみた。
電気伝導率を測っていたYK-23RPは数値が安定するまでに10分以上要したが、
こちらはるかに短時間で安定するので、ありがたい。

なぜ1台で異なる種類の計測ができるかというと、センサー部分が着脱式で交換できるから。
表示部分はセンサーに応じて自動的に切り替わる。

このマシンは台湾製。
なんでこの手の民生用測定器(気象計、水質計、線量計)は日本製がないんだろう。
日本製はバカ高い研究用か
あとは誰でも買う温度計レベルしかない。 

日本では、私のようにあれこれ計測する素人が極端に少ないのか。
みんな同じ行動様式だからなのか。
ご存知のように福島原発事故以降しばらくして、民生用の線量計がやっと発売されたが、
事故当初は線量計を持っている一般人はほとんどいなかった。
あわてて求めた人も、外国製しか手に入らなかった。
 その外国とは原発を稼働している国々。
すなわち、原発を稼働している国では、住民が線量計を持っていて当然なのだ。
熱中症を含む気象被害と温泉が多い日本なら、気象計と水質計も民生用で出回っていいのに。