飲食居抜きソムリエ  山田 茂  飲食を辞める始めるときのブログ                 

飲食店を希望を持って始めたり順調に多店舗化したり、内装設備に費用がかなり掛かります。その投資を回収できます。

3.飲食店を辞める時 35

2018-01-25 10:18:42 | 飲食店を辞めるとき

 飲食店をやめるとき 得するには
      早めの相談が より効果的です
      

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         ヒットを生み出すワケ  new
             V字回復した会社の 連載 7

     市場のものを店頭で売る

    そこで何をしたのかというと、「
            黒門市場全体を巨大なフードコー
            ト」にしたんですよね。店先にテ
            ーブルを出したり、店内で飲食で
            きるスペースを新設したりして、
            外国人観光客を増やすようにハー
            ド面を整備しました。また、食べ
            歩きができるように、食べ物を串
            に刺して売る店を増やしました。
            一般的に食べ歩きといえば、和菓
            子やフルーツなどをカットする店
            が多いのですが、黒門市場は違う
            。魚介類の店が多いこともあって
            、マグロのトロをその場で切って
            刺身として食べることができたり
            、ウニをその場で割ってスプーン
            で味わうことができたり、フグの
            てっさ(刺身)を注文することが
            できたり。価格は決して安くはな
            いのですが、市場にあるモノは何
            でもその場で味わうことができる
            という仕組みが、外国人観光客に
            ものすごくウケています。私も土
            曜日の昼に行ったところ、ものす
            ごく混んでいまして、ラッシュ時
            の通勤電車のなかを歩いているよ
            うな感じでした。
            (次回に続く)

 

 

            ヒットを生み出すワケ  
            V字回復した会社の 連載 6

     外国人観光客にうけて活気
     を取り戻した「黒門市場」

    川上: 商店街でも同様です。シ
    ャッター通りになっているところ
    が多いですが、中には盛り上がっ
    ている商店街もあります。そのひ
    とつが大阪にある「黒門市場」で
    す。ミナミの繁華街にある飲食店
    に食材を供給し続けただけでなく、
    地元庶民にも愛されてきました。
    ただ、景気低迷などの影響を受け
    、お客さんが減って寂れてきてい
    ました。そうした状況に対しどの
    ような手を打ったのかというと、
    「外国人観光客」に目をつけたん
    です。近くのホテルに宿泊してい
    る外国人観光客に来てもらえば、
    商店街が活気づくかもしれない。
    しかしいくら観光客が増えても見
    学されるだけなら売り上げにつな
    がらない。ちゃんと消費してもら
    わないと。

 

    ヒットを生み出すワケ  
            V字回復した会社の 連載 5

     夜、若旦那BARでもてなす

      しかし、ただ注目を集めるだけで
            はダメなんです。土湯温泉でいう
            と『若旦那図鑑』に連動するよう
            な「面白さ」が温泉街にないと、
            せっかく「面白そう」と思って来
            たお客さんもがっかりしてしまい
            ます。これでは口コミも広がって
            いきません。2016 年秋、土湯温
            泉に「若旦那BAR」がオープンし
            ました。これは若旦那たちが日替
            わりでマスターになって、カクテ
            ルや手料理を提供する「ここにし
            かない   BAR」です。それまで夜
            遅くなるとほとんどの飲食店が閉
            店し、通りが寂しくなっていた夜
            の温泉街を少しでも楽しんでもら
            うおうという思いでつくられまし
            た。このように現地に行っても「
            面白かった」と思ってもらえるよ
            うな試みが重要なのです。
            行列: 土湯温泉は、人を呼ぶこ
            とにチカラを入れただけでなく、
            受け皿にもチカラを入れたわけで
            すね。
            (次回に続く)

 

 

          ヒットを生み出すワケ  
            V字回復した会社の 連載 4

           アピール先の差別化

            行列: 「温泉街にお客さんをた
           くさん呼ぼう」となると、自然、
           食事、温泉をアピールするところ
           が多い。でも、土湯温泉はほかの
           ところがやっていないことに目を
           つけたわけですね。
           川上: その通りです。全国に温
           泉街はたくさんあって、その多く
           は「お湯がいい」「景色がいい」
          「料理がおいしい」「お湯がいい」
           といったことを訴求しています。
           しかしそんなアピールでは、誰も
           注目しません。お客さんから見る
           とどこも同じで区別がつかないか
           らです。その中で、土湯温泉は若
           旦那にエンターテインメント色の
           強い付加価値を与えたことによっ
           て、全国から注目されつつあるの
           です。
           (次回に続く)

 

          ヒットを生み出すワケ  
            V字回復した会社の 連載 3

            フリーペーパーの発行

    温泉地の旅館といえば「女将」を
    想像される人が多いのではないで
    しょうか。しかし、土湯温泉の場
    合、若旦那が立ち上がりました。
    観光客が減少しているなかで、こ
    のまま指をくわえて黙っているわ
    けにはいきません。福島学院大学
    短期大学部の学生と連携して、 5
    つの旅館の若旦那を取り上げたフ
    リーペーパー『若旦那図鑑』を発
    行しました。驚くのはその内容で
    す。「あなたにぴったりの若旦那
    は? 適性診断チャート」「若旦
    那と妄想デート!」といった形で
    、彼らをまるでアイドルのように
    取り上げています。『若旦那図鑑
    』はSNS上でも話題になって、さ
    まざまなコメントがつきました。
    最初は 5人からスタートした企画
    ですが、その後、福島県の違う温
    泉地にも広がり、若旦那の数も増
    えていきました。また、カフェを
    オープンしたり、グッズを販売し
    たり、漫画化になったりすること
    で、土湯温泉の観光客は少しずつ
    ですが回復していきました。
    (次回に続く)

 

      ヒットを生み出すワケ  
            V字回復した会社の 連載 2

          『若旦那図鑑』で人を
    呼び寄せた土湯温泉

             行列: 何らかの影響を受けて、
             業績が低迷する会社があります。
             さらに沈んでいく会社もあれば、
             浮上する会社もあります。両社
             にどのような「違い」があるの
             でしょうか。
             川上: 業績が低迷している時
             にそのまま諦めてしまうのか、
             何とかしようと立ち上がるのか
             が大きな違いだと思います。ま
             ず何かを始める。それによって
             「熱」が生まれ「物語」が始ま
             る可能性がでてきます。例えば、
             福島県にある土湯温泉をご存じ
             でしょうか。福島県市の西のは
             ずれにある山に囲まれた小さな
             温泉地です。歴史は古く地元で
             は有名な温泉地でしたが、東日
             本大震災の影響による風評被害
             で、訪れる観光客が激減し、旅
             館16軒のうち6軒が廃業や休業
             に追い込まれました。こうした
             状況に対して、土湯温泉はどう
             したか。「若旦那」を売り出す
             ことに決めたのです。
             (次回に続く)

   

 

          ヒットを生み出すワケ  
            V字回復した会社の 新連載

    「お客さんの数がどんどん減って
    いて、困っている」「売り上げの
    減少に歯止めがかからないといっ
    た悩みを抱えている人も多い。人
    気、売り上げがどんどん落ち込ん
    でいくところがある一方で、どこ
    かで底を打ち、そこから上昇して
    いくところもある。いわゆるV字
    回復できた会社とそうでない会社
    にどのような違いがあるのだろう
    か。『1行バカ売れ』(角川新書)
    『売れないものを売る方法? そん
    なものがほんとにあるなら教えて
    ください!』(SB新書)の  著者
    で、コピーライターの川上徹也さ
    んに聞いたところ「おもしろい工
    夫をして、たくさん人が来ても、
    商品を売っているところが面白く
    なければダメ。つなげることが大
    切だ」という。商品を売っている
    ところが面白くなければいけない
    ? つなげることが大切? どう
    いう意味なのか、話を聞いた。
             行列研究所
    (今回新連載です)

 

 

      ミキモトが真珠で   new
    世界一になったワケ 最終回 8

     ジュエリー一筋のブランド

          課題となっている国内での認知度
    向上や男性向け市場の開拓に注力
    している。販売面では語学堪能な
    スタッフを50年以上前から店舗に
    配置するなど、こまやかな顧客対
    応を続けている。「抜本的な解決
    策というより、一つひとつ丁寧に
    、真剣に対応してお客様になって
    いただくしかない」と吉田社長は
    話す。老舗企業の中には、主力事
    業が時代と共に変わっていった企
    業も少なくない。そんな中で、ミ
    キモトはジュエリーの販売ひとす
    じで生き残った希有な例といえる
    。幸吉が掲げた理念とそれを実現
    するための幾多の工夫が、ミキモ
    トが100年以上輝き続けるブラン
    ドに成長させたといえるだろう。
    (今回最終回有り難うござい)

 

 

     ミキモトが真珠で   
    世界一になったワケ  連載 7

         「規模を追わない」経営哲学を貫く

          経営の観点からミキモトをみれば
          、直近の2017年8月期は、銀座4
          丁目店リニューアルオープンに伴
          う費用や訪日外国人によるインバ
          ウンド需要の一服で、売上高250
          億円、営業利益 24 億円の減収減
          益決算だった。バブル期の勢いこ
          そないものの、「品質を落として
          まで規模を追う必要はない」とい
          う経営哲学を貫き、近年は売上高
          250億円前後、営業利益30億円前
          後で安定的に推移している。 201
          1 年の吉田氏の社長就任以降、ボ
          ールペンや写真立てなどの不採算
          だった小物ギフトから撤退。
          (次回最終回お楽しみに)

 

 

         ミキモトが真珠で   
    世界一になったワケ  連載 6

           世界のブランド

           また、グループで観光施設「ミキ
           モト真珠島」を運営しており、歴
           史的に価値のある真珠の展示や海
           女の潜水が行われている。過去に
           は英国のエリザベス女王をはじめ
           、各国のVIPも来館し、真珠文化
           の発信に努めている。こうした積
           み重ねによって、2012 年には世
           界ラグジュアリー協会が発表する
          「世界で最も価値のあるラグジュ
           アリーブランド100」で、日本で
           唯一「ミキモト」が選出されてい
           る。また、パリのヴァンドーム広
           場に東洋のジュエラーで唯一店舗
           を構え続けているのもミキモトだ
           。当地では店舗を出したいと思っ
           て出せるものではなく、世界に認
           められたブランドの証といえる。
           (次回に続く)

 

            ミキモトが真珠で   
    世界一になったワケ  連載 5

     独創性・創造性を常に追求

    10代目となる吉田均現社長は、「
    ミキモトは品質や伝統を守りなが
    ら、独創性・創造性を常に求めて
    きた」と話す。「品質」に関して
    は、自社で「真珠研究所」を有し
    、真珠養殖に関する研究を行って
    いる。こうした研究施設を持ち合
    わせているのは、世界のジュエリ
    ー業者でも少ない。「独創性」や
    「創造性」については、ミキモト
    は国際コンテストで賞を獲得する
    世界トップレベルのデザイナー約
    20  名を抱え、数々のデザインを
    生み出している。
    (次回に続く)

    

 

    ミキモトが真珠で   
    世界一になったワケ  連載 4

    戦争で10年間事業停止に
    追い込まれる

    順風満帆に見えたミキモトだった
    が、1930 年代に入り養殖真珠が
    普及すると、粗悪で安価なものが
    市場に出回るようになった。こう
    した状況に危機感を抱いた幸吉は
    、神戸商工会議所前の広場で粗悪
    真珠をかき集めて焼却し、日本の
    真珠の品質維持を国内外にアピー
    ルした。さらに戦時中の 1940年
    には、ぜいたくを禁止する「奢侈
    品等製造販売制限規則」が施行さ
    れ、真珠養殖事業が禁止される事
    態となった。幸吉  82歳のときで
    ある。終戦後も  GHQにより真珠
    の一般売買が禁止され、我慢のと
    きが続いた。1949年にようやく
    真珠取引が解禁されると、一転し
    て真珠の輸出促進が国によって図
    られ、ミキモトの復興も進んだ。
    幸吉は1954年に96歳で生涯を終
    えたが、「世界中の女性を真珠で
    飾る」という思いは今でも社員に
    受け継がれている。
    (次回に続く)

 

 

      ミキモトが真珠で   
    世界一になったワケ  連載 3

         「パリ真珠裁判」運命の判決

           こうして各国で知名度を上げてい
           く一方、天然真珠の価値低下を恐
           れた既存ジュエラーは、「ミキモ
           ト排斥」に動いた。なかでもフラ
           ンスでは、「養殖真珠は偽物か本
           物か」で訴訟にまで発展。後に語
           り継がれる1924年に決着した「
           パリ真珠裁判」だ。この裁判で学
           者から「養殖真珠は天然真珠と変
           わらないものである」と証明され
           、以後ミキモトの評判は世界でさ
           らに広まっていった。各国で開か
           れる万国博覧会では、養殖真珠で
           作った五重塔などを出品、数多く
           の賞を受けている。
           (次回に続く)

 

 

            ミキモトが真珠で   
    世界一になったワケ  連載 2

            うどん屋の長男だった創業者

            同社の創業は1899年にさかのぼ
            る。創業者の御木本(みきもと)
            幸吉は1858年、鳥羽のうどん屋
            の長男として志摩国鳥羽町(現・
            三重県鳥羽市  )に生まれた。当
            時、  志摩の名産品の天然真珠は
            乱獲により  絶滅の危機に瀕して
            いたが、幸吉は真珠の魅力に着目
            し養殖事業にいち早く着手。相次
            ぐ赤潮の被害や資金難に見舞われ
            たものの、1893年、35歳のとき
            に世界で初めて半円真珠の養殖を
            成功させた。 1899年には銀座に
            日本初の真珠専門店を開き、  こ
            の年を創業年と定めている。その
            後、1913 年のロンドン支店開設
            を皮切りにニューヨーク、パリな
            ど国際的に事業を展開。天然真珠
            に遜色ない品質ながら安価とあっ
            て人気を集めた。
            (次回に続く)

 

 

           ミキモトが真珠で   
    世界一になったワケ 新連載 1

    もうすぐクリスマス。大切な人へ
    のプレゼントを求め、宝飾店が1
    年でもっともにぎわう時期だ。
    ジュエリー大手「ミキモト」も
    例外ではない。同社は日本を代表
    する真珠製品メーカーだが、パリ
    やニューヨークなど海外にも 38
    店舗を展開。今年11 月に米トラ
    ンプ大統領夫人・メラニアさんが
    来日した際には、銀座4丁目本店
    に足を運んでいる。どうやってミ
    キモトは国内外で愛されるブラン
    ドになったのか。その歴史をひも
    とくと、困難を乗り越える工夫に
    あふれていた。
         伊佐美波 帝国バンク
    (今回新連載です)

 

 

    若者達が再生      new
     「二宮団地」   最終回  9 

    住宅問題の重要なヒントに

    住人の高齢化や空き家問題――昭
    和の時代に団塊世代向けに一括供
    給され、同世代人口の比率が高い
    団地は、日本がこれから直面する
    問題を先取りしているともいえる。
    二宮団地に関していえば、空き家
    率が40%と既に深刻な状況だが、
    こういった状況を逆手に取って、
    暮らしを楽しもうとする若い世代
    は、着実に増えてきている。また
    賃貸住宅の所有者・事業者である
    神奈川県住宅供給公社も、老朽化
    した建物をメンテナンスしたり、
    今までの原則を緩和したりといっ
    た、受け入れ体制を整えている。
    二宮団地のチャレンジには、全国
    の住宅問題を考えるうえでも重要
    なヒントがありそうだ。
    (今回最終回有り難うございます)

 

 

    若者達が再生      
     「二宮団地」    連載  8 

          新しいライフスタイル

    「セルフリノベーションした私の
    部屋の家賃は、36.94m2 の2DK
    で月に 3万円ほどです。都心なら
    駐車場を持つ金額とほぼ同額で、
    海を望む別宅を持てるのは魅力的
    だと思いますよ。お試しで住んで
    みて、こちらの暮らしが性に合え
    ば将来の移住を視野に入れるのも
    アリかもしれません」(大井さん)
    全国的に空き家の増加が問題にな
    っている一方で、東京都中心部の
    住宅価格は高騰を続けている。今
    後は東京に働く拠点を維持しなが
    ら、手ごろな価格で暮らせる郊外
    や他府県へと徐々に軸足を移し、
    “  ときどき東京に出稼ぎしつつ、
    終の住処となる地方の拠点を整え
    る“ というライフスタイルを実践
    する人も増えてくるかもしれない。
    (次回最終回お楽しみに)

 

 

      若者達が再生      
     「二宮団地」    連載  7 

            忙しい都会暮らしから距離を置く
            拠点として団地を活用

           チョウハシさんも岸田さんも、二
           宮団地に居住するが、フリーラン
           スの編集者、大井あゆみさんは東
           京の中野の住まいと二宮団地を行
           き来している2拠点居住者だ。「
           佐々木俊尚さんやナガオカケンメ
           イさんなど、多拠点居住を実践す
           る著名人を仕事で取材したことが
           あり、さまざまな拠点を行き来す
           るライフスタイルに興味を持って
           いました。また個人的な出来事と
           して、今年はじめに大分の実家を
           引き払い、両親を東京に呼び寄せ
           た経緯があります。都会は便利で
           すが、故郷を彷彿とさせるような
           自然豊かな地域にも愛着がありま
           す。今は両親も一緒にふたつの拠
           点を行き来し、都会と田舎の暮ら
           しを満喫中です」
                              (大井あゆみさん)
           政府が“働き方改革”の旗振りを行
           っていることもあり、在宅勤務を
           導入する企業も増えている。頻繁
           に都心に通勤する必要がなければ
           、住む場所も自由に選べる。大井
           さんのようなフリーランサーでな
           くても、週に何日かの田舎暮らし
           がリアリティを持つ時代になって
           きた。
           (次回に続く)

 

 

           若者達が再生      
    「二宮団地」    連載  6 

    新しい暮らし方を提案 

           「去年 7月に横須賀の工務店を辞
           めて、今後はフリーランスとして
           地域に密着したスタイルで建築や
           内装の仕事をしていきたいと考え
           ています。二宮団地で自分のリノ
           ベーション作品を発信し、かつそ
           こに住まうことで、地域とのつな
           がりが増えたらうれしいですね。
           二宮の記事で僕のことを知ったお
           客さんから発注をいただくなど、
           すでに仕事にもプラスになってい
           ます」(岸田壮史さん)若者を中
           心にセルフリノベーションの人気
           が定着しているが、都会ではリノ
           ベーション可能な物件が少ないの
           が現状。団地の内部を思い切りリ
           ノベーションして新しい暮らし方
           を発信することに、チョウハシさ
           んも岸田さんも期待感をもって取
           り組んでいるようだ。
           (次回に続く)

 

 

 

            若者達が再生      new
     「二宮団地」    連載  5    

     センスとスキルで、
     古いものを輝かせる

     募集の背景から、暮らし体験ライ
     ターのうち2名はリノベーション 
     スキルのあるチョウハシトオルさ
     ん、岸田壮史さんが選ばれた。ふ
     たりとも神奈川を拠点に活動する
     フリーランスの設計・施工技術者
     。実際に団地の一室をセルフリノ
     ベーションし、建物の古さを逆手
     に取ったクリエイティブな暮らし
     を楽しんでいる。「僕は大学でイ
     ンテリアデザインを学んでいたこ
     ろから、古いものにデザインを加
     えて再生することに興味がありま
     した。古くからあるものは時代と
     のズレが生じてしまいがちですが
     、視点を変えることで新たな魅力
     が見えてくることがあります。団
     地も部屋の使い方やコミュニティ
     運営などをリデザインすることで
     、新しい暮らし方が発見できるの
     ではないでしょうか」
     (チョウハシトオルさん)
     (次回に続く)

    

      若者達が再生      
    「二宮団地」    連載  4    

     定住以外の住居スタイル模索

    そこから一歩進めて、オリジナル
    の内装で団地をカスタマイズする
    モデルケースをつくることで、よ
    り個性的な暮らし方を発信する考
    えだ。また、“さとやまライフ”を
    打ち出していることからも伝わる
    ように、二宮団地は自然に恵まれ
    ている。しかも東海道本線や湘南
    新宿ラインを使えば横浜まで  39
    分、品川まで58分、新宿まで 72
    分と、都心の近くに位置している
    。JR 二宮駅からバスで10分前後
    と通勤にはやや不便な立地だが、
    高台に位置する団地は見晴らしが
    よく、気軽に訪れて別荘のように
    リフレッシュしたり、在宅ワーカ
    ーが集中して仕事をするための拠
    点にしたりといった用途には最適
    と考え、定住以外の居住スタイル
    も模索する。

 

 

     若者達が再生      new
    「二宮団地」    連載  3    

    団地再生のキーワードは、
    セルフリノベと多拠点居住

    「神奈川県住宅供給公社は、ふた
    つの視点から二宮団地の暮らし体
    験ライターを人選しました。ひと
    つめは、セルフリノベーションの
    スキルがある人材。ふたつめには
    、団地の他にも拠点を持ち、都市
    部と二宮団地を行き来しながら暮
    らす人材です。リノベーションと
    多拠点居住は、今後二宮団地を再
    生していくカギとなる要素だと考
    えています。ですからライターが
    率先して成功事例をつくってくれ
    ることに期待しました」(鈴木伸
    一朗さん)二宮団地は今年 2017
    年から、築  50年の老朽化した建
    物をリノベーションして賃貸する
    試みを始めており、徐々に住人が
    増え始めている。団地で想起され
    る、畳敷きの部屋やバランス釜の
    風呂といった古い設備を一新し、
    無垢材を使った清潔感のあるさと
    やま風の内装や3点給湯など現代
    の設備仕様にすることで、若い借
    り手が増えたという。
    (時期に続く)

 

 

      若者達が再生      
   「二宮団地」    連載  2    

      さとやまライフがキーワード

         そんななか、発信力のある若者を暮
         らし体験ライターとして迎えること
         で、プラス面を引き出し、マイナス
         面を乗り越えようとする団地がある
         。それが、神奈川県中郡二宮町にあ
         る「二宮団地」。“さとやまライフ”
         をキーワードに団地と地域の魅力を
         再発見・発信する再編プロジェクト
         を展開しており、暮らし体験ライタ
         ーはその一環だ。ライターたちは二
         宮団地での暮らしをブログに綴り、
         オンラインで発信している。団地を
         再生する新たな取り組みを、二宮団
         地の事務所にて推進する神奈川県住
         宅供給公社の鈴木伸一朗さんと、暮
         らし体験ライターのチョウハシトオ
         ルさん、岸田壮史(きしだ・そうし
         )さん、大井あゆみさんに話をきい
         た。
         (次回に続く)

 

 

       若者達が再生      
   「二宮団地」   新連載  1

   若者を呼び込み団地を再生!

   皆さんは“団地”という言葉に、何
   を想起するだろうか。懐かしい昭
   和の香りや、家族やご近所さんと
   の親しい人間関係、ゆったりとし
   た共用敷地。そんなプラスのイメ
   ージを持つ人もいるかもしれない。
   一方で近年の団地が抱えているマ
   イナス面に思いを馳せる人もいる
   だろう。1960年代から1980年代
   にかけて各地で団地が建設・供給
   されたが、それから約50年が経ち
   、建物の老朽化が進んでいる。日
   本の人口減少を背景に若い世代が
   入居せず、住人も高齢化している
   。実際多くの団地が膨大な空室を
   抱えて過疎化している現実がある。
     SUUMOジャーナル編集部
   (今回新連載です)

 

 

    加速する「AI型店舗」  new
   現場は、こう変わる 最終回 6

    カスタマイズ製品の普及

         スマホでおすすめ商品を紹介とい
         うと、想像できる範囲内なので、
         従来と大した違いはないと思う読
         者の方もいるかもしれない。だが
         、属性が分かっている来店者を前
         提に商品を構成することと、不特
         定多数を前提に商品を構成するこ
         とには、天と地ほどの違いがある
         。ネットの普及が始まった段階で
         は、ネットとリアルをどう融合す
         るのかが課題だった。だがAIの進
         歩によって、不特定多数を相手に
         する従来型のビジネスモデルは大
         幅に縮小する可能性が高まってき
         たといえる。多くのビジネスが、
         利用者の状況を把握した上で能動
         的に働きかける売り方に移行しつ
         つある。実店舗があるのかWebサ
         イト上の店舗なのかはあまり問題
         ではなく、誰にどのようにして商
          品を売るのかという本質の部分が
          問われている。この流れは、他の
          業界でも同じである。例えば製造
          業の分野では、 3Dプリンタの普
          及によって、高度にカスタマイズ
          された製品を安価に製造すること
          が可能となっている。スポーツ用
          品メーカーのアディダスでは、個
          人ごとにカスタマイズしたソール
         (靴底) を備えた量産品の提供を
          スタートしている。あらかじめよ
          く分かっている顧客に対して、高
          度にカスタマイズされた商品を提
          供するというスタイルは、製造業
          においても標準的となるだろう。
          (今回最終回有り難うございます)

 

 

 

         加速する「AI型店舗」  
   現場は、こう変わる  連載 5

        不特定多数ではなく
  「その人」に売っていく

       一連の取り組みにおける共通項は
         、属性が分かっている特定顧客層
         へのフォーカスである。これは従
         来型小売店とネット通販型小売店
         との対比でもある。従来の小売店
         は、商品を並べておき、不特定多
         数の顧客が来店することを「待つ
         」ビジネスであった。つまり従来
         型小売店は、受動的ビジネスとい
         うニュアンスが強い。ところがネ
         ット通販は同じ小売店といっても
         基本的な概念がまるで異なってい
         る。ネット通販企業の多くは、利
         用者を会員として囲い込み、購買
         履歴を徹底的に分析することで、
         顧客からの売上高を最大化してい
         る。場合によっては顧客の隠れた
         ニーズも見つけ出すので、かなり
         能動的なビジネスといってよい。
         つまりAIを活用した次世代型の店
         舗は、従来の小売店とは異なり、
         限りなくネット通販に近い考え方
         となる。
         (次回最終回お楽しみに)

 

 

         加速する「AI型店舗」  
   現場は、こう変わる  連載 4

    スマホアプリ開発を拡大

   店内においても、今日のおすすめ
   商品が次々にスマホに送られるほ
   か、立ち止まって見ている商品に
   ついては、詳しい商品説明が提供
   される。買い物終了後も、会員の
   属性に応じたクーポンを送付する
   などして次の来店を促す仕組みに
   なっている。ファミリーマートも
   、大株主である伊藤忠商事と共同
   でスマホ向けアプリを開発し、店
   舗情報の提供やクーポンの送付、
   さらには融資といった金融サービ
   スを提供する方針を打ち出してい
   る。このアプリはドンキの顧客向
   けにも提供されるので、ドンキと
   ファミマは一体となって動いてい
   ると見てよいだろう。
   (次回に続く)

 

   加速する「AI型店舗」  
   現場は、こう変わる  連載 3

    ドンキとAI型店舗
   の構築を目指す?

   ユニー・ファミリーマートはLINE
   と組む一方で、ディスカウントス
   トア大手のドン・キホーテ(以下
   、ドンキ)とも資本提携を行って
   いる。ドンキとの提携は低迷する
   総合スーパーの立て直しが狙いだ
   が、中長期的にはAI型店舗の構築
   に関する協業も視野に入っている
   可能性が高い。ドンキもAIを活用
   した次世代型店舗の展開を計画し
   ているからだ。ドンキはポイント
   が使える独自の  電子マネーサー
   ビス「majica」を提供しており、
   会員数は既に500万人を突破した
   。同社のAI活用は majica の会員
   向けサービスが中心となる。同社
   がイメージしているAI型店舗では
   、majica  の会員がアプリをイン
   ストールしたスマホを持って来店
   することを前提にしている。例え
   ばクルマに乗って来店するケース
   では、店舗に近づくとアプリが店
   舗までの距離や時間を通知すると
   ともに、ゲートに到着すると顔認
   証システムを使って自動的にゲー
   トが開く。majicaの会員であれば
   、顔パスで駐車場に入れるわけだ
   。(次回に続く)

 

     加速する「AI型店舗」  
   現場は、こう変わる  連載 2

     AIを軸に融合が進む

   これはアマゾンが米国などで販売
        しているAIスピーカー「Amazon
        Echo(アマゾンエコー)」と同じ
        ような製品で、エコーは既に 250
        0万人の利用者が存在する。LINE
        はアマゾンと異なりネット通販企
        業ではないので、ウェーブは当面
        の間、単にラインのメッセージを
        読み上げたり、天気を知らせてく
        れる便利なツールにとどまるだろ
        う。ウェーブ単体では、サービス
        としてそれほど大きな意味は持た
        ない。こうした対話型AIはモノや
        サービスの販売につなげてこそ大
        きな利益になるので、今回のファ
        ミマとLINEの提携には大きな意味
        がある。例えば、対話型AIスピー
        カーをうまく活用すれば、朝出勤
        する前に、今日コンビニで買う商
        品を顧客に勧めるといったサービ
        スが簡単に実現できる。両社のサ
        ービスはAIを軸に融合が進んでい
        くことになるだろう。
   (次回に続く)

 

 

         加速する「AI型店舗」  
   現場は、こう変わる 新連載 1

   AI時代の到来で小売店も大きく変
   わろうとしている。AIを活用した
   次世代型の店舗は、従来の小売店
   のビジネスをどのように変えるの
   か。先進企業の事例を紹介しつつ
   、解説する。ファミリーマートを
   運営するユニー・ファミリーマー
   トホールディングスは2017年6月
   、IT企業であるLINEと業務提携す
   ると発表した。提携の具体的な内
   容は明かされていないが、ファミ
   リーマートにおける購買データを
   LINEが親会社のNAVERと共同開
   発したAIプラットフォーム「Clo
   va(クローバ)」で分析し、 LI
   NEのメッセージング機能を使っ
   て最適なクーポンを送付するなど
   、個人それぞれにカスタマイズさ
   れた販促活動を行うものと考えら
   れる。LINEは同時期に、対話型A
   Iスピーカー「WAVE(ウェーブ)
   」の販売も開始している。ウェー
   ブもクローバに対応しており、利
   用者が話しかけると、聞きたい音
   楽をかけてくれたり、知りたいニ
   ュースを読み上げてくれる。LIN
   Eでメッセージを送ったり、届い
   たLINEのメッセージを読み上げ
   ることも可能だ。
               加谷敬一 ITmedia
        (今回新連載です)

 

 

   「そっくりスイーツ」  new
   超老舗の仰天技   最終回 8

    7年前から、当主譲る決意

   その後、戦前に見たパリの光景の
   ように豊かな日本を実現するため
   、1965年に洋菓子の製造に着手
   。こうした進取の精神が現当主に
   引き継がれているのだろう。高田
   現社長は 50代半ばだが、2020年
   に創業 400年を迎えるにあたって
   息子に当主を譲ることを明言して
   いる。それも息子が自社ではなく
   他社に勤務していた 7年前にはす
   でに決めていたというから驚きで
   ある。いささか早すぎるのでない
   かとも考えられるが、消費者の価
   値観の多様化やSNS、ネット通販
   の発展など、時代が大きく変わっ
   たことが交代を決意した理由とい
   う。こうした変化に対応しながら
   会社の舵取りをするのは当然容易
   ではない。「ネット環境のど真ん
   中で  育ってきた今の20代の考え
   方は、息子じゃないとわからない
   」と高田社長から本音が漏れる。
   創業当時から続く伝統を守りなが
   らも、時代の流れに対する柔軟な
   精神が、商売を長く続けられる秘
   訣なのだろう。
   (今回最終回有り難うございます)

 

 

   「そっくりスイーツ」  
   超老舗の仰天技   連載 7

   祖父の背中から経営を学ぶ

   高田社長が経営者の手本としてい
   るのは、祖父の14代目当主・高田
   銀一だという。幼少の頃より、職
   人肌の父よりも祖父から「何のた
   めに商売するのか」など多くのこ
   とを学んだ。銀一は和菓子メーカ
   ーの暖簾(のれん)を守りながら
   、戦前にフランスのパリに渡るな
   ど、新しい文化を取り入れる気概
   があった。銀一は、にぎやかなシ
   ャンゼリゼ通りでおしゃれな格好
   をした人々がケーキを食べている
   光景に感銘を受け、フランス人の
   ライフスタイルを取り入れること
   を目指した。戦時中は空襲で福山
   駅前の店と工場が全焼、 5年ほど
   事業停止に追い込まれた。しかし
   、工場が地下にあったことが幸い
   し、戦後更地となった地面を掘り
   返したところ、顧客台帳や材料、
   道具、レシピが見つかった。
   (次回、最終回お楽しみに)

 

 

   「そっくりスイーツ」  
   超老舗の仰天技   連載 6

   手を抜くことは出来ない

   こうした成功を重ねても、高田社
   長は至って冷静だ。「いかにすば
   らしい商品だから作れといっても
   、売れなければ技術は継承されな
   い。きれい事だけではダメだ」と
   話す。加えて、「どの商品をつく
   るときも気持ちは同じでなければ
   ならない」と従業員に檄を飛ばす
   という。一連の商品が一時的なブ
   ームで終わることなく、愛され続
   けているのはこうした経営姿勢が
   あるからなのだろう。
   (次回に続く)

 

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