2階にある6畳間の部屋だった。
すでに布団が敷かれていたので、かろうじて腰を下ろすスペースしかない。
船に揺られ、遅くまで観光して、今日1日めいっぱい使った体にこの落ち着かない様は辛い。
布団めくっておけば良かったんだ・・・と、この写真を見て今頃そう思う。
焼尻島の宿もこういう感じだったなぁ。
浴衣は2人共大のサイズ。バスタオルは風呂場前に置かれていて自由に使える。
部屋にお茶セットの用意はなく、共同スペースに麦茶サーバー有り。
冷蔵庫も廊下にあり、共同で使う。
トイレも共同だがウォシュレット有り。
風呂場は男女別にあり、翌朝の8時まで一晩中入浴可能。
中から施錠して貸切対応も可能。
シャンプー類はDHC製品。
食事は1階の大広間で。
ここにお茶・水・ドリップコーヒーなどが置かれていたがここは食事する時以外、自由に出入り出来ないのかな?
左上、大旦那が釣った大きな黒ソイの煮つけを二人で頂く。
二人でも持て余しそうな大きさ。
宿のすぐ下の海で獲れたヘラカニ。
甲羅のHの文字が特徴のワタリガニの一種。
冷凍しておき、大きいものから客に出すので、今はもう小さいとの事。
以前、余市の南保留太郎商店で、このヘラカニの燻製を食べた事がある。
食べやすいように捌いてもらったが、毛ガニでも食べるのが面倒な私、これは苦手。
ツブ、アワビ、ゴンタマグロ、タコ、エビと豪華な刺身。
ちょっと苦手なホヤの塩辛やめかぶ。
イカのちゃんちゃん焼き。
見るからに新鮮そうなイカで、これはおいしかった。
ワカメたっぷりのウニ汁。
これが名物らしいが、カツオと昆布出しが食べ慣れた大阪人、何か出しが物足りない。
もうお腹いっぱいで食べられない。
翌朝、久しぶりにきれいな夜明けの空が部屋から見えた。
前夜食べ残したウニ汁で炊いた雑炊が出された。
朝食は6:00~食べられるので、チェックアウトは8:00前と早く出られた。
瀬棚港へ戻るフェリーは、奥尻発12:05と早いので、チェックアウトが早いのは有難い。
親子二代で営んでおられる宿で、皆さん感じがいい人達。
部屋などの設備は老年夫婦にはちょっと辛いかな。
でも、10,000円ぽっきりで、これだけ海の幸が食べられるんだから文句無し。