阪口直人の「心にかける橋」

衆議院議員としての政治活動や、専門分野の平和構築活動、また、趣味や日常生活についてもメッセージを発信します。

大切なことは国民投票で決めていいのか!?中高生ディスカッション

2012年09月01日 23時57分05秒 | 政治

 8月31日、原発の是非を問う国民投票の在り方について中高生に議論してもらう機会を国会内で作りました。IWJがインターネット中継をしてくれたので、下記にて観ることが可能です。

http://iwj.co.jp/wj/open/archives/28531

 「みんなで決めよう原発国民投票」の今井一事務局長がマイケル・サンデル役を務め、「ワールドピースクラブ」代表を務める高校一年生の富樫泰良君が集めた中高生が中心になってディスカッションを行いました。

 私自身は「国民投票」の実施を公約に掲げる候補者を民主党代表選挙の候補者として積極的に後押しすることを公言しているので、馬淵澄夫元国土交通大臣、平岡秀夫前法務大臣、桜井充前財務副大臣など代表選挙への立候補を検討していると思われる議員に声を掛け、議論に参加してもらいました。参議院で問責決議案が可決し、多くの議員が地元に帰っていると思われる中、党派を超えた10名の国会議員が参加してくれました。

 非常に印象的だったのは、高校生たちが政治、そしてマスコミを信頼していないこと、また、ディスカッションをするという文化が欠如している日本において、国民投票に対しては慎重な意見が目立ったことでした。朝日新聞やNHKの調査では8割の国民が国民投票を支持する結果が出ている一方で、衆愚政治に陥る危機を若者たちが強く持っていることに衝撃を受けました。

 また国会議員からは、桜井参議院議員は、間接民主制を補完する手段としての直接民主制の部分的な導入は必要として国民投票に積極的な声が出た一方、馬淵衆議院議員は、直接民主制の意義を認める一方で、国民の代表として国会議員が責任を果たすことの必要性も強調していました。私自身は、みんなの声を聞く政治、ひとりひとりが考えて政策決定に参加する制度を導入することが民主主義を鍛えるとして、原発の未来に関する国民の意思表明が鮮明になっている今こそ、次の首相を決める民主党代表選挙における争点にすべきとの考えも伝えました。 

 このような機会は今後も作っていきます。中高生の皆さん、そして実施に尽力してくださった関係者の皆さんに感謝したいと思います。


写真上:発起人として挨拶をする私



写真上:ディスカッションに参加した方々と。左が今井一事務局長



写真上:平岡秀夫元法務大臣も出席



写真上:コメントを述べる馬淵澄夫元国土交通大臣。筋骨隆々の体です!



写真上:桜井充前財務副大臣は、積極的な国民投票推進論者です。


写真上:閉会の挨拶をする私。