阪口直人の「心にかける橋」

衆議院議員としての政治活動や、専門分野の平和構築活動、また、趣味や日常生活についてもメッセージを発信します。

菅直人総理大臣の所信表明演説

2010年06月11日 23時07分39秒 | 政治
 今日は本会議場で菅直人総理大臣の所信表明演説を聞き、夜は、島久美子さんが参加した参議院選挙立候補予定者の方々の公開討論会に参戦して、今、帰ってきたところです。

 菅直人総理の演説は、鳩山前総理の時のようなドラマティックな演説ではなかったけれど、「強い経済」「強い財政」「強い社会保障」の一体的立て直しを目指す、明快なわかりやすいものだったと思います。私たちが追求するのは、公共事業による雇用創出でもなく、行き過ぎた市場原理主義に基く供給サイドに偏った生産性重視の経済政策でもない『第三の道』」だとして、経済社会が抱える課題の解決を、社会福祉、環境、観光、アジアの市場などの分野に新たな需要や雇用を作り出すことで目指すことを明らかにしました。

 「企業では大胆なリストラを断行して業績を回復すれば、立派な経営者として賞賛されるでしょう。しかし、国全体としてみれば、この政策によって多くの人が失業する中で、国民生活はさらに厳しくなり、デフレが深刻化しました。「企業は従業員をリストラできても、国は国民をリストラすることができない」のです。生産性を向上させる支援は必要ですが、それと同時に、需要や雇用を拡大することが一層重要なのです」これは、民主党の成長戦略のベースになる考え方です。

 民主党席が一番沸いたのは、財政健全化に向けて、与野党の壁を越えた「財政健全化検討会議」を創り、建設的な議論を共に進めようではありませんか!という呼び掛けでした。

 未来への責任として、我が国財政の危機的状況を改善するためには、こうした無駄遣いの根絶と経済成長を実現する予算編成に加え、税制の抜本改革に着手することが不可避です。現状の新規国債の発行水準を継続すれば、数年のうちに債務残高はGDP比200%を超えることとなります。そのような事態を避けるため、将来の税制の全体像を早急に描く必要があります。与党も野党もなく、消費税の増税も含めた議論を進めなくてはならないと思っています。

 鳩山政権の理想を継承し、しかし、十分な実行力を伴わなかった反省点を活かし、国民の生活を守る政治、一緒に実現していく決意です。

 
 明日は島久美子さんを応援するため、田名部匡代議員、太田和美議員、小原舞議員に参加して頂いての街頭活動を行います。自転車街宣も行います。民主党の女性パワーを皆さんにも感じて頂きたいと思います。


 写真:昨年の自転車活動。牧山ひろえ参議院議員とともに。
  

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