忖度それとも差別

年末の騒動と言えば・・・相撲協会の暴力事件の問題が一番の話題なのだろう・・・
そんな中、元横綱の日馬富士が、鳥取県警から略式起訴されたようだが・・・
前日のニュースでは、埼玉地検が「このハゲ～」の豊田真由子前国会議員を不起訴処分としたようだ・・・

何故、同じ暴力を振るった被告を、一方は起訴、一方は不起訴なのだろうか・・・被害者がいるにも関わらずと疑問に・・・
確かに怪我の状態は異なるが・・・と言うことは、実害的な不利益がなければ起訴されないということなのだろうか・・・
もし、そうだとしたら・・・怪我しない程度に暴力を振るっても問題ないと言うことかも知れない・・・（埼玉県では・・・）

　　

多分、埼玉地検が不起訴処分にしたのは、官僚出身の元国会議員と言うことで・・・忖度かも？？・・・
本来、示談もしていなくて被害者の診断書もあり、被害者からの申告があれば・・・地検は起訴すべきなのだろうが・・・
それをしないのは、被害者擁護ではなく加害者擁護しているようなもの・・・
確かに先般の選挙では、豊田元議員は、国会議員への返り咲きをすることは出来なかったが・・・それは自業自得・・・

　　

でも、そんなことは関係なく・・・被害者は、これでは、浮かばれない・・・殴られ損・・・
どうも国家権力である埼玉地検は、庶民（国民）の味方ではなく官僚や議員の味方のようだ・・・
こんな埼玉地検の判断を下すような人間を国民（県民）が否認する手立てはないのだろうか・・・

埼玉地検では、コンプライス（法令順守）なんて、まるで形だけの物なのかも知れない・・・
そして自らの地位と権力を守るための忖度や差別が働いているだけなのかも・・・（情けない）

　　

※行政を司る国会議員は、選挙で選ばれるが・・・
　行政を運営しているのは官僚・・・その進退を国民が選択することは出来ない・・・
　国会議員（大臣）が変わろうとも・・・官僚が変わらない限り、その営みは変わらないと言うことなのだろう・・・
※なお、豊田元議員の不起訴は、被害者が刑事罰を望まないことから不起訴となったものらしいが・・・
　だったら、被害者は、何故、告訴したのか？？・・・やっぱり、ここにも何らかの影の力が働いたのかも知れない・・・