大阪市立美術館 2008.11.1~12.14
大阪の後、東京-福岡と巡回予定。
「天台密教の秘仏、そろってお出まし」がサブタイトル。
秘仏は7点。国宝は多数出展されている。
この人が主役です。円珍(智証大師)です。
写真は「智証大師坐像(御骨大師)」 平安時代の作。 国宝.秘仏
円珍の遺骨が納められていると伝わる。
円珍の姿は「頂骨隆起して形、覆杯の如し」と伝わる。
まさにその通りのお姿です。
今回は、密教の神髄を伝えた円珍(智証大師)が唐から帰朝して1150年目にあたり、これを記念した特別展です。
国宝 新羅明神坐像[しんらみょうじんざぞう] 平安時代作
これも秘仏です。
円珍を三井寺に導いた神と伝わる。この独特な顔、何とも言えませんね。
重要文化財 如意輪観音坐像 平安時代
これは、西国三十三所観音霊場第14番札所の三井寺観音堂本尊です。秘仏です。
伏し目がちが何とも言えず、可愛いですね。頭の飾りは、派手です。
重要文化財 不動明王立像(黄不動尊) 鎌倉時代
今回のポスターはこれが主役です。
円珍が感得したと言う国宝・不動明王像(黄不動尊)を忠実に模刻した像です。
じゃ~。元の国宝・不動明王像はと言うと、11/26からの展示です。
知ってはいたが、スケジュールが合わないので断念。
それまでは......
重要文化財 不動明王像(黄不動尊) 鎌倉時代 滋賀・観音寺蔵
が展示されています。
残念ではありますが、実は今見ることは出来るのですよ
天王寺駅周辺で見かける、このバージョンのポスターの右側が国宝です。
展示会のカタログには収録されていますから安心してください。
普通の人には、殆ど違いが分かりませんが.....。
重要文化財 勧学院客殿障壁画 四季花木図 狩野光信筆 桃山時代
華麗です。
父・永徳の没後、狩野宗家を継いだ光信。豊臣・徳川の両家に仕え、繊細優美な画風で知られる。全部で8面ありますが、写真は右の4面。
会場には、全8面が、ドーンと展示しています。
今回、この展示に一工夫あります。
2種類の照明で鑑賞出来ます。
一つは『一般的な展覧会での照明(約6分)』、もう一つは『ろうそくのようなあかり(約3分)』で、約10分間で一周する。
でも、これが分かりずらい。
会場の案内の女性の係りの人に助けてもらいました。
「いつ変わるのですか?」
「後、4分あります」
...長いな....
そこで少しお話しました
「みなさん気づくのですか?」
「テレビで紹介されたそうで大体の方は、ご存知ですよ」
「で、みんな見てるの?」
「待てずに去る方、変わったのが分からない方が多いようです 思わず 後、一分ですよと、声をかけたくなりますね」
隣に立って、ボクの為に(笑)ずっと待ってくれました。
「ほら..変わりますよ..」
すごいですね。照明は本当に微妙に変わるだけですが..。
金箔のトーンが変わるのです。深みのある金色に変わり、他の色が浮かび上がります。
それが、昔の人が見てた色なのですね。
みなさんが行かれた時も、気のいい親切な案内の方に、遭遇することを祈ります。
ありがとう ございました。満足にお礼のあいさつも出来ずに失礼しました。
大阪の後、東京-福岡と巡回予定。
「天台密教の秘仏、そろってお出まし」がサブタイトル。
秘仏は7点。国宝は多数出展されている。
この人が主役です。円珍(智証大師)です。
写真は「智証大師坐像(御骨大師)」 平安時代の作。 国宝.秘仏
円珍の遺骨が納められていると伝わる。
円珍の姿は「頂骨隆起して形、覆杯の如し」と伝わる。
まさにその通りのお姿です。
今回は、密教の神髄を伝えた円珍(智証大師)が唐から帰朝して1150年目にあたり、これを記念した特別展です。
国宝 新羅明神坐像[しんらみょうじんざぞう] 平安時代作
これも秘仏です。
円珍を三井寺に導いた神と伝わる。この独特な顔、何とも言えませんね。
重要文化財 如意輪観音坐像 平安時代
これは、西国三十三所観音霊場第14番札所の三井寺観音堂本尊です。秘仏です。
伏し目がちが何とも言えず、可愛いですね。頭の飾りは、派手です。
重要文化財 不動明王立像(黄不動尊) 鎌倉時代
今回のポスターはこれが主役です。
円珍が感得したと言う国宝・不動明王像(黄不動尊)を忠実に模刻した像です。
じゃ~。元の国宝・不動明王像はと言うと、11/26からの展示です。
知ってはいたが、スケジュールが合わないので断念。
それまでは......
重要文化財 不動明王像(黄不動尊) 鎌倉時代 滋賀・観音寺蔵
が展示されています。
残念ではありますが、実は今見ることは出来るのですよ
天王寺駅周辺で見かける、このバージョンのポスターの右側が国宝です。
展示会のカタログには収録されていますから安心してください。
普通の人には、殆ど違いが分かりませんが.....。
重要文化財 勧学院客殿障壁画 四季花木図 狩野光信筆 桃山時代
華麗です。
父・永徳の没後、狩野宗家を継いだ光信。豊臣・徳川の両家に仕え、繊細優美な画風で知られる。全部で8面ありますが、写真は右の4面。
会場には、全8面が、ドーンと展示しています。
今回、この展示に一工夫あります。
2種類の照明で鑑賞出来ます。
一つは『一般的な展覧会での照明(約6分)』、もう一つは『ろうそくのようなあかり(約3分)』で、約10分間で一周する。
でも、これが分かりずらい。
会場の案内の女性の係りの人に助けてもらいました。
「いつ変わるのですか?」
「後、4分あります」
...長いな....
そこで少しお話しました
「みなさん気づくのですか?」
「テレビで紹介されたそうで大体の方は、ご存知ですよ」
「で、みんな見てるの?」
「待てずに去る方、変わったのが分からない方が多いようです 思わず 後、一分ですよと、声をかけたくなりますね」
隣に立って、ボクの為に(笑)ずっと待ってくれました。
「ほら..変わりますよ..」
すごいですね。照明は本当に微妙に変わるだけですが..。
金箔のトーンが変わるのです。深みのある金色に変わり、他の色が浮かび上がります。
それが、昔の人が見てた色なのですね。
みなさんが行かれた時も、気のいい親切な案内の方に、遭遇することを祈ります。
ありがとう ございました。満足にお礼のあいさつも出来ずに失礼しました。