そのころ、世に数まへられぬ古教授ありけり。

この翁 行方定めず ふらふらと 右へ左へ 往きつ戻りつ

7月24日(日)なんだか悲しいね

2011年07月24日 | 公開

 「井上宗雄先生を語る会」の発起人や関係者が集って、総締め括りの午餐会が開かれた。近所がお祭りだったせいで駅まで歩く道が混み、電車に乗り遅れて、代々木上原の集合時刻に少しだけ遅刻する。改札で故先生のお嬢さん方が待っていてくださった。

 井上先生がお好きだったというお店で、結構なコース料理をいただく。画像はオードブル。品数が多い。

 私のいただきましたメニューは、
  シャンペン
  焼きトウモロコシのピューレ入り 冷製コーンスープ
  オードブルの盛り合わせ(8種↑)
  白ワイン(シャブリ)
  地鶏もも肉のロースト スパイス風味 クスクス添え
                白ワインヴィネガートマトソース
  ガトーショコラとアイスクリーム コーヒー

 散会後、K書院のOさん、F大のYさんと新宿まで電車でご一緒する。小田急線の電車内は真っ暗であった。

 別れ際にYさんが、「今日はなんだか悲しいね」とおっしゃった。「語る会」は湿っぽくなくてとってもよかったと、いろいろな方が言ってくださったが、すべてが終わった今日は、確かになんだか悲しいのだ。Yさん、一杯いきましょうか?(まだ15:00だったが)と、よほど言い出したかったけれども、買い物がありますからと申し上げてお別れした(結局何も買わなかった…)。その時、後ろを向いた私は、泣き出しそうな顔をしていたような気がする。

 奥さまからお土産にといただいたのは、そのお店特製の「ソースキュリー」なる、要するに具の入っていないカレーみたいなものだそうだ。井上先生は本当にカレーがお好きだった。ちなみに画像に写っている証券用ボールペンは、「語る会」の受付で使用したもの。会計元締めのW先生が保管しておいて、本日の参会者に記念に配ってくださった。その残りの5本は、手配した私が頂戴した。2本は受け付けを手伝ってくれたUちゃんとK君に差し上げよう。

 …実は今、いささか屈託している。こんな小さなことで傷つくのは、我ながら修養が足らんと思うが、すべてを投げ出して壊れることができたらどんなに楽だろう…と、長いメールの返信を綴りながら、溜息がとまらない。


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