そのころ、世に数まへられぬ古教授ありけり。

この翁 行方定めず ふらふらと 右へ左へ 往きつ戻りつ

5月26日(土)なかむかし文学会

2012年05月26日 | 公開

 「なかむかし文学会」と「なかつよ文学会」の大会がかち合って、私は平委員を務める「なかつよ」へ赴くのが順当なのだが、会場が「なかむかし」が文京区、「なかつよ」が八王子と遠近極端であり、明日はどうせ「なかつよ」へ行かなければならなず、「なかむかし」においては新刊の共編者S先生が講演で本のことをお話しになるようだから、今日は「なかむかし」の方へ行くことにした。会場のムーミン大近くで昼食を摂ろうとうろうろしていたら、講演者のお一人I先生とすれ違った。ご挨拶申し上げる。

 昼食は「こむぎこ」で冷たいパスタを食う。夏野菜がしっかり入って、食べ応えがあった。ここはパスタの料が本当に多いなあ。でも、繁昌している。

 会場の胃乃上遠慮ホールに入るとすぐ資料展示があり、非行仲間のOさんが立ち番をなさっていた。まずは拝見。あっという間に見終わり、何じゃこりゃ!?  ムーミン大創立125周年記念の図書館特別展示のため、お宝は皆出払っているらしい。

 受付をしていたら、F大のYさんが…。昨日もメールのやりとりをしたばかりだ。会場に入り、Yさんと一緒に座る。鬼怒鳴門先生の講演はマイクの具合が悪かった。この遠慮ホールでは前にもそういうことがあったと記憶する。続いてのS先生の講演は、本の版元B出版を、間違えてP社とおっしゃったものだから、冷や汗が出た。後でご挨拶に言って、間違えてましたよと申し上げると、P社でも同時に編集を進めていたから混乱なさったらしい。

 第一部の最後の講演がI先生で、これは正直、すこぶるつきのつまらん内容だった。I先生、もはや官僚みたいな話しかおできにならなくなられたのかなあ? ああ、世も末である。今までに「なかむかし文学会」の大会に出て、面白かったためしは無い(その点、「おうた文学会」例会のレベルの高さは、比類が無いと思う)。私も昔、大会で研究発表させてもらったことがあるが、十二世紀は「なかむかし」ではないと、バカにされた。

 第二部のシンポジウムでは、LさんやRさんなど知り合いの発表も予定されていたが、Yさんがもう帰るというので付き合うことにした。巣鴨まで歩き、駅近くの和菓子屋の甘味処でお茶を飲んだ。Yさん巣鴨駅構内のロッカーに荷を預けてあったのをうけ出し、お~つかなびっくり度胸を定め、彼女に逢いに池袋までご一緒してお別れした。


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