そのころ、世に数まへられぬ古教授ありけり。

この翁 行方定めず ふらふらと 右へ左へ 往きつ戻りつ

6月24日(日)入子点

2012年06月24日 | 公開

 今月2度目のお茶のお稽古である。私は入子点をさせていただいた。茶巾がうまくたためなくて、冷汗をかく。

 お稽古場は、大橋茶寮近くの古美術店内のお茶室なのだが、大量の入庫があったとかで、掛物や短冊帖などをいくつか拝見した。後者は室町中期以降の、それなりの水準のものとお見受けする。三枚が掛けられる短冊掛があり、先生要りませんか?とKさんに言われたので、遠慮なく頂戴した。前回は洋酒をいただいたので、何かお返し?に買わなきゃいけないかなという気分になる(私しゃほんとに気が弱い)。まあ、箱書や掛物の文字を読んで差し上げることも多いから、いいのかなぁ。

 もみ手を、岡山広島辺では「あめらぼ」と称するのだとか。師匠、語源はポルトガル語かとおっしゃったが、もし本当に耶蘇教に由来するなら、ラテン語だろう。ラテン語に詳しいS教授に、今度うかがってみることにいたそう。

 18:00過ぎまでお稽古があって、終了後、師匠を囲み近くのファミレスでビール、ワインをいただく。興あるお話がいろいろ出た。

 帰宅すると、山口へ出張にでかけていた娘は、もう帰っていた。ようやくボーナスが出るからと、送っていただいた写本も、届いていた。いや、いい写本である。阿波国文庫の蔵書印をながめながら、振り込み用紙にところ番地と名前を書き込んだ。