透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

干支

2011-09-24 | B 石神・石仏

 
ここは安曇野市三郷、かな・・・。

■ 前稿に続き二十三夜塔を取り上げます。今回は全景写真も載せます。左が道祖神、中が馬頭観音、そして右が二十三夜塔です。このように道祖神と二十三夜塔は並べて祀られていることが多いです。



碑の右側に、嘉永五年壬子六月とあります(写真下)。



嘉永五年の下は王子(おうじ)と読んでしまいそうですが、これは干支(えと)で壬子(みずのえね)ですね。干が壬(じん、みずのえ)で、支が子(ね)。

干の方は資料を見ないと書けません。甲(きのえ)、乙(きのと)、丙(ひのえ)、丁(ひのと)、戊(つちのえ)、己(つちのと)、庚(かのえ)、・・・。続けて書いておきます。辛(かのと)、壬(みずのえ)、癸(みずのと)。これで十干。

支は子(ね)、丑(うし)、寅(とら)、卯(う)、辰(たつ)、巳(み)、・・・と十二支すべて覚えています。

還暦って、干支の干が10あって、支が12ですから、10と12の最小公倍数が60、だから60年で暦が元に還るってことなんだって気がついたのは実はそれほど前のことではないんです。 (^^ゞ

この二十三夜塔が建てられた嘉永五年を調べてみると、西暦で1852年です。この年に建築家のジョサイア・コンドルが生まれています。翌年、1853年は黒船来航の年です。調べてみると、いろんなことが分かっておもしろいです、ね。(このくらいのことは常識でしょ、なんて言わないでください、歴史にはうといので。黒船来航の年は覚えていました。)


ジョサイア・コンドルの指導を受けた辰野金吾が設計した東京駅は現在復元工事中です。今日(24日)東京して、現在の様子を見てきます。