ソフトバンクに対する評価は様々だが・・・ そんなことはこの際、関係がない!! 孫さんの決意は、同感できる、納得できる!! 原発は死んだ! 勇気のある決意である!! その前に、面白い動画を教えてもらったので、掲載する。共通項は『つむじ風』である。別に深い意味はないが、面白い。
Easter Tornadoつむじ風の中で遊ぶ人々
http://youtu.be/jvtKkrcKCng
VIDEO
すでにご存じの方も多いと思うが、ソフトバンクの孫さんが、重大な決意をなされた。これは重要で素直に理解できる。
それにしても、 この期に及んで、いまだにメディアを駆使して原発継続をプロパガンダしている。世論調査では原発容認派は、半数を超えているとでっち上げ世論調査している。
そんなはずがあるものか! この孫さんの気づきと決意は、大勢を代弁している。好き嫌いでなく、その真実の会見を注目すべきだ。 自由報道協会主催 孫 正義 記者会見
http://www.ustream.tv/recorded/14195781
</object>
その書き起こしを、以下に転載する。 少し、いや結構長いが、重要な会見である。
【転載開始】【全文書き起こし】孫正義の決意!<東日本大震災・原発問題に立ち向かう>Part1
みなさんこんにちは、書き起こし.comです。
今回は4月22日に自由報道協会が行ったソフトバンク社長の孫正義氏の会見を書き起こし/文字起こししました。
孫正義氏の熱い想いが一人でも多くの方に伝われば嬉しいです。
東日本大震災をメインテーマにして、原発の恐ろしさや、
新エネルギーの必要性など孫正義氏自身が勉強し、考えたこと、
感じたこと、そして自然エネルギー財団を私財を投じて設立した想いなどを
熱く語っています。
今まで私達が聞かされていた「原発はコスト効率が一番良い」など
実は違うということを問題提起して頂いています。
非常に勉強になる会見でしたので是非ご覧ください。
※内容が長いので、4~5回に分けてアップしていきたいと思います。
2、3日に1回ペースでアップしていきます。
まずはPart1です。
正確さよりも、読みやすさを重視しております。なので、一部省略した部分があります。
(「あー」とか「そのー」等、意味の無い発言については割愛しています。)
Ustream動画
自由報道協会主催 孫 正義 記者会見
聞き間違い、わからなかったところ等はご容赦ください。
また、当サイトでは今後、さまざまな動画をテキストに書き起こしていきます。このサイトの趣旨に賛同してくださるボランティア・スタッフを募集しておりますので、どうぞお気軽にご応募ください。応募フォームはこちら 。
<孫氏>
本日はお忙しいなかお集まりいただきましてありがとうございます。今日本はまさに国難の時だという風に認識しております。ですから・・・音がハウリングし
ている、マイクないかな。
今国難の時ですので、本当にまず被災者の皆さん本当に私も福島にいってまいりましたけれども、言葉に表せないような、胸を締め付けられるような、思いにか
られましたけども。まだまだこれから長い、長期戦になると、しかもいつ何があってもおかしくないような危険な状況が、危機的な状況が続いておる。そういう
中でございますので、わたくしが今日発言する内容、あるいは皆さんから質問を受けてお答えする内容がですね、その多くの被災者の皆さん、あるいは国民の皆
さんにとって、逆に風評被害だとか、あるいは心理的にですね、つらい思いが増してしまうとか、いうことになることがもしかしたらあるかもしれないというこ
とを大変危惧しておりますけども。
どちらのしろですね、今のこの福島の原発の状態というのは、津波によって被害を受けられた方々の悲劇・悲しみとはまた別のものの、悲劇・悲しみだろうと。
両方ともどちらがより辛いというものではありません。両方とも大変な苦しみ悲しみでございますけど、福島はさらにこれがより悪化してしまうかもしれないと
いう意味でまさに現在進行形の問題であろうという風に思っております。
もしこの福島の原発状況が仮に無事に収まったとしても、日本には50数か所の原発が未だにあると。この原発問題というのは、日本だけではなく全世界に今影
響を与える。人類にとってのチャレンジだと、試練だという風に私は受け止めております。ですからそういう意味で、この問題は原発は怖い、しかし原発は必要
なのか原発は止めるべきなのか、止められるのか。事故の問題だけではなくて、今、今日いまこの現在も世界中で、稼働している原発に対して、どう我々は考え
をもっていけばいいのかということを私この1ヶ月間本当に真剣に、1市民として悩みました、考えました。
もちろん私どもの会社にとっての本業というのは、携帯電話・インターネットそういうような情報関連の事業が本業でございますので、多くの私どものユーザー
の皆さんから震災問題だとか、原発問題に対して、何か口をはさむ暇があったら、さっさと本業の携帯電話を早くつなげとか、いうようなご批判をいただいてい
るのも重々承知しております。ですから私どもの本業の携帯電話の電波が1日でも早く、一人でも多く繋がるようにというのは、日夜私どものエンジニアを中心
にがんばっておりますし、私も先頭になって職務をやっておりますけども、おかげさまで津波・自信の直後そして大きな停電の直後は、かなり携帯のネットワー
クもやられました。しかしおかげさまで今日現在では、東北そして関東における携帯の基地局は、99%のところまで、一応ネットワークが回復して、なんとか
ですね、我々の責務を少しでも果たせるという状況になってきました。
今日は携帯のことのテーマではなくてあるいは、私どもの本業のインターネットのことではなくて、少し本業からはそれますけども、1人の人間として、日本国
民として、今日本国民の1番の心配事、1番の問題事であるという風に、私が認識している、この原発問題に対して、どういう1つの解決策が、建設的な解決策
がありうるのか、いうことで私なりの私見をまとめてみましたので、皆さんに少しご披露させていただきたいという風に思っております。それはつまり単に原発
の政策について非難をする、原発問題について非難をするというだけではなくてですね、これをどういうような現実的なエネルギー政策の転換いうものが、建設
的な解決策がありうるのかということを考えまして、その事についての私見を述べさせていただきたいという風に思います。
まず私自身ツイッターを毎日のように活用しておりますけど。昨日このツイッターで国民・国民的投票、多くの人が原発賛成か反対かということを一般の人々
に、私がつくったサイトでありません、どなたか第3者が作られたわけですけども、そこに対してですね、8500人の人が原発を縮小あるいは全廃、という意
見をもっておられる。ということが投票の結果、アンケートの結果で出ております。約4%・400人の方々が、現状の原発を維持あるいは原発をさらに推進と
いう意見を持っておられるということであります。96:4これがおそらく今現在の国民の多くの人々の意見を反映させているのではないか、という風に思いま
した。今日私これ認識して、わたくし自身も今日の昼間投票しましたけれども、このような数字も一つの参考に出ております。
ところが原発問題ですけども、ほんの1カ月前まで、わたくしは原発について、賛成論者でもなく、反対論者でもなかった。つまり意見がなかった。あまり考え
なかった。電気はあるのが当たり前、あって当たり前、という風に感じてましたし、その中に原発があるということは認識しておりましたけども、それがどのく
らい安全にあるいは危険な状態で運営されているのか、ということはまったく意識の外でありました。恥ずかしい話ですけども、そういう認識でありました。し
かしこの1ヶ月間本当に自分なりに悩んで考えこんで、いろいろな思いを巡らせましたけども、少し必死で勉強してみました。
これは今日、先ほど気づいた新聞記事なんですけども、今年の、去年1年前の新聞記事です。1年前の新聞記事で皆さん御存じだったか知りませんけども、東京
電力が福島第1原発1号機について、去年の3月運転を開始してから40年たったと、40年がたったのでそれをさらに継続して運転すべきかということについ
て審議がなされて、その状況から20年間追加して運転できるという、技術評価証を得て、今後10年間の保守管理方針を、原子力安全保安院に提出したという
記事が丁度1年前に出ておるということを今日認識しました。東電は大部分の機器・建造物は、現在の保全活動を継続することで40年以降も健全に維持できる
という風に結論を出したということで、申請をして安全保安院に認められたと受理されたと。したがってそのまま運転がなされて結果が、皆さんがご存じのとお
り大事故につながったと。
つまりこういうプロセスを経てるわけですよね。もし去年のあの時点で40年経ったからしばらく運転を見合わせたらどうかと、厳密な審査がなされて、あそこ
で運転が止まってたら、今日の事故はなかったということであります。この記事この審査の事実をどれほどの国民が認識してて、いったい全体その安全保安院あ
るいは安全委員会あるいは経産省の皆さん、東電の皆さんがですね、どれほどの厳密な審査を行って、やったのか。もちろん彼らは今回のような津波地震は、想
定外だったという風に話されると思いますけれども、それにしても私たちがつたない知識で、この間学んだことによるとですね、40年経つと圧力容器、原発の
圧力容器、圧力容器というのはついこないだまで私も単語知らなかったです。
今や日本国民、小学生ですら知ってるという単語になってしまいました。この圧力容器、内側の圧力容器が40年間中性子を、打ち続けられると圧力容器そのも
のがかなりもろくなると、したがって大きな地震だとか、あるいは停電によって、異常な熱・気圧いうものが発生するとですね、圧力容器そのものが壊れるリス
クが著しく高まるということであります。
つまりそもそも40年を突破して、これを使うべきではないということを大きく今回認識したわけでございます。つまり原発は、30年を超えたら毎回10年単
位の許認可というか審査を受けることになっているということであります。ですから日本の法令で定めてある原発の運営に対する・運転に対することが法令上義
務付けられてる。
皆さん今日本の原発が54か所ですか、あるわけですけど、これらがそもそも30年越えてるのが、どことどこかということを我々は厳密にチェックし、30年
すぎるたびにその原発が本当に安全なのかと、本当にその原発が地震確率の地震発生確率が異常に高まった地域の上にないのか。あるいはその原発がひび割れと
かあるいは配管の異常というもの、弁の異常というものが、この間見つかってなかったのかと、もう1度厳密に安全運転監査というものをするべき時期がきたの
ではないか。こういう手順をふんで我々国民は、その原発を本当に安全運転されているかどうか、される状況にあるかということを、審査できる手順があるんだ
ということを、改めて認識すべきだという風に思います。
ちなみに原発は世界中で、その廃炉になっておりますけども、いったい何年目でその原発の運転をやめたか、廃炉してるかというのがこのデータであります。平
均が22年、さっき30年で一回テスト・審査ということを申し上げましたけども、実際の世界の平均値では22年平均で、原発は廃炉になっている止めている
ということであります。40年を超えてなおかつ運転し続けている原発というのは、世界でもまれなケースということであります。だから30年たったら、一回
その原発を継続運転すべきかということを審査するルールが、日本の法令上ある、でそこをパスすると10年延長されるそうですけど。なんでパスすると10年
延長されるんだと、もちょっと短い期間でいいんじゃないか。そもそも寿命がきてるんじゃないかいうことを私はもう一回検証をならすべきだと今回のような事
故が起きたらですね、そう思うわけでございます。どちらにしろ原則40年以上の継続的この原発の運営・運転というのは非常に危険をともなうということをわ
れわれは改めて国民が認識すべきだろうという風に思います。
そこで中性子を40年浴び続けた原発が、その原子炉がですね、圧力容器が危険度が著しく高まるわけですが、今回その40年を過ぎた原発は、自動的にその運
転を一旦見合わせるという方針でいくと原発が提供する日本での電力のその発電能力ですね、容量これがどれくらになるかというとどんどん、どんどん下がって
いきます。新たにつくらなければですよ。新たに原発を新設しなければということであります。それがこの水色の線です。赤い線は今回すでに福島で事故が起き
てます。ですから原発による発電容量というのは、一気に下がっております。で福島をもう一回あれを再運転するんだということは、当然の会長・社長ですら、
あれは廃炉にならんとしょうがないでしょうねという風にすでに発言しておられますので、あれはもう廃炉だということでいきますと、いち早く原発依存度は減
ると、いうことになるわけでございます。原発に依存する度合いを新設の原発をしなければですよ、ここから新たに国民のコンセンサスがもう一回さらに原発を
新設バンバンし続けるべきだと、いうなら話は別です。今日今すぐすべての原発を止めろというのは、国内のですね、現実的な電力をまかなう、今日現在のその
社会生活をまかなうという意味で、いろんな議論があるかもしれません。仮に100歩譲って今走っている原発は、安全だと思われるもの、最低限40年未満の
ものはつづけるとして、こうなるわけですけども、そうやって原発による依存した電力というのが減っていくのならば、代替え手段代わりに何で電気をまかなう
のか、ということを当然考えないと建設的な議論にならないという風に私は思いますので、それでは建設的な代替え手段というのは何かということを真剣に考え
たわけでございます。
ちなみにですね、つい私1カ月前までは、原発というのはCO2を削減する意味で、世界中でですね、もう原発が今後の基本的王道でですね、どんどん原発は作
られているんだろうという風に思いこんでおりました。それは私の勘違いであったと、浅はかであったとこの間学びました。実は原発建設ラッシュのブームは
1980年代の半ばで終わってると、世界においては、85年くらいが世界の原発建設ラッシュのピークで、それ以降は世界では原発を新たに作るというのはど
んどん減っていて、もうほとんど作られない状況になっている。いうことです。でも私はついこの間までそのそんなイメージはどこにもなかった。これからの未
来のエネルギーは原発だろうと、なんかまるで洗脳されたかのごとく、思い込んでおりました。でも世界の現実は違った。原発依存度はどんどん減る方向にあ
る。少なくとも新設する原発はほとんどないという状況になってるんだということを先ほどの4%の原発維持・原発推進論者の方にもこの現実を一回認識してい
ただきたい。その4%の原発維持・原発推進論者の方にもう一回聞きたいのは、仮に原発と同等の経済的コストで原発よりも安全な自然エネルギーのものが作れ
るならば、それでもあなたは原発を推進しますかと。つまり4%の人は絶対原発主義者だと原発大賛成死ぬほど大好きだと、プルトニウムを吸って生きたい。そ
ういう人はその4%の中にもほんのちょっとだと思うのです。原子力浴びるたびにより健康になりますと一部の人は言っておられますけども、そういう人には
いっぱいプレゼントをしたいというぐらいですけども、そういう人はちょっと勘違いしておられるかもしれませんが、その4%の方々ですらですね、私はもし仮
に原発と同等かそれよりも、効率のよい発電方法があるならば、しかもクリーンで安全なものがあるならば、私はその原発推進論者あるいは維持論者の方々に
も、少し考えを変えてもらえるんではないかいう風に思うわけであります。
ちなみにすでに作った原発が世界で公表している電力のトータルキャパシティーというのは この赤線グラフです。でこの赤折れ線グラフのこの状況の原発発電
容量をこのままその維持したい、維持したいというとこれからどのくらい新規に原発を作らなきゃいけないのかというのが、まず新規で作るんじゃなくてです
ね、少しまだ作られてます。原発大好きな人が、少し作ってます。この人がこのまま仮に作ったとしていくと、原発に依存した発電容量は減っていきます。もし
この減るんではなくて、今原発によって作られてる電力をそのまんま維持したいと思うと、どのくらい新たに作らなきゃいけないかと、つまり40年経って寿命
がたったら、一回止める新たに作るというと、このくらい作らなきゃいけない。強烈にもう一度原発ラッシュを呼び起こさないといけない。ということでありま
す。これほど大きな事故が起きてこういうムーブメントに世界がなるかということであります。これが今からの一番重要な議論になるということですね。
私は少なくとも原発のこれほど大きな事故が起きた以上ですね、原発を最低限今ある原発今稼働している原発を運転し続ける仮にそうだとしても、安全基準だけ
はあげなきゃいけない時速120キロで走ってたと、せめてこれを100キロ時速80キロに、少し安全運転しなきゃいけない、車の車検ブレーキがきかない、
タイヤに少しひび割れている、いう状況であれば安全度合いを高めなければいけない、いうことで安全基準をこういう風にいろいろとより厳密な安全基準を高め
なければいけないという風に思います。ちなみにその安全基準を高めて、新規の原発はこれからあんまり作らないで、少なくとも作るにしても相当厳密な議論と
審査をしなければいけないということでいくとして、代わりの電力って何が1キロワットあたりの発電コストどのくらいでできるんだということで調べてみまし
た。
ここにご覧のように、エネルギー白書に出ていたグラフです。今年のエネルギー白書2010年の白書に出てるやつですね、によると太陽光が49円風力・水
力・原発が5・6円ということで、原発が一番安いという風にグラフがかかれています。エネルギー白書ですね、この白書誰が作ったんだということを、もう一
回今はもう一回チェックしなければいけないくらい不信感が出ていますが、なぜ不信感が出るか、最近は保安院とか安全人だとか小学生のなんか最近笑い話で流
行ってるのご存じですか?言ってはいけないねこれ。冗談だと思って聞いてください、冗談ですよ。僕が言ってるのではない、小学生の間で流行っている。安全
人上から読んでも下から読んでも、安全人全員あほ、下から読むと同じように安全人全員あほ (保安院) ごめんなさい保安院(保安院を安全人と言い間違え
た模様)、保安院全員あほ、上から読んでも下から読んでも、そのくらい小学生にばかにされるくらいですね、日本の保安院の安全保安院のですね、審査基準検
査の計り方がですね、日本だけ独自の計り方としてると、IAEAの計り方と全然違うじゃないかと、小学生ですら不安を抱いてるというような状況でありま
す。今のは冗談ですから忘れてくださいね。もうUstreamとかニコ動とかで流れておりますが、ともあれこれ私も信じ込んでおりました。これ本当かね、
なぜ疑っているかということであります。
原子力白書にエネルギー白書に出てるわけですよ、5・6円原子力のコストは、これが世の中の人々私も含めて多くの人々が、原発は一番安いと、だから少し怖
いけど仕方ない、思ってたわけですけども、現実は追加コストがあるんじゃないか、現実はですね。なぜかというと電力会社が自ら、設置許可申請書に記載し
た、電力会社が記載して申請した書類による原発の発電原価実数です。1980年のころから、最初の5・6円っていうのは最初のころにあったかもしれない。
でもその直後からすでに、10何円20円 15円20円のやつがずっと続いてるわけです。これ実数ですよ。私が計算したんじゃないんです。電力会社の皆さ
んが正式な原発の申請書類に出した数字です。
ですから一体全体先ほどの白書の5・6円という数字は1キロワットあたりの原発の発電原価コストがですね、5・6円というのはどういう根拠で誰が計算した
んだ。そういうことを疑いたくなるような今日こんにちだと。現にこういう風に出てるわけですね。ですから実際は先ほどのこの5・6円に対して、本当は追加
コストが隠されているじゃないかということです。ですからそれを入れると15円前後じゃないのかと。このドット見てですね、これをぜひ検証いただきたい。
もう一度、もう一度ですね。これは国民の知る権利なんです。政府の説明義務がある範囲だという風に私は思います。
太陽光のコストはどんどん下がってきている。火力は今から資源高でどんどん上がっていく。資源のエネルギーコストが上がっていくと、これは石油とか石炭で
すね。原材料費がどんどん上がってきています。事故の追加コスト、フランスでは正式にですね、もしこの事故の保険を正確に正式にその事故保険を入れるとで
すね、発生確率をかけあわせても、現在のコストに3倍かけないと、保険に入れない。事故保険そういう試算もなされてる正式にということでございます。
ですから先ほどのてんてんてんの部分ですね。コストを正式にいれると10数円+事故後のコスト今回膨大なコストが発生しますね。それはたまたま今回事故が
起きたから、コストが発生するのではなく、ああいうことを含め今後発生確率をかけあわせた、保険に入ろうとすると、原発コストはさらに3倍に跳ね上がると
いうことを、正式にフランスのほうでコメントが始まっているということであります。どちらにせよ、もはや、原発はもしかしたら他の代替え手段に対して、1
番高い原価になってしまったかもしれない。ちなみにこの水力はもしかしたら国が補填金をだして、ダムを作ってるわけですから、やんばダムだなんだ。ダムの
建設総コストは、発電コストに全額入ってないんじゃないか。もしかしたらですね。だからダムも水力というのも、本当は実はかなり高いお金についてる可能性
がある。特に日本の場合ですね。そうすると原子力が1番高くなって、火力もこれから高くなって、水力も本当のトータルコストは、ダム建設コストをフルに電
力に換算すると、実は高いかもしれない。そうするとそれ以外の新しい自然エネルギーに対して、もう一度われわれは眼を向けなければならなきゃいけないん
じゃないか。ちなみに原発の追加コストは、核の廃棄物の処理コスト、これも厳密の将来の処理コストは、フルには入ってないのではないかという風に私はつよ
く懸念しております。事故コストさらに地域対策費、いうことでこれも正式に5・6円という数字に入ってないんじゃないかということですね。ですから実は原
発は非常に高いということを私は申し上げたいということでございます。
ちなみに先ほどのコストは30年前40年前に作られた当時の人件費、当時の物価で作られたものを今日の価格に換算して出されていますが、これから新たに原
発を作らなければ原発に頼っていた電力がまかなえない。それならば今日今から新たに原発を作ると、何年もかかるわけですけども、一体いくらかかるのか。最
近のフィンランドの事例でいいますと、今建設中の原発ですが、最初の見積もりは3500億円だった。途中からどんどんどんどん、いや実はこの値段ではでき
ません。現実は1兆5000億円まで跳ね上がってる。それでもまだ完成していない。ですから新たな原発というのは実は安全対策コストというのが、非常に値
上がりしてて、非常に難しくなって、実は非常に建設コストも高くついてる。ですから建設コストを割り算しただけで、燃料費だとか廃棄物処理コストをいれる
手前ですでに1キロワットあたりすでに14円。これに燃料費・廃棄物・その他コスト入れるともうすでに新たに原発を作るというのは、ものすごい割高になっ
てるいうことを改めて再認識すべきだということであります。
【全文書き起こし】孫正義の決意!<東日本大震災・原発問題に立ち向かう>Part2
みなさん、お待たせ致しました。
自由報道協会主催のソフトバンク社長孫正義氏会見の
書き起こし/文字起こしPart2です。
前回はさすがは孫さんといえるアクセス数でサーバーに負荷がかかり
サイトにアクセスしにくい状態になってしまいました。
サイトに来て頂いたのに記事が見れなかったという方は申し訳ありませんでした。
現在もサーバーの調整を行っておりますが、今回もアクセスしづらい状態に
なってしまう可能性もあります。
一生懸命対応しておりますので、見れなかった方は時間をおいて
アクセスして頂ければと思います。
※内容が長いので、4~5回に分けてアップしていきたいと思います。
2、3日に1回ペースでアップしていきます。
今までの内容をご覧になりたい方
Part1はこちら
正確さよりも、読みやすさを重視しております。なので、一部省略した部分があります。
(「あー」とか「そのー」等、意味の無い発言については割愛する。)
Ustream動画
自由報道協会主催 孫 正義 記者会見
聞き間違い、わからなかったところ等はご容赦ください。
また、当サイトでは今後、さまざまな動画をテキストに書き起こしていきます。このサイトの趣旨に賛同してくださるボランティア・スタッフを募集しておりますので、どうぞお気軽にご応募ください。応募フォームはこちら 。
<孫氏>
これが私が全く予想だにしなかったグラフであります。アメリカの実数です。このてんてんてんの数が実数です。黄色のてんてんが原発による、1キロワットあたりの発電コストでございます。どんどん発電コストが上がっております。新たに新設していくにはですね。
自然のエネルギーの代表の一つであります、太陽光どんどんどんどんコストが下がってる。去年クロスオーバーしてる。2010年、これがおそらくちょっと皆
さんこういう話を私おとといから初めていますが、その一昨日の私のスピーチの前にこのコストが太陽光発電が、原発よりも実質安くなってきてる。アメリカで
は少なくともそうなっている。
認識してた方この中におられますか。手を挙げてみて。1人くらいですね。
認識してなかった方、原発のほうが安いだろうと思ってた方手を挙げて。でしょ、90何%の人がそうですね。97~8%の人が認識してなかった。原発のほうが安いと思い込んでたと。
これを平たい言葉でいうと、プロパガンダ。ある種の洗脳に近いということですね。こわいですよ言論の統制だとか、いろんなことをされると、真実と違うこと
を思いこまされる。たまたま勉強不足だった、それはしょうがない、それはしょうがない。でも逆のことを言い続けてる人が、構造的にいるということに大いな
る問題があるということですね。ですから去年このコストはクロスオーバーしてる。原発は高くなる一方だいうことを改めて再認識すべきだと。
高くて危険なものを誰がほしいですか。電力会社・メーカもです。ですから原発を高くても危険でも売り続けたい、思い込んでる人がそれを構造的に止められな
いでその納入し続けることができる、建設し続けることができる。40年経ってもさらに期間延長の書類をシャアシャアと通せるという構造にある。国民はほと
んど知らないまま、国民的議論がなされないまま、過ぎ去っていくということに危険構造がある。
1か月前までは仕方ない我々もあまり認識していなかった。でも事故が起きて、知ってしまった以上、知ってなおかつ行動しないということは、我々の子供に対
してのちのちの人々に対して私は罪だと、心底思うのですよね。知って構造せざるは罪である。無知であったというのは仕方ない。でもこれだけの事故があっ
て、字も読めて目も見えてテレビも見れて人の話も聞けて、尚且ついつまでも無知のままでいる。これも問題だという風に私は思うのです。心底思うのです。
それほど重大な今国民が、すべての国民の関心事として、このことは避けて通れない大テーマだと私は思うのです。私悩んでるんですよ、この1ヶ月間。そんな
ことする暇があったら早く電波早く繋げと言われてるんです。ツイッターで毎日のように書かれてるんです。 小さなハートが痛んでるんです私。本当にただでさ
えいろいろあるんですこの辺り。でもこれはもう国民的重大なしかも我々が負っている責任だと。小学校で年間20ミリで許せ。許せるかこの野郎。もう心底思
いますよね。大人が20ミリですよ。何で子供に対する配慮が0なんだ、大概にせいこの野郎。わしに一回国会でしゃべらせろ。心底思うのですよね。
ですからそういう意味で、このことはこの1ページはぜひ皆さんに覚えていただきたい、去年クロスオーバーしたんだと。そこでエネルギー政策の転換の年、今
年が2011年3月11日、2011年3月11日(3・11)これはエネルギー政策の転換の年、転換の日である、我々の歴史に刻むべき日だと。国民的議論
をすべきテーマであり日だと、心底私思うんです。
そういう意味で国民全員が安心して何万年でも住んでいける国土に取り戻そうよ。私は文句を言うだけじゃいかんと思いまして。自然エネルギー財団というもの
を作る決意をいたしました。とりあえず私の個人で全額寄付でスタートします。今年設立します。まずとりあえず10億円を寄付いたします。すでに震災の被災
者の皆さんに私個人で100億円と今後ソフトバンクの役員・グループ役員してる間のすべての報酬は被災者の皆さんに寄付をするというのは、もうすでに公表
して約束しておりますが。完全にそれ以外で新たに最低10億円を、まずこの自然エネルギー財団に寄付をして、これを今年2・3か月のうちに設立する決意し
ました。
その金額だけでは足りないのは十分承知しております。この財団はまずその金額をスタートの原資として、世界の100人を越えるトップの科学者、サイエン
ティストですね、そういう人たちの研究をいろいろと募って学んで広めて、そして日本政府に対して、政策提案をする。あるいは他の国々の政府に対して、原発
問題は地球全体に関わることですから、CO2同様に地球全体に関わることなので、世界中の科学者と意見交換をし、発表する場を設けて、そういう政策提言を
行っていきたい。そういうためのある種のシンクタンクのようなものがこの財団です。もちろんこの財団ができるだけでは、本当の自然エネルギーの普及という
わけにはいきませんので、これがまず最初のキッカケになればという意味で、議論のキッカケという意味で、この財団を作ることを決意しコミットいたします。
これを使って、いろんなどれが一番良いとか悪いとかとかいう風な結論は私の中にはまだありません。素人ですから、これから一生懸命学んでいきます。皆さん
の力もぜひお借りしたいという風に思いますけども、様々な自然エネルギーのその手法が全世界で今研究開発されておりますので、それを援助したい。
そのいくつかの例をちょっと語りますけども。太陽光発電、ご存じのように電気というのは、1日中同じように使われているわけではなくて、ピークアワー、
ピークで使ってる時と、眠っている間夜寝ている間、使ってない時がある。電気はある程度蓄電することができますけども、蓄電もそれなりのコスト、蓄電コス
トがかかりますけども、電気においての一番コストの部分というのは、実は昼間の時間が一番発電力消費量が、電力の消費量が一番大きいのが昼間の時間だ。昼
間って実は太陽がでているんじゃないかと。太陽が出ている時に実は電気を一番使っているということですけど。この電気の一番使っているピークの所のコスト
が一番高いのですね、発電コストも。一番高いところのピークを、太陽が出ている太陽でまかなったらどうかと。
もちろん太陽がないときは、石炭だとか水だとか、化石燃料の火力発電、というものをバッファーとして使う。つまり夜中だとか曇りだとか雨であります。ひと
つ日本のメガソーラーの実験の場所として山梨にありますけども。2メガワットそこのいろいろな結果を見ますと。頭のいい人は心の目でみていただきたい。こ
こに実は昼間の時間はこういう風に、もちろん太陽が出てる時は、発電をしております。曇りの時はそれがこういう風に減ります。雨になるとほとんど日が照っ
てないので太陽発電できない。太陽発電対する反対する人はほとんどこのことを理由に言います。太陽っていったって原発は1日中使えるぞ。
太陽っていったってそんなもの雨が降れば使えない、夜使えないじゃないか。そんな物に頼れるかという話がよく出てまいります。しかしですねこの曇りであ
れ、雨であれということですけども。先ほどのピークの所ありましたよね。これです。石油を1日中使っているのではなくて、足りないときは石油・石炭を使い
ます。足りない時、つまり石油とか石炭とかいうのは貯めておけるのです。必要な時に火力を起こす。
ですから曇った時に石油・石炭を使えばいいじゃないか。曇った時に、曇っている時あるいは夜中に、水力発電貯めていたやつを使えばいいじゃないか。という
ことでそういう需給バランスの調整には十分それでやれるじゃないかいうことでございます。太陽は実はこういう風に、太平洋側、太平洋側南向き側は、かなり
日本中使えるところがあるぞということであります。
太陽のこの研究開発、ソーラーパネルの研究開発、実は世界のトップ5のうちの、トップ5のうちの4社は、日本メーカーでした。これがほんの5・6年前。世
界のトップ5のうちの4社がなんと、日本メーカーだったと。しかし現在日本メーカーはシャープが3位、京セラ7位あとは番外ということでございますけど
も、せっかく元々日本は太陽エネルギーの先進国だった。ところが落ちぶれてしまったということです。
一方日本が元々メッカであったその技術を使って、他の国はどんどん太陽光発電が伸びているというであります、これドイツの事例ですね。ものすごい勢いでそ
れがもう伸びている。なぜ伸びたか。ということですけども、ここにありますように。これがカギなんですね。太陽で発電したら、電力会社が買い取ります。
余った時だけじゃなくて、その太陽で発電したら全量買い取り義務が、電力会社側にある。
つまり原子力に頼るのではなく、自然エネルギーのほうに移行させようという政府の基本的思想、ポリシーがあったからこういう風に誘導していった。ことごと
く20年とか25年これ2009年と時のデータです。一昨年ですね。40円から60円、1キロワット当たり40円から60円で買います。20年間買い続け
ます。25年間買い続けます。こういう政府の促進策がポリシーとして出された。したがって競い合って各企業が、電力会社以外の企業が、どんどん発電に回っ
た。競い合って。だから国中に太陽光発電が広まっていった。ヨーロッパの平均でも58円だということであります。
日本の今政府でも最近閣議決定されたところまで進捗してるという風に聞いておりますが、これを40円から42円。住宅用で42円、メガソーラーで40円。
それを10年とか20年という議論がされております。ただしこれが全量買い取りになるのか。本当に20年になるのか。40円でいけるのか。ということにつ
いてまだ確証がありません。
これが閣議に通ったのが、なんと今年の3月11日の午前中であります。歴史的偶然ですね。あの地震津波大きな事後がある直前の同じ日の午前に、日本の閣議
でこの方向性が通っている。不思議ですね歴史って。小説だと出来すぎだということになりますが、せっかく閣議で通っている。これを1日でも早く、国会で正
式に通してほしい。国会でいろいろな議論をされなければいけないのだろうと思います。でもこの事が国会の他のどの法案よりも真っ先に決めなければいけない
最優先事項であるということは、私間違いないと思います。
ぜひそういう意味で国民が関心を持っていただき、ヨーロッパが40円どころか40円から60円。20年どころか20年から25年。しかも最初の頃はこれが
60円とかもっと大きな金額ですね。61円固定価格買い取り制度。65円に増やした。65円に増やしたぐらいからグアーっと伸びだしたということですね。
60円とは言いません。もう少し技術革新がおきてコストダウンして、せめて40円20年。これがないとですね住宅の屋根に42円これがないと住宅の屋根で
採算が合わない。従って作らない。
今までは電力会社はこういうものを作ってもですね。買いたくないという本音がありありで、従って迎え入れる電気を発電しても、それを送電を受ける。迎え入
れるという心構えが少し欠けていたのではないかと思います。今は停電するくらい電気が足りないと言っているのだから、まさか発電した電気を受けたくないな
んていうことはないですよね、ということをぜひ電力会社の人には、今は本音でちゃんと発電したものは受けてくださいということを義務付けすべきだというこ
とであります。
<司会>
33ページってありますけど全部で何ページまであるんでしょうか。
<孫氏>
すみませんこっからちょっと巻きでいきます。
<司会>
ただいま8時52分よろしくお願いいたします。会見場のみなさまにお知らせしときますと9時30分くらいまではお時間いただけるので、質疑の時間をとらせていただきます。
<孫氏>
じゃーお詫びに10分のばします。
<司会>
ありがとうございます
<孫氏>
東日本ソーラーベルト構想。この東日本がだいぶん震災でやられて、塩害で10年間畑植えられないとい