今日は、教会暦で「灰の水曜日」にあたり、今日からレント(受難節)が始まります。
レントは、イースター(キリストの復活祭)の前日まで続きます。今年のイースターは、4月1日ですので、ちょうど3月31日の年度末までがレントになります。
レントは、イエスさんの教えを深く学ぶ期間でもあると思います。とりわけ、十字架と復活、罪の自覚と赦しなどの点について思考することは大切なことではないかと思います。また、洗礼や献身の準備期間にされているところもあるそうです。
私の恩師は、レントの期間、大好きなお肉を食べないように自分に課しているそうです。レントの期間は、「主の日」である日曜日を除く期間ですので、日曜日は食べているのかも知れませんが。
レントの最後の週は、受難週というレントの締めくくりのような一週間を過ごします。ちょうど、年度末と重なって忙しい上に、洗足木曜日とか受難日とか、イースターに備えての大事な一日一日があり、超ハードスケジュールです。
これを真面目にやろうとすると、荒行に近いものがありますが、それをすることによって達成感を得るとか、何か良いこともあると考えることも可能なのかも知れません。あるいは、敢えて普段と変わらなく過ごすというものあるのかも知れません。
いずれにしても、今日のお天気のように、空は青く晴れ渡り、大地は白く輝いているように、上も見上げて神さまの方に顔を向け、横を向いて生きとし生けるものに顔を向け、誰に対しても恥ずかしくないように生きたいものだと思います。
神さまは、人間だけではなく、あらゆる生きるものを造られたと信じるのがキリスト教です。生きとし生けるものを自分と同じように愛する心を持ちたいものだと思います。