あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

気の向くままに慶州ー雁鴨池から大陵苑へ

2008-07-29 17:41:37 | 旅行

 博物館の前は、ルドベキアと黄花コスモスの咲き乱れる美しい道。 ここをお目当てのハス畑へ向かって歩きます。



 ハス畑が見えてきました。 なにやら向こうの方を沢山の人が歩いています。 わたしたちも行ってみましょう。


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 たどり着いたところは駐車場になっていて、こんな絵地図が。 こ、これは・・・・・



 広い池と、建物跡。 先ほど博物館で見た雁鴨池と宮殿跡ではありませんか。 こんな近くにあったなんて、またまたラッキー。


 宮殿の一部を復元した建物にはいると、池を渡る風が涼しく、生き返るようでした。



 絵地図で言うとL字型の手前のはしにある建物の中から、L字型の先にある建物の写真を写しています。 昔は向こうの建物まで廊下といくつかの建物でつないでいたんですね。 わたしは何となく宇治の平等院を思い浮かべました。 平安貴族たちの住まいで、池に船を浮かべたりして遊んだという寝殿造りに似ている・・・・・。 もっとも寝殿造りはL字型ではなく左右対称ですが。  


 宮殿跡で作業が始まりました。 どうやら仮設舞台を建てるようです。 そういえば野外の舞台で無料で韓国舞踊が見られるとか。 それがここなんだろうか。 でもこの作業塩梅では、今日ではなさそうです。残念。 ここですぐガイドブックで確認しておけば良かった。 実はあとで、「残念」どころではなくなるんですね。



 雁鴨池を出た反対側に小高い丘があって細い道から人が降りてきました。 あっちに何かあるかもしれない、行ってみよう、 というわけでえっちらおっちら登ってみました。 


 丘の上は、周りを木に囲まれた何にもない空き地でした。


 木々の間から黄花コスモスのじゅうたんが広がっているのが見えます。 この辺り一帯は、はすや黄花コスモスの畑で彩られているのです。



 しばらく行くとこんなものが。 石氷庫と書かれていますね。 するとここは・・・・・



 地図で確認したところ、ここが半月城の跡地だったのです。 またまたすばらしい。 石氷庫は昔氷を保存したところです。 修学旅行らしい小学生が大勢休んでいました。


 半月城址は、三日月型の地形になっています。 端まで来ると下り道になりました。 そこをぶらぶらと歩いていくとー



 木陰のベンチで昼寝する人が何人か。 古風な塀と建物があったので写真をとりました。 あとで調べましたらここが鶏林というところでした。 林の中に金の櫃がおかれにわとりが鳴いていたと。 その櫃の中には赤ん坊がいて、この赤ん坊が慶州の始祖になったと。 へへへ・・・全部ガイドブックと写真集からの受け売りです。


 下に降りると正面に見えてきたのは瞻星台(せんせいだい)ですね。 石積みで柔らかな曲線を描いているのがすごいです。 しかもこの石は旧暦の1年間と同じ数の石でできているそうです。 随所に暦に関係のある数字が取り入れられているようで、一節には東洋最古の天文台とも言われています。 ちなみに瞻と言う字は見るという意味です。 
ー勉強になるなあ



 道の左手は小高い丘がたくさん。 これ、全部古墳です。 わたしたちは大陵苑まで来てしまったのです。 この古墳群の埋蔵品は博物館に展示されていました。 内部を見ることができるのは天馬塚のみ。でもこれは明日行く予定なのでこの辺で散策を切り上げホテルに帰ることにしました。



 当てずっぽうに歩いたにもかかわらず、わたしたちは6つもの遺跡を見ることができたのでした。 


 今回急な旅行でしたし、手続きも娘任せ、お気楽にやってきた結果事前研究が足りませんでしたね。 反省。 
 というのは、タクシーを拾った大陵苑の駐車場ちかくには、名物の皇南パンや、へジャンクク(味噌煮込みかな?)のお店などが建ち並んでいたのに、見過ごして帰ってしまったのです。 皇南パン、食べてみたかった~。 ーつづくー


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コメント (2)
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