これは何でしょう? ハイ、のれんですね。 某量販店で見つけました。 真ん中は、オーガンジーに花の刺繍がしてあって透けています。 涼しげでかわいいこののれんを見ているうちに・・・・
ひらめきました。 これはあれに使えるかも。
少し幅が狭かったので、オフホワイトの布を買ってきました。 切り売りで半額になってたの。 もうちょっと色合いのいいのもあったのだけど、お財布と相談で、無難線を選びました。 だって、失敗したらもったいないでしょう?
まず、のれんの中央をほどいて二つに分けます。
次に、ベージュの布のほうに、オフホワイトの布を15センチ幅に継ぎ足します。
それからひもを縫います。 全部で8本。 それを半分に切って16本作ります。
この辺から作業が難しくなってきました。
わたしの愛用のミシンは、学校の家庭科の備品として購入しているのと同じ物です。 直線縫いしかできません。 今はジグザクミシンでも1万円台でありますから、それからいうとけっこうお高いのですが、それというのも国産メーカーが国内生産したものだからですよ~。 レザークラフト仲間で、4台まとめるからお安くしてぇ~と、交渉して 買いました。
小学生ってすぐミシンをこわすんですよね。 わざとじゃなくて、大まじめに、真剣に縫ってるのにー。 初めてミシンを学習するとき先生は、指導よりもミシンの調整や修理に追われます。 なぜ~、なんで~、どうやったらこんなに~、なんて歎きながらね。 そんな扱いをうけても簡単には壊れてしまわないように、国内生産なんだそうです。 (外国工場で作ったほうが壊れやすいらしい) 10年間、ほとんど革ばかり縫ってきましたが、故障知らずです。 直線縫いだけだから針目はまっすぐ。 とっても気に入ってるのですがひとつだけ難点が・・・・
押えを下ろすのが2段階になっていて、1段階目、布が2枚やっと入るくらいの隙間しかあかないのです。もう一段階レバーを上げると大きくあいて、革2枚でも入るのですが、レバーから手を離すと1段階目まで落ちてしまいます。 つまり、レバーをずっと持ち上げていなければ厚物を入れることができないのですね。 多分、子どもがうっかり指を入れ込んで縫ってしまわないようにとの設計だと思うのですが、これがあるためにわたしは右手でレバーを引き上げ、左手で2枚の革をずれないように気をつけながら押えの下にもぐりこませる、といった技をしなくてはならないのです。
ひもも縫い目の部分は布4枚分になりますからかなりの厚め。 しかも細い。 片手で操作するのがなかなかでした。
次は、16本のひもを縫いつけていくのですが、これがまた、布をくるくると回さなくてはならないので・・・・
でも、なんとかつきました。
さっそくとりつけてみましょう。
いかがですか? 頭の部分と、前の部分を結んだだけの簡単シートカバーのできあがりです。 最近わが愛車は農作業車になってしまってシートを汚してしまわないかと気になっていたんですよね。 夏らしく涼しげで、とりはずしも簡単だから洗濯もできるし・・・・・ 自画自賛。
洗濯したらオーガンジーの部分があぶないだろうか?