ともやの映画大好きっ!

鑑賞した映画の感想やサウンドトラックなどの紹介、懸賞や日々の戯れ言などをのほほんと綴っていこうと思っています。

泥だらけの純情

2007年10月05日 | 映画(た行)
【1977年・日本】TVで鑑賞(★★★☆☆)

藤原審爾の同名小説を映像化。
1933年に浜田光夫と吉永小百合主演で映像化されており、今回は2度目の映画化作品となる。
今作は、山口百恵と三浦友和のコンビの6作目、初の現代劇である。

外交官の令嬢で女子大生の樺島真美(山口百恵)は、新宿でチンピラにからまれているところを、一匹狼のヤクザ高島次郎(三浦友和)に救われる。もみ合う内に次郎は腹をナイフで刺され、相手のチンピラは自分で自分の胸を刺して死亡してしまう。深手を負った次郎は、知りあいの飯塚医師(有島一郎)の手当てにより一命をとりとめる。数日後、事件を追う中丸刑事(大坂志郎)が飯塚医院に現われ、次郎は重要参考人として警察へ連れていかれてしまう。そのニュースを新聞で知った真美は、警察署に赴き、次郎の無実を証言する。それ以来、次郎に心惹かれていく真美。真美は、次郎を自分の誕生日パーティに招待するが、ヤクザの次郎はパーティで浮きまくり。自分とは住む世界が違うと感じた次郎は、真美の前から姿を消してしまう。それでも次郎のことが忘れられない真美は、新宿の街を次郎を探して歩き回る…。



ともやは俗に言う百恵ちゃん世代ではないんですね。
唄は好きだったけど、あんまりドラマとか映画は観てませんでした、

この作品の公開時はまだ幼かったんですけど、この百恵ちゃんの可愛さは何~~~?
完膚無きまでに、非の打ち所がない可愛さ。
ともやが高校生くらいだったら、完全にハマっていたでしょうね。

物語自体は、身分の違う男女の禁じられた恋…という王道のラブストーリーなんですが。
百恵ちゃんが可愛い。
もうそれに尽きます。

自分の知らない30年前の新宿の街並みも、観ていて面白いですね。

監督は富本壮吉。


泥だらけの純情

EMIミュージック・ジャパン

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西遊記リローデッド

2007年10月04日 | 映画(さ行)
(原題:情癲大聖/A CHINESE TALL STORY)
【2005年・香港】DVDで鑑賞(★★★☆☆)


妖怪に捕まってしまった悟空たちを助けるために、醜いトカゲの妖怪と旅をする三蔵法師の物語。

孫悟空(チェン・ボーリン)、猪八戒(ケニー・クァン)、沙悟浄(スティーブン・チョイ)の3人のお供を連れて、古代の経典を授かる旅をしていた三蔵法師(ニコラス・ツェー)一行。ようやく長い旅も終わり、莎車城という街に辿り着く。三蔵法師一行は住民たちから熱烈な歓迎を受けるが、妖怪たちの総攻撃を受けてしまう。この期に及んで妖怪たちと話し合いで解決しようとする三蔵法師。悟空は三蔵法師を助けるために、如意棒と共に地の果てまで投げ飛ばしてしまう。辺境の地に飛ばされた三蔵法師は、そこで醜いトカゲの妖怪・美艶(シャーリーン・チョイ)に助けられ、一目惚れをされてしまう。三蔵法師の肉を食べれば永遠の命を得ることができる。三蔵法師を狙う妖怪たちから身を守りながら、2人は妖怪に捕らえられている悟空たちを救い出す旅を始める…。



香取慎吾の「西遊記」がヒットしているお陰で、こういう香港映画を日本で観ることができます。
まぁ俗に言う便乗商法というヤツですが、香港映画好きとしてはありがたいことです。
ありがたや、ありがたや。



三蔵法師がニコラス・ツェー、孫悟空がチェン・ボーリン!
なにげに豪華なキャスティングです!
しかも冒頭から悪魔のようなCGの妖怪軍団と大戦闘!
最初っからクライマックスです!
悟空の如意棒で巨大な岩を両断していくシーンなんかは、ゾクゾクします。

まぁ、ここでの三蔵法師は変ちくりんなキャラクターですけどね(笑)。
3人のお供の方がしっかりしてる。



三蔵法師は悟空たちを助け出すために、自らも強くなるために妖怪たちと修行を開始する。



こんな格好をして糸を出す特訓をする三蔵法師。
こういうの意外と好きだよね、香港映画。
「ツインローズ」では、イーキン・チェンがバットマンのロビンのコスプレとかしてたし…。
こういうおちゃらけた部分を含めて、楽しむのが香港映画の楽しみ方。



とにかく物語はハチャメチャです(誉め言葉ね)。
悟空の如意棒は、船になったりアーマード兵器に変身したり。
何でもアリ!

そして今作のヒロインとなるのが、TWINSのシャーリーン・チョイ。
可愛い女の子にブサイクなメイクっていうのも、香港映画でよく見られますね~。
カレン・モクとかヴィッキー・チャオとかも、通ってきた道です。

途中で美艶は美しい羽根を持った戦士に変身するんだけど(細かいことは気にしちゃダメです!)、そのシーンがこの上なく美しいです。
湖の畔で蝶と戯れる美艶。
すると背中から巨大な白い羽根がブワっと広がっていく。
とても幻想的な場面。
お気に入りです。



もうひとりのヒロイン(?)がファン・ビンビン演じるシャオシャン姫。
かつて戦いが絶えない地球から、異次元に逃げ出した人類の末裔(?)。
最後のバトルは「スター・ウォーズ」っぽいシーンもあり、SFファンタジー・アクションと化しています。

音楽は宮崎アニメや北野映画でお馴染みの久石譲。
川井憲次さんも含めて、アジアで日本人音楽家が頑張ってますねぇ。

監督はジェフ・ラウ。


西遊記 リローデッド [DVD]

ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン

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ヘアスプレー(2007)

2007年10月03日 | 映画(は行)
(原題:HAIRSPRAY)
【2007年・アメリカ】試写会で鑑賞(★★★★★)


1988年にオリジナルとなるジョン・ウォーターズ監督の同名映画が公開。
2002年にブロードウェイでミュージカル化され大ヒットし、新たにリメイクされたミュージカル・コメディ。

1962年、メリーランド州のボルチモア。トレーシー・ターンブラッド(ニッキー・ブロンスキー)は、ダンスとオシャレに夢中な16歳の女子高生。彼女の夢は、人気テレビ番組“コーニー・コリンズ・ショー”に出演し、憧れのリンク・ラーキン(ザック・エフロン)と踊ること。ある日番組メンバーに欠員が出て、新しいメンバーを募集するという告知を見たトレーシーは大はしゃぎ。面白パーティグッズ店を経営する父親のウィルバー(クリストファー・ウォーケン)は応援してくれたが、保守的な考えを持つ母親のエドナ(ジョン・トラヴォルタ)は猛反対。しかし、ステーシーは反対を押し切って、親友のペニー・ピグレット(アマンダ・バインズ)と共にオーディション会場へと向かう。踊りは上手だが、ちょっと太めなトレーシー。番組プロデューサーのベルマ・フォン・タッスル(ミシェル・ファイファー)と番組メンバーでもある娘のアンバー(ブリタニー・スノウ)は、ステーシーに不合格を言い渡すが、番組のホストであるコーニー・コリンズ(ジェームズ・マースデン)はトレーシーを番組メンバーに受け入れる。結果、トレーシーは注目を浴び、一躍人気者になっていく。そんな中、人種差別主義者のベルマは、週に一度行われていたブラック・ディ(黒人たちが出演する番組)を廃止することに。ブラック・ディに出演していたモーター・マウス・メイベル(クイーン・ラティファ)らは、人種差別を訴えるデモを行う。ダンスを通じて黒人の友だちを持つトレーシーも、このデモに参加することになるが…。



やっべ~~~~~~!
めっちゃ楽しい~~!
ハイテンション~~!

「ウエストサイド物語」とか「サウンド・オブ・ミュージック」とか「雨に唄えば」とか、いろんなミュージカル映画を観てきましたが(ラインナップが古いなぁ)、こんなにハイテンションで楽しいミュージカルは初めてです~。
そう言われると一番最近に観たミュージカル映画が、三池崇史監督の「カタクリ家の幸福」(笑)。



最初のオープニング。
ステーシーの歌う『グッド・モーニング・ボルチモア』から、ともやのハートは鷲掴み。
何となく「仮面ライダー響鬼」の第1話みたい…なんて楽しんでました。

こっからもう好き嫌いが別れちゃうんじゃないかな。
人種差別という、かなり重いテーマを題材にしているにも関わらず、とにかく登場人物たちが前向きで明るい。

ほんとに最初から最後まで、ともやのアドレナリンが放出しっ放しでした。
ひたすらポジティブなステーシーが本当に可愛いし、特殊メイクでママになったトラヴォルタもめっちゃ可愛いです。
いいぞ、トラヴォルタ!



今回の物語で悪者を演じることになるタッスル親子。
右側のアンバーは、パリス・ヒルトンを彷彿させる顔立ちですね。



ともやが注目したのは、トレーシーの親友ペニーを演じるアマンダ・バインズ。
可愛い~!



ひょっとしたら2007年度ともや的No.1になっちゃう作品かも。
デモを行う際の曲。
クイーン・ラティファが歌う『アイ・ノウ・ホエア・アイヴ・ビーン』なんか、鳥肌が立っちゃうくらいゾクゾクしちゃいました。

これはちょっともう一度…いや機会があれば何回でも観たいですわん。
サントラは絶対買い…です。

ひとつ気になったのは、字幕上は【ブラック】という言い方になっていたけど、実際の台詞では【ニグロ】を連発してたんですよね。
これ言っていいの?
ともやはこれは言っちゃいけない差別用語って、ずっと認識してたんだけど…。

監督はアダム・シャンクマン。

2007年10月20日公開
公式HP:ヘアスプレー


ヘアスプレー DTSスペシャル★エディション (初回限定生産2枚組)

角川エンタテインメント

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日経エンタテインメント!編
日経BP出版センター

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ヘアスプレー
トーマス・ミーハン,マーク・オドネル,レスリー・ディクソン,川端 麻祐子
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■オリジナル作品はこちら

ヘアスプレー

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クローズド・ノート

2007年10月02日 | 映画(か行)
【2007年・日本】試写会で鑑賞(★★★★☆)

携帯サイトで連載されていた雫井脩介原作の同名小説を映像化。
1冊のノートを介して展開する人間模様を描いた物語。

母親ができちゃった再婚をしたために一人暮らしをすることになった女子大生の堀井香恵(沢尻エリカ)。引越し先のアパートで、前の住人が忘れていった1冊のノートを発見する。人の物は見てはいけない。香恵はノートを元あった戸棚にしまいこむ。ある日、香恵がアルバイトをしている万年筆屋に、画家をしている石飛リュウ(伊勢谷友介)がやってくる。風変わりな石飛に心引かれていく香恵。そんなコトを相談しようにも、親友の池内ハナ(サエコ)は海外留学中でなかなか連絡が取れない。そんな中、サイコの恋人・鹿島(田中哲司)から愛の告発をされてしまう始末。香恵は何気なくノートのことを思い出し、そのノートに書かれた日記を読み始める。そこには初めて4年生を受け持つことになった新人教師・真野伊吹(竹内結子)の日常が綴られていた。小学校の教師になることを目指している香恵は、子供たちを【太陽の子】と称し接していく伊吹先生の姿に憧れを抱きつつ、日記を読み進めていく。登校拒否の女の子・水谷君代(山口愛)のことで悩んだり、図書館でバッタリ合った隆(代役:黄川田将也)との展開に自分を重ね合わせてみたり…。しかし、香恵はそのノートに隠されていた真実を知ってしまう…。



行定勲監督は、ともやが無条件に大好きな日本人監督のひとり。
期待を裏切りません。
ともやが大っ嫌いなベタベタな恋愛モノでない部分も好感触。



今はTVでいろいろ言われていますが、沢尻エリカの演技はすごいですよ。
エリカ様の片鱗はこれぽっちも感じさせず、スクリーンにいるのが香恵にしか思えない。
そんな沢尻エリカの演技が良すぎるために、冒頭で出てきたサエコの演技が下手くそに感じること感じること。
しかも香恵との会話の中で『できちゃった婚、格好いいじゃん!』なんてタイムリーな発言。
みんなのブログとか見るとその辺にまったく触れてないんだけど、ともやは心の中で大爆笑!
(ええ、ともやはそういう子なんです)



ノートの中で語られていく伊吹先生の奮戦記。
物語自体に仕掛けられたギミックは、そう大したモノではありません。
脳内変換で、伊吹先生の恋人役を、香恵が心酔するVシネの俳優・夏目涼(黄川田将也)が演じていますが、普通に考えれば一目瞭然の結果しか考えられません。
でもそんなのは物語のオカズ程度しかないので、いいんです。
伊吹先生の【心の力】を信じて子供たちに接していく姿。
ロケーションの素晴らしさを味わいましょう。



「CASSHERN」「伝染歌」「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」と、あんまり普通の役を演じているのを見たことがない伊勢谷友介。
行定監督曰く『同年代の普通の役者だと、沢尻に呑まれてしまう』という理由でのキャスティングらしいですが、ギリですね。
この伊勢谷友介でさえ、沢尻エリカに呑まれかけてました。

風景や情景、物語がすごく綺麗な作品でした。
そして女の子を可愛く撮らせたら、右に出る者はいない行定監督。
ガールズムービーではないけれど、やっぱりいいねぇ。

監督は行定勲。

2007年9月29日公開
公式HP:クローズド・ノート


クローズド・ノート スペシャル・エディション(2枚組)

東宝

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クローズド・ノート スタンダード・エディション

東宝

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LOVE&TRUTH(DVD付)(映画「クローズド・ノート」主題歌)
YUI
ソニーミュージックエンタテインメント

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YUI
ソニーミュージックエンタテインメント

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映画「クローズド・ノート」Music Movie with YUI

ソニー・ミュージックレコーズ

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クローズド・ノート (角川文庫 (し37-1))
雫井 脩介
角川グループパブリッシング

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クローズド・ノート―コミック
雫井 脩介
角川書店

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「Enjoy Movie」♯1 映画「クローズド・ノート」特集
SDP
SDP

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クロコダイル/アンダーワールド

2007年10月01日 | MUSIC
本日購入したCD。
UNDERWORLD『CROCODILE』

クロコダイル
アンダーワールド
インディペンデントレーベル

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アンダーワールドの5年振りとなるオリジナル・アルバム『オブリヴィオン・ウィズ・ベルズ』からの第1弾先行シングル。
アルバムの1曲目を飾る『クロコダイル』のシングル・バージョンとリミックス、ダブ・ヴァージョンの4曲が収録されている。

収録曲は以下の通り。
1.Crocodile (Radio Edit)
2.Crocodile (Pete Heller Remix)
3.Crocodile (Oliver Huntemann Remix)
4.Crocodile (Oliver Huntemann Dub)


カール・ハイドの透き通ったヴォーカルが、突き抜けたリズムに乗って飛翔していく。
緩やかなアッパー系のリズム。
カッコエ~~~!
こういう曲は大好きです。
仕事しながら聴くにはもってこいのサウンドです。


オブリヴィオン・ウィズ・ベルズ(DVD付)
アンダーワールド
Traffic

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