福島第1原発の2号機のピットから漏出している高濃度汚染水が水ガラスの投入によって、冒頭の写真のように流出量が減ったようだ(その後停止したとの報道あり)。現場で作業にあたった方に感謝したい。次は、現在漏れている量のみならず、いずれほかの場所から漏れてくることを前提とした汚染水保管場所の確保が急がれる。そして、その確保方法についての知恵を絞るためにも、現在、統合対策本部が検討している手段をすべて公開してほしい。そうすれば、その手段よりもよい方法、その手段をより短い時間で達成できる方法などのアイデアが寄せられるかもしれないからだ。
こういう事故の場合、工程表を作成し、何度も更新するのが、当然であり、武藤副社長もそのこと自体は自体は認めている。勝俣会長は工程表を公開する必要性も認めた。しかし、直ちにではなく、時期をみて、という説明だった。
海洋汚染が続き、国際的な説明責任が課せられている今、工程表を公開し、どのような課題があり、その課題克服のためにどのような作業が予定されているのか、その作業が不可能となった場合予備的プランとしてどのようなことを考えているのか、を世界に示す必要がある。
ピットからの汚染水漏れが止まったとはいえ、ほかの場所から汚染水が漏れている可能性は大きい。また、仮に現在ストップしていたとしても、原子炉3基の中に水を1時間当たり合計20~24トン程度入れている以上、それらの処理ができるだけの手段を講じない限り、また、海洋汚染が始まるのは時間の問題だ。
原子炉を冷却する方法として、ラジエータを外部に新設する方法などが検討されているようだが、その具体的なブランはどのようなものなのか、予備的な方法は何か?
水を貯めておく方法としてはどのようなことを考えているのか。再び水が海へ漏れ始めた際、それを受け止めてポンプで陸上へ汲みあげるような手段を用意しておくべきではないか。
作業員の被ばくが進んでおり、このままでは作業ができなくなる要員が増えることになるが、各作業において予想される被ばく線量はどの程度なのか、それを軽減する措置は考えられないのか、人員不足が予測されるなら国内、海外からいかにして人員を確保するのか。これは作業の効率性にも大きく影響する。
…など、工程表を具体的に示すことで、その工程表に示された作業よりも早く確実に実現できる日本・世界の技術の提供が可能となるとともに、安全かつ効率的な作業の確保などにも役立つ。それは、できるだけ地球に与えるダメージを軽減するために必要なことだ。
行程表の開示を行うメリットは非常に大きいが、逆に開示をすることで何かデメリットがあるのだろうか?デメリットがないのであれば、直ちに、開示をするべきではないか?
汚染水の放出ひとつとっても、工程表が示されていれば、事前にそこまで考えていることを国際的に予告することが可能だったし、場合によっては、それを防ぐための方法が海外から提供されたと思う。
チリの落盤事故の際にも、プランA~Cまでの3つの計画が同時進行し、結果的にプランBによる解決がなされた。これと同じことを今回の事故でも行うべきだということです。
統合対策本部は直ちに工程表を開示するべきだ。市民として、官邸に電話したり、議員にお願いしてみようと思う。
◆以下参考◆
原子炉建屋とタービン建屋の図。クリックで拡大できます。
↓
【日弁連会長声明】
「東北地方太平洋沖地震による福島第一原子力発電所の事故に関する会長声明」 http://ow.ly/4n21n
●今後想定されるあらゆる事態、並びに、各地の放射能汚染の実情と被曝による長期的なリスクに関する情報、被曝防護に関する情報を正確かつ迅速に国民に提供し、適切な範囲の住民を速やかに避難させるよう求めるとともに、原発の新増設停止、既存原発についても電力需給を勘案しつつ危険性の高いものからの段階的停止を提言
◆参加してみました。クリックお願いします。
↓
◆持ち込み可視化についてアンケート実施しました。ご協力ありがとうございました。
↓
http://blog.with2.net/vote/?m=v&id=57952
【ツイッターアカウント】yamebun
●沖縄への連帯ツイッターキャンぺーン●
【ツイッターアカウント】@BarackObama
【メール】→http://www.whitehouse.gov/contactから
【ツイッター例文】
JAPAN IS NOT US'S COLONY! We won't support US BASE. All US BASE OUT! from our country.
Please HELP Okinawa. 75% of the American bases in JP is in the islands, only 0.6% of JP land. Relocate #Futenma base outside.
Marine in Futenma must go back to your country. There is no place where the base of Marine is acceptable in Japan.
Okinawa and a lot of Japanese oppose the transfer of the Futenma base to Henoko
At least180 MPs of ruling parties say NO to Futenma relocation within Okinawa. Check this http://bit.ly/9jQIW8
【PR】
★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて:Gilbert's Nuremberg Diary)
★「News for the People in Japanを広めることこそ日本の民主化実現への有効な手段だ(笑)」(ヤメ蚊)
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こういう事故の場合、工程表を作成し、何度も更新するのが、当然であり、武藤副社長もそのこと自体は自体は認めている。勝俣会長は工程表を公開する必要性も認めた。しかし、直ちにではなく、時期をみて、という説明だった。
海洋汚染が続き、国際的な説明責任が課せられている今、工程表を公開し、どのような課題があり、その課題克服のためにどのような作業が予定されているのか、その作業が不可能となった場合予備的プランとしてどのようなことを考えているのか、を世界に示す必要がある。
ピットからの汚染水漏れが止まったとはいえ、ほかの場所から汚染水が漏れている可能性は大きい。また、仮に現在ストップしていたとしても、原子炉3基の中に水を1時間当たり合計20~24トン程度入れている以上、それらの処理ができるだけの手段を講じない限り、また、海洋汚染が始まるのは時間の問題だ。
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水を貯めておく方法としてはどのようなことを考えているのか。再び水が海へ漏れ始めた際、それを受け止めてポンプで陸上へ汲みあげるような手段を用意しておくべきではないか。
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汚染水の放出ひとつとっても、工程表が示されていれば、事前にそこまで考えていることを国際的に予告することが可能だったし、場合によっては、それを防ぐための方法が海外から提供されたと思う。
チリの落盤事故の際にも、プランA~Cまでの3つの計画が同時進行し、結果的にプランBによる解決がなされた。これと同じことを今回の事故でも行うべきだということです。
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