情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄

知らなきゃ判断できないじゃないか! ということで、情報流通を促進するために何ができるか考えていきましょう

文科省に騙された、toto購入代金返せ!~週刊ポストが天下りの給料システムだとスクープ!

2007-06-03 16:16:25 | そのほか情報流通(ほかにこんな問題が)



 いやぁ、ほんまにうまいことやられてしもうたわ。えっ、何のことやて?まだ知らんのかいな。あんたも買(こ)うたやろ、toto。えっ、白うて、固うて、一日何回も使う…そりゃ、トイレのTOTOやろ、ちゃうがな、toto、サッカーくじ。もう、つまらん、突っ込みさせとかんといてんか。

 このtotoって、何のためにできたか、ちゃんと憶えてるか?さぁ~って、しっかりしてぇな、totoはサッカーくじやろ、サッカーと言えば…そうそう、あんなんがおるから、パソコンの調子が悪うなったり、変な画像が漏れたり…そりゃ、ハッカーやろ!

 ええかげんにしぃや、真面目に話しとんやから、ちょっと黙って聞いとき。このことは、今週号の週刊ポストにしっかりと書かれとる。ええか、サッカーくじは運営している母体「日本スポーツ振興センター」の名前からはっきりするように、日本のスポーツを振興するためにできたんや。賭け事を増やすことについては反対の声もあったが、そういう目的だったらまぁ、ええかということでできたんや。

 そやから、払戻金は売り上げの50%で、残りの50%のうち35%はスポーツ振興助成金と国庫納付金にあて、残りの15%でセンターの職員の人件費やシステム運営費をまかなうという約束になっていたんや。あんたもそう思うてたやろ。ところが、実は、残りの50%の全てが人件費やシステム運営費に充てられ、スポーツ振興などには、換金されなかった失効投票分やキャリーオーバーの利息などをかき集めた8000万円(今年度)というんや。

 なぜかといえば、サッカーくじがちゃんと運営できるようになるには、売り上げが年間約230億円必要なんや。そうや、それを損益分岐点っていうんや、難しいこと知っとるな、えっ、何、今週号のポストは読んだ、やてぇ。早、言わんかい。長々説明せんでもよかったやないか。そんなら、230億円まではスポーツ振興には回らないシステムや、ちゅうことも分かっとるな。

 結局、過去3年間は毎年70億円の赤字。今年も、「今季総売上高が2005年シーズン(約143億円)を上回り、3季ぶりに150億円を突破した」(読売)ちゅうことなんやが、それでも、230億円には到達せえへん。そやから、スポーツ振興にはほとんど金がまわらんちゅうことや。結局、パチンコ屋の図体が大きゅうなったのとかわらん、自分たちの給料を稼ぐだけや。社会の役には何にも立っていない、ちゅうこっちゃねん。

 それでな、さらに腹立つのは、センターの5人の理事のうち理事長含む3人が文科省出身、1人が財務省出身で、理事長の報酬が年間1900万円、理事の報酬が1400万円~1600万円、ちゅうこっちゃ。合計9900万円、年間のスポーツ振興の助成金8000万円を上回とるやないか!ええかげんにせえよ、ポストさんも言うてはるけど、スポーツ振興やのうて、天下り振興やないか。

 でもな、このことを報道しないマスコミもマスコミや。6億円が出るとか、そういうことばっかり報道して、煽るだけ煽って、肝心なことはな~んにも報道しよらん。そのおかげで、わてまで買わされてしもうたやないか。えっ、いちびりやから、すぐに調子に乗るんやってぇ、言われんでも分かっとるわ。

 もちろん、全部はずれ、ぱぁや。ところが、ポスト読んでな、ええ事思いついたんや、そもそも、totoは、スポーツ振興目的やから買うたんや。そうやろ。ええがな、単に博打が好きでもそういうことにしときゃええんや。ええか、スポーツ振興目的に使われていないちゅうことが分かった以上、金を返してもらわなあかん、ちゅうこっちゃ。

 そんなんできるんかぁ~やて?世の中には、消費者契約法、ちゅうもんがあって、重要事項について事実と異なることを告げられて、その告げられた内容が事実であるとの誤認した場合には、取り消すことができるんや。

 それで、わては、サッカーくじの収益がスポーツ振興にあてられるという宣伝に乗って、そう信じてサッカーくじを買うたんやけど、そうじゃないことが分かったから、サッカーくじを買うたことを取り消してな、それで金返してもらおう思うねん。どや、ええ考えやろ。こういうのを奇手っていうんやな。え、そりゃまずいって、何でや?サッカーくじだけに、「手は使えません」ってか。お後がよろしいようで…。テケテケンテンテンテン…。

 









★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
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3 コメント

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あはは (アズキ)
2007-06-03 19:37:21
落語風?漫才風?な記事いいですねー何か元気出ました☆
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Unknown (カーク)
2007-06-04 12:39:13
この記事、ええ味でてますなぁ、おまけに絵入りやし。高級官僚はえげつないですなぁ、毎度の事やけど。ヤメ蚊はん、国民がしっかり監視せんといかんのや、そうでっしゃろ。
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次は… (ヤメ蚊)
2007-06-04 22:04:29
江戸風でチャレンジしてみようかと…(笑)
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