情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄

知らなきゃ判断できないじゃないか! ということで、情報流通を促進するために何ができるか考えていきましょう

一矢の会が第二次Nシステム訴訟の原告を募集しています~不気味な監視カメラ網の解明なるか

2006-10-24 07:06:06 | 適正手続(裁判員・可視化など)
Nシステム(下記浜島さんのHP参照)について聞いたことがある人は多いだろうが、では、その運用実態は?というとまったく分からないのが現状だ。幹線道路に多数設置してあり、自動的に通過する自動車のナンバーを撮影しているという説明だが、「顔までバッチリ映っている」という説もある。そうだとすると、Nシステムを使って警察は不特定多数の人を常に尾行していることになる…。これでは、車に乗る者のプライバシーはどうなるのやら…(もちろん、ナンバーのチェックだけでも、運用次第では十分プライバシー侵害と言えるが…)。
 さらに、警察(あるいは警察を使っている現政権)にとって不都合な人物がいたら、Nシステムを使って普段からマークしておけば、些細なことで圧力をかけたり、不倫だとかの疑惑をかけて週刊誌にネタをばらまいたりすることができる…。つまり、警察批判(あるいは現政権批判)を防ぐツールにもできる。以下は、「NO!監視」ニュース第14号からの引用です。ぜひ、司法手続きを通して実態を解明してほしい。(写真は、「Nシステム」を追う(第1回)“ロボット警察官”の登場・浜島望(ジャーナリスト))


■■引用開始■■

一矢の会(代表櫻井光政弁護土)は、Nシステム(自動車ナンバー自動撮影システム)によるプライバシー侵害の問題に取り組んでいる市民団体で、Nシステムの設置や運用の実態が明らかにされないままに全車両のデータを収集保管することはプライバシー権の侵害であると、国を訴える訴訟をおこしてきました。(第一次Nシステム訴訟、結果は最高裁で敗訴確定)
 ところが、今年3月に、愛媛県警の警察官の私用パソコンからファイル交換ソフト「ウィニー」を介してNシステムで収集した情報が大量に流出していたことが発覚しました。Nシステム装置を設置した四国の道路を1999年に通過した車両のナンバーと通過日時がパソコンには保存されており、記録は10日分で約60万台に上っているといいます。第一次Nシステム訴訟において、国側は、収集され保存された車両ナンバーデータは一定期間経過後は逐次消去される仕組みになっている、データの管理には厳格な措置が講じられている、と主張してきました。この主張が全くの虚偽であることが明らかとなったのです。
 この事態をうけて、一矢の会は、第二次Nシステム訴訟を提起することにし、いま原告を広く募っていますので、紹介します。
【応募者の資格】自動車を運転して使用している人
【応募者の負担】参加費として1万円
【応募方法】一矢の会宛に電話又はFAXして下さい。
 電話03-3780 -0993 FAX03-3780-0992
【締め切り】  2006年10月31日

■■引用終了■■




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