情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄

知らなきゃ判断できないじゃないか! ということで、情報流通を促進するために何ができるか考えていきましょう

11月からKBSで李大統領のラジオ演説を放送~ね、権力が放送に介入すると…

2008-10-26 19:37:51 | メディア(知るための手段のあり方)
 旧政権下で任命されたKBS放送の鄭淵珠社長を8月に解任した韓国の李明博大統領がそのKBS放送のラジオ番組で隔週で演説することが決まったらしい。

 朝鮮日報インターネット日本語版によると、

【KBS(韓国放送公社)が李明博(イ・ミョンバク)大統領のラジオ演説を定期的に放送することで、大統領府(青瓦台)と合意した。
 KBS関係者は22日、「国政の責任者が各種懸案について国民に詳しく知らせることは、情報として価値があると判断した。第1ラジオで11月3日から隔週で放送することを決めた」と発表した。
 放送時間は約7分で、演説はKBSが大統領府で事前に収録する。しかしKBSは、どの時間帯に放送するかについては未定としている。また野党に対し反論の機会をどのような形式で与えるかについては、内部協議を通じて後日決定する見込みだ】

という。

 あれだけ民主化の波が押し寄せていた韓国でも、メディアが権力に牙をそがれてしまうと、あっという間に政権の道具になってしまった。

 KBSは、民主化の鍵を握ってきた。しかし、【李政権は盧武鉉前政権時代に任命された鄭社長に対し、「放送正常化」を理由に辞任を要求。鄭社長は「政権の不当な人事介入」として拒否し対立が続いていた。KBS内部でも社長支持派と反対派が対立し、政治的にも左右両派がKBS前でデモを繰り返すなど事態が深刻化していた。しかし最高決定機関の理事会が社長支持派退場の中で解任を決議したため、任命権者の大統領が解任を発表した。】(産経新聞インターネット版)。

 その直後に、大統領、自らがKBSで演説をするという…。こんなに分かりやすい例はない。放送局の不祥事などを理由に放送局に圧力をかけ、放送の自由を奪い、宣伝機関とする…。

 非常に分かりやすい例だ。


 といって、黙ってみているわけにもいかない。表現の自由に関心のあるすべての皆さん、寒流ファンの皆さん、東南アジアに平和を求めている皆さん、戦争に反対する皆さん、韓国政府の一連のメディア支配政策に歯止めをかけるよう声を上げないと、隣人韓国がまたまた独裁的な危険な国家になるかもしれませんよ。

 特に新聞とテレビの系列化には、待ったを!
(参考:http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/786b525bb14201de1888c79febdca6a7)


※写真は新KBS社長。



 
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2 コメント

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Unknown (ひまわり)
2008-10-27 23:57:10
あらあら
やっぱり大日本帝国文化圏ねぇ。

これでもとの木阿弥
ゼントカン政権時代へまっしぐら。

犯なら党なんて、しょせん韓国自民党。

そういえば、韓国デフォルトまであと1ヶ月だそうですね。
宗主国日本に上座を譲るとか、露骨にこびてますねぇ。
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米英金融各誌は…。 (田仁)
2008-10-28 18:32:48
米英金融各誌/各紙は韓国の、米国債買いと言う名のミカジメ料上納が(日中に比べて成績的に)少ないとして、例えばオーストラリアより余程!健全経済の韓国をオーストラリアより思いっ切り悪く書くんですってさ。
で、んな裏読みする広義の知識とか無かったり、米英のワンちゃんでらっしゃったりすると、鵜呑みなんだって聞きました。
クワバラクワバラ。
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