柏崎原発の損傷箇所は線状に並んでいる～海渡弁護士が発表

　全国の危険な原発をストップするために活動している海渡雄一弁護士が９月１日、函館市内で、柏崎原発について講演し、地震による重大な損傷箇所があの線状に並んでいることを報告した(右上の北海道新聞記事参照)。つまり、柏崎原発が地震動に直撃され、上下動の大きな揺れを受けている可能性があるというわけだ。原子炉の破損はいかほどのものか、心配される。

　地震動の直撃を受け、上下動の大きな揺れを受けたとされるのは、クレーン破損が隠されていた６号原子炉。６号原子炉周辺には次のような損傷が見つかったという。

　①敷地内の地盤には、極端な凹凸が発生している。多くは陥没であると考えられるが、部分的には隆起も生じている可能性がある。

　②玄関付近に海岸線と直角方向に大規模な陥没が直線状に認められる。この線上の街灯がふたつ倒壊している。また、水漏れを引き起こしている濾過水タンクもこの延長上にある。この濾過水タンクは基礎ボルトが破損し、水漏れを引き起こしているだけでなく、あきらかに下部が塑性変形しており、大きなダメージを受けている。

　③６号機の海側にはビニールシートで覆われた箇所があり、山側にも崩壊した跡がある。

　④６号建屋内部ではクレーンが破損したことが発表されている。
　
　⑤６号機建家の壁が横一線に凹凸しており、上下方向にかなりの力が加わったことが分かる。　　
　
　そして、それらを写真に書き込むと、上記のとおり、直線上に並ぶというのだ…。

　いったい、柏崎原発で何が起きたのか…。

　昨日のＮＨＫスペシャルでは紹介されなかった現象を報告しました。　

　ちなみにＮＨＫスペシャルでは、柏崎原発のような地震対策未整備のところと、整備済みのところがあると報道したらしいが、整備済みとして紹介されたのはなんと、日本でも有数の危険な原発とされる浜岡原発。ＮＨＫさん、これで東海沖地震でもきて浜岡原発が倒壊したら、責任はとってくれるんやろね。






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