情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄

知らなきゃ判断できないじゃないか! ということで、情報流通を促進するために何ができるか考えていきましょう

【乞緊急転送】Warning!Warnig!東京都が市民の表現の自由を奪おうとしている…

2009-02-15 09:56:00 | メディア(知るための手段のあり方)
 東京都は、「東京都安全・安心まちづくり有識者会議報告書」(http://www.bouhan.metro.tokyo.jp/press/pdf_0902009_2.pdf)に基づいて、安全安心条例を改正し、街頭での市民アピールを規制しようとしていることが分かった。報告書は、来訪者に「街頭や歩行者天国において大衆に多大な迷惑となるパフォーマンス等、街の秩序を乱す行為を慎む。」ことを求めており、それを実現するために、条例を改正するよう提言している。この報告書については、パブリックコメントを出すことができるが、期限はなんと16日。条例が改正されれば、アピール活動だけでなく、街頭パフォーマンスも弾圧されるおそれがある。パブコメは東京都民だけに限定されない。全国の「東京化」を食い止めるためにも、全国の心ある市民にパブコメを提出するよう求めたい。

 この報告書は、「昨年6月に秋葉原、7 月には八王子等、都内で無差別殺傷事件が相次ぐ中、多くの人が集い、憩う繁華街における安全・安心について、都民の信頼が大きく揺らいできている」(報告書)として、「昨年9月、繁華街を、昼夜を問わず安全で安心なまちとし、活性化する方策を検討するため」(同)、設置された「東京都安全・安心まちづくり有識者会議」がわずか4回の議論で、作成したもの。都の役人の主導でつくられたものであることは明らかだ。

 そもそも、報告書も認めているように、東京都の治安は、「平成15年から6年連続して刑法犯の認知件数が減少し、東京の治安は回復傾向を示してきた」(同)のであり、安全安心条例を改正する必要はない。しかも、秋葉原や八王子の事件を防ぐには、社会保障を充実し、若者の絶望感を取り除くことが唯一の予防策といってもよい。いかに警察力や住民の監視力を強めたとしても、防ぐことはできるはずがない。
 
 そのことは、この報告書を作成する原因となった「はずの」秋葉原、八王子事件を防ぐための有効的な方法が何一つ盛り込まれていないことからも分かる。歩道と車道を分離するとか、歩行者天国に車が入らないようにするとか書いてあるが、車と歩行者が交差する場所は、そこら中にあふれている。包丁だって、自由に買える。報告書は、秋葉原、八王子事件には無力なのだ。

 それにもかかわらず、この報告書は、警察や事業者、住民らによる協議会を設け、その協議会に

1) 自主防犯パトロールの実施及び必要な資器材の整備に関すること

2) 安全・安心な繁華街の形成に資する研修会その他のイベントの計画及
び開催に関すること

3) 犯罪の防止に配慮した環境整備に関すること

4) ゴミ・タバコのポイ捨て、歩行喫煙の禁止等のルールやマナーの遵守に
係る啓発活動に関すること

5) 放置自転車・自動二輪車や違法看板の撤去、路上清掃、落書き消去等
の環境美化活動に関すること

6) 街頭や歩行者天国において、大衆に多大な迷惑となるパフォーマンス等、
街の秩序を乱す行為の防止に係る啓発活動に関すること

7) 外国人の不法就労防止に係る啓発活動に関すること

8) 人に不安感や嫌悪感を抱かせるような客引き行為や客待ち行為等の自
粛に係る啓発活動に関すること

9) みかじめ料等の不払い運動、暴力団追放キャンペーン等環境浄化に係
る啓発活動に関すること

10) 事件、事故発生時における対応マニュアルの作成及び訓練並びに必要
な装置、器具に関すること

を検討させ、実現させようとしている。以上の1~10のどれが、秋葉原や八王子の事件と関係あるのだろうか?

特に6については、麻生邸見学ツアーやサウンドデモつぶしであることは明白だ。「多大な迷惑」、「街の秩序」って、ものすごく広く解釈できるから、どのようなパフォーマンスでもつぶすことができる。

通り魔殺人に対する恐怖心を利用して、①官の肥大化、②必要な機材などの関連での新たな利権構造の新設、③市民を監視するシステムの実現を狙っていることは明らかだ。一石「三鳥」って奴だ。

パブコメは、
http://www.bouhan.metro.tokyo.jp/press/info090209.html
の頁からメールで送ることができる。


秋葉原や八王子の事件をだしにして、都民の自由を抑圧するな!

本当に秋葉原や八王子の事件を防ごうと思うなら、若者を絶望させるような弱肉強食主義(=新自由主義)から脱却した政治をしろ!

石原慎太郎のような「金持ち」一家は、市民の痛みが分かっていない。だから、都民のアピール活動を抑え込もうとしているんだろう!

などなど、それぞれの思いを、ぶつけてほしい!

※http://www.news-pj.net/request/2009/jlaf-tokyo_200902.htmlも参考になる。



そして、このような報告書を行政の思惑通りつくってしまう審議会のあり方について根本的に変える運動にも力を貸してほしい。

前にも書いたように、21日、市民のためのメディアや市民のメディアを通じた発信を実現しようという仲間が集まったComRightsの「みんなのメディア作戦会議」の第2弾が、立教大学で開催される(http://www28.atwiki.jp/comrights/)。テーマはずばり、いかに、審議会、独立行政委員会、独立行政法人などの省庁の外郭団体の人選を民主化するか、ということ、すなわち、「公職任命コミッショナー」の日本への導入の提言だ。もともとの発想は、放送行政の民主化だが、この制度ができれば、あらゆる面での法律の民主化、行政の民主化が進むことは間違いない。日本の民主化を進める特効薬といっても過言ではない。ぜひ、多くの方にこの情報を伝え、ともに足を運んでほしい。

■■引用開始■■

前回の「みんなのメディア作戦会議」では、問題だらけの情報通信法案について、みんなで意見を出し合った。しかし、ちょっと待てよ。
―――思い起こせば、教育基本法、国民投票法案、裁判員法、個人情報保護法、派遣法そして情報通信法案・・・み~んな、アッと思ったら、もう形はできていた。そこから、一生懸命に引き戻そうとしても、もう間に合わない。現在もみんなの知らないところで色んな審議会が進められているに違いない。
 これって、本来なら、市民のことを考えて検討するはずの審議会が、省庁の一本釣りで都合のよい財界人や御用学者や官僚OB、お友達で固められていることが大きな原因だって思っている人は結構多いと思う。

 でも、だから審議会制度を変えようという動きにはなっていない。それはどうすればいいのか、明確ではなかったからだ。
 しかし、英国にはその答えがある。公職任命コミッショナー制度がそれだ。公職任命コミッショナー制度とは、審議会など公職につく人々を公募した上で、実力本位で採用する制度。これを日本に導入できたら、日本社会はどんなに変わることだろうか。

 これまでは、審議委員を省庁が選任すること自体はあきらめていた。しかし、これからは審議会のあり方から変えていくことを目指すべきだと思う。そこで作戦会議第2弾。

 法案成立プロセスの第一歩であり、官僚のアリバイ作りともなっている審議会という魔法の杖を政府から取り上げ、市民のもの、真に意義のあるものにするため「公職任命コミッショナー(制度)」の実現に向けて語り合おう!


★日時 : 2月21日(土)14時~
★場所 : 立教大学8号館8201教室(定員180人!)
★資料代 : 500円
★問題提起 : 日隅一雄(弁護士・NPJ編集長)
「政財官を断ち切る秘策・英国任命コミッショナー制度とは」(仮)
★パネリスト : 青山貞一(武蔵工業大学大学院教授)・醍醐聰(東京大学教授)・中野真紀子(デモクラシーナウ!日本代表)・服部孝章(立教大学教授)・三井マリ子(女性政策研究家)
五十音順・敬称略/さらに交渉中!
★主催:ComRights(コミュニケーションの権利を考えるメディアネットワーク)
★問合せ:03-3296-2720(OurPlanet-TV)


■■引用終了■■




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★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
★「News for the People in Japanを広めることこそ日本の民主化実現への有効な手段だ(笑)」(ヤメ蚊)
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22 コメント

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×転び公安→○転び公妨 (田仁)
2009-02-19 16:31:00
首相官邸だろうが首相私邸だろうが、はたまた鳩バス・ツアーだろうが麻生邸見学ツアーだろうが、或いは拉致被害者を救う会デモだろうが消費増税反対デモだろうが、何に対して転び公妨しようとも、転び公妨は皆平等に違法。
面白いギャグを書いて他人を笑わす、新手の右翼コメント手法か何か?
返信する
わくわく44さんへ。 (東西南北)
2009-02-19 15:56:05
 2:「私の文章を正確に読んだのであれば、そんな反抗的思考を抱くことは100%ない。わかりやすく言ってあげよう。私の発言は「戦争宣伝禁止法案そのものに瑕疵があるから、提示するなら、その瑕疵の部分を留意してください。」ということ。そして、その瑕疵の内容は、実にわかりやすく例示している。以上、この件について、東西南北殿が私に対して反抗する思考及び感情は不当かつ不正であることが証明されたということで、この件については、「瑕疵部分は瑕疵ではない」という説明以外の発言は、すべて正当性を有しない。」

 理解力、読解力がありますか?あなたは自分勝手に自分の見解を押し付けているだけじゃないの?もう一度、言いますよ。

 だから、ヤメ蚊さんの記事に対するコメントじゃないのですか?誰が1952年の話を再現すると言ったのですか?あなたが勝手に解釈して勘違いしただけでしょう?対象を国家の権力者に限定するということが趣旨なんですよ。ちゃんと日本語を素直に読めば。その法を捻じ曲げる暴力理論のフィルターを外して。

 3:デモの規制、逮捕、取り締まりは店舗や住宅が破壊され、通行人が死傷してから、やれということだね?別に犯罪者扱いなんてしたことはないけど。(失笑)

 ほらね?東西の言う取りでしょ?わくわく44さんは、デモ隊市民を犯罪者扱いしている。デモ隊は店舗、住宅を破壊し、通行人に死傷者を出す存在であるという暴力理論、市民不信、人間不信の差別意識に根付いている。その市民不信、人間不信、デモ隊不信の暴力理論からデモ隊へ規制をかけているわけでしょ?

 4:「マンションに立ち入る人ってのはね、そのマンションの関係者か、そのマンションの住人とか施設に用事がある人ぐらいであって、用事もない人が立ち入ることなどないんでね。」

 そうですよ。だから、ビラ配布で立ち入る人を犯罪者扱いしなくてもいいんじゃないですか?

 犯罪ってのは人目の少ないところで起こるのですよ。わかりますか?最大の犯罪防止策は「人の目を多くすること」ですね。人の目が多ければ犯罪が生起しても被害を少なくできる可能性が高まるし、抑止力にもなる。さらに、捜査の目撃情報を得やすくなり事件の解決にも資する。しかし、わくわく44さんのようにデモ隊やマンションの共用部分に入る人を「犯罪者扱い」するような警察である限り、警察不信は高まり、捜査協力もうまくいかなくなるでしょうね。

 マンションに住んだことがある人なら、これほど見事に「間違っている」ことは100%言わないよ。(失笑)

 5:戦争は起こってからでは取り返しがつかないんですよ。だから、日頃から国家の権力者が憲法を無視するような軍国主義の発言をしたときには厳罰で臨む必要性があるんです。国家と基本的人権の対抗関係ですが、わかりますか?デモ隊取締りについてもビラ配布弾圧事件についても国家警察が市民の基本的人権を侵害してからでは遅いんです。だから、記事にあるような条例に対しては反対の声をあげるし、デモ隊への取り締まり、ビラ配布への弾圧についても世論を盛り上げる必要があるのですよ。

 そういうことで、わくわく44さんが東西へ投げつけた言葉はそっくりそのままお返しします。

 少なくとも、君よりは筋が通っているし、論がまともであることは確か。発言を無条件で撤回しなさい。

 私の文章を正確に読んだのであれば、そんな反抗的思考を抱くことは100%ない。わくわく44さんが私に対して反抗する思考及び感情は不当かつ不正であることが証明されたということで、すべて正当性を有しない。

 根拠も証拠もない、そして、自分自身の妄想が根拠で語る人以上に法を捻じ曲げ暴力理論を「法」だと言い張る人を、私は見たことがない。つまり、わくわく44さん以上に、法=基本的人権という社会規範を擁護し、社会正義を実現する国家を含む勢力を侮辱している人を見たことがない。しかも、わくわく44さんは、基本的人権を擁護し、社会正義を実現する人間に対し、「リーガルマインドの基礎知識もない素人が何をほざいているんだ?裁判所、行政機関の命令が法なんだし、それが事実なんだから従え」と人間を見下し、素人を見下し、基本的人権を抑圧して恥じない傲岸不遜な玄人・専門家・知識人、エリート主義的な差別主義者、国家主義、官僚主義・役人主義、全体主義、軍国主義だということが判明した。

 すべての誤りはわくわく44さんが非科学的な態度と思考に基づいている点にある。つまり、裁判所判例、行政命令、多数意識に法の根拠・証拠を求める態度・姿勢・立場・基礎法学に「誤り」の原因がある。法の源の究極・根拠・証拠は、基本的人権である。人類そのものの中にある。それが人類の生命、身体・肉体の自由を優先するか?それとも主観論100%の「精神論」を優先するか?という法哲学上の根本問題になる。これが科学的な法か?非科学的な暴力理論か?の基本争点です。ここを誤るからわくわく44さんの理論は、すべて暴力理論になるのです。

 わくわく44さんは、科学的な法学を認識したいなら人間・人類についての学習をしなければならない。国家の支配者の論理、構造を背景、証拠・根拠にすることが法学ではないし、法の科学でもなんでもないことを自覚し、反省し、態度を改めるべきです。


 
返信する
わくわく44さんへ。 (東西南北)
2009-02-19 15:14:05
 1:「憲法を無視するような発言?田母神さんが、いつ憲法違反の発言をしたの?どこかに攻撃命令を出したの?勝手に自衛隊を動かしたの?軍国主義の発言?どこが軍国主義の発言?どんな発言?」「どこがどう国民の基本的人権を踏みにじる発言内容なのか、きちんと明示できる根拠を示して言え。」

 あのね。国家主義、軍国主義、官僚主義、全体主義を擁護するわくわく44さんの暴力理論が全開になっていることを証明しているだけですよ。その態度は。読解力あるんですか?東西が既に述べたでしょう。基本的人権と国家の対抗関係、基本的人権の基礎を踏まえて発言したらどうですか?

 戦争は起こってからでは取り返しがつかないんですよ。だから、日頃から国家の権力者が憲法を無視するような軍国主義の発言をしたときには厳罰で臨む必要性があるんです。国家と基本的人権の対抗関係ですが、わかりますか?デモ隊取締りについてもビラ配布弾圧事件についても国家警察が市民の基本的人権を侵害してからでは遅いんです。だから、記事にあるような条例に対しては反対の声をあげるし、デモ隊への取り締まり、ビラ配布への弾圧についても世論を盛り上げる必要があるのですよ。

 田母神前自衛隊航空幕僚長の行為は国民の基本的人権を踏みにじる発言内容であって、国家の権力者の行為です。それを市民のデモ隊と同列視して比較している時点で、論外です。不合格ですね。市民のデモと国家の権力者の行為を同列視している限り、どんな論理を立てても落第です。

 以下は、参考。出所は「しんぶん赤旗」からの抜粋。

 「田母神氏は「懸賞論文」で、旧日本軍の中国侵略について「我が国は蒋介石により…引きずり込まれた被害者」などと全面否定。植民地支配についても「圧政から解放され、また生活水準も格段に向上した」などと美化しています。

 これらは、「植民地支配と侵略」についての反省を表明した一九九五年の「村山富市首相談話」に反するだけでなく、歴史の事実を真っ向から否定するものです。集団的自衛権の行使や攻撃的兵器の保有が禁止されているとする政府の憲法解釈にも真っ向から異議を唱えていることも、憲法尊重擁護義務への挑戦です。

 田母神氏は問題発覚後も「村山談話」について「検証してしかるべきだ」と見直しを要求し、集団的自衛権の行使も認めるべきだとのべています。

 世界有数の戦力をもった軍事組織のトップが、侵略戦争を肯定し、海外での武力行使を可能にすることをめざして政府見解を覆そうとする―現役将校らによるクーデターがあいついだ戦前の歴史を想起させる事件です。

 イラクでの自衛隊の活動を違憲と断罪した名古屋高裁判決に対して、田母神氏は「そんなの関係ねえ」と暴言をはきました。

 日本共産党の井上哲士議員は参院外交防衛委員会で、田母神俊雄空幕長(当時)が“日本は侵略国家ではなかった”などと暴論を主張した問題で追及しました。

 田母神氏は、ホテルチェーン・アパグループの懸賞論文で、「集団的自衛権も行使出来ない」「攻撃的兵器の保有も禁止されている」として、「自衛隊は雁字搦(がんじがら)め」だと、現憲法も非難しています。

 井上氏は、歴史認識として日本の侵略戦争を正当化・賛美し、「日本と世界の戦後政治の出発点そのものを真っ向から否定するもの」であるとともに、「現役自衛隊幹部としての憲法尊重擁護義務(憲法九九条)に反するものだ」と批判しました。

 その上で井上氏は、同氏が空幕長任命の前から隊内誌『鵬友』で、かつての日本の占領地統治について「慈愛に満ちたものであった」などの主張を繰り返していたと指摘。

 井上氏は、こうした立場にたつ人物が、自衛隊の中枢にいたこと自体が異常だと強調。田母神氏自身が懲戒の手続きに応じるとしているのに、政府・防衛省が、懲戒もせず、定年退職で済ませていることに対し、「きちっと処分をするべきだ」と強く求めました。

 田母神氏は、空幕長になる前の航空総隊司令官時代から、航空自衛隊幹部学校幹部会が発行する隊内誌『鵬友』で政府方針に反する内容の論文を発表しています。昨年五月号では、今回の論文と同じ内容を空幕長として発表しています。『鵬友』について防衛庁(現防衛省)は、「責任をもって見ております」(一九九二年五月十四日参院内閣委員会、小池清彦教育訓練局長)と説明してきています。

 田母神氏は二〇〇二年に統合幕僚学校長になるや、「歴史観・国家観」の講義を新設し、侵略戦争を美化する「靖国」派の学者を講師にして「大東亜戦争史観」「東京裁判史観」などを幹部自衛官に教えた。

 田母神氏が空幕長時代のことし一月三十日、熊谷基地で行った講話では、政府の防衛政策の原則である「専守防衛」を「検討されなければいけない」とか、戦前の海外派兵を「侵略のためではない」と教えています。空自隊員の教育指導にあたる准曹士先任九十人にも、「東京裁判やいわゆる南京大虐殺にも触れながら戦後教育の危うさや自虐史観を指摘」(「朝雲」四月三日付)し、持論を教え込んでいます。

 田母神俊雄前航空幕僚長が統合幕僚学校長時代に新設した「歴史観・国家観」講義を受講した幹部自衛官が約四百人に達することが十三日の参院外交防衛委員会で明らかになりました。日本共産党の井上哲士議員の追及に浜田靖一防衛相が答弁したもので、侵略戦争美化、憲法破壊の考え方を教え込む幹部教育が、隊内で大規模に進められていることがはっきりしました。講義が新設されたのは二〇〇三年度。田母神氏は十一日の同委員会で、自身が設けたことを井上氏に対し認めています。

 しかも田母神氏は、空幕長になる前の自衛隊統合幕僚学校長時代には、「歴史観・国家観」の講義を新設し、憲法・教育基本法の問題点、大東亜戦争史観、東京裁判史観などを課題にしました。井上議員の調べでは、二〇〇六年の講師は侵略戦争を美化する「新しい歴史教科書をつくる会」の福地惇副会長です。同氏は講義で、「『自存自衛』のための止むを得ない受身の戦争」だったとか、「現憲法体制は論理的に廃絶しなくてはならない虚偽の体制」とまで教えています。

 井上氏は、講師を務めたことを明らかにしている大正大学の福地惇教授(「新しい歴史教科書をつくる会」副会長)の講義内容が「満州事変・満州建国は日本の侵略ではない」「偽装歴史観に裏付けられた平和憲法=『GHQ占領憲法』」などであると指摘。「田母神氏が今回、論文で明らかにした中身が幹部教育で教えられている」と迫りました。

 日本共産党の井上哲士議員は、参院外交防衛委員会で、参考人として出席した田母神俊雄前航空幕僚長と政府をただしました。井上氏は、田母神氏が“日本は侵略国家ではない”とする「論文」と同様の考えを職務権限を使い、自衛官に教え込んでいた実態を暴露し、政府の任命責任を厳しく追及しました。

 井上氏は、田母神氏が航空幕僚長在任中、基地視察などさまざまな機会で「訓話」や「講話」を行い、「南京大虐殺は誰も見ていない」「決して日本が侵略のために中国に出て行ったのではない」などと語っていたことを明らかにしました。

 「一個人の『言論の自由』の問題ではない。自衛隊の外で公にしたら更迭されるような内容を、職務権限を使って自衛官に教え込むのは重大だと思わないのか」と井上氏が迫ったのに対し、浜田靖一防衛相は、「大変重大なことだ」と認めざるを得ませんでした。

 さらに井上氏は、田母神氏が統合幕僚学校長だった二〇〇四年に、自ら主導して幹部教育カリキュラムに「国家観・歴史観」を新設。「新しい歴史教科書をつくる会」の副会長を外部講師に招いていたこと、その講師が、「現憲法体制は論理的に廃絶しなくてはならない虚偽の体制」と主張していた事実をつきつけました。

 田母神氏は、懸賞論文の中で「我が国が侵略国家だったというのは濡衣(ぬれぎぬ)だ」と主張するとともに、「集団的自衛権も行使出来ない」などと、現憲法を非難しています。

 井上氏が指摘したのは、論文執筆以前から、田母神氏がこうした暴論を、空幕長として全国の基地で講話などの形で繰り返していた問題です。

 浜田靖一防衛相は「講話は部外者に対して広報目的に実施する。訓話は、上級者が部内のものに対して教えを諭すために実施することが多い」と説明しました。

 そこで井上氏が示したのは、田母神氏が一月三十日に空自熊谷基地(埼玉県)で行った「我が愛すべき祖国日本」と題した講話です。「専守防衛」について「これからもずっと正しいのか、検討されなければいけない」と主張し、かつての戦争で中国に軍隊を送ったのも「決して侵略のためではない」などと述べていました。

 井上氏に対し田母神氏は「しゃべった内容は(懸賞)論文といっしょだ」と述べ、講話の事実を認めました。

 このほかにも、自衛隊準機関紙「朝雲」(四月三日付)によると、空自の准曹士先任集合訓練の場で同氏は「東京裁判やいわゆる南京大虐殺にも触れながら戦後教育の危うさや自虐史観を指摘」した訓話を行っています。

 井上 任務として幹部を集め、職務権限として「教えを諭す」―つまり空幕長として教育している。自衛隊の外で公にしたら更迭される内容を、職務権限として自衛官に教え込んでいる。重大だと思わないのか。

 防衛相 重大なことだという認識のもとに今回、お辞めをいただいた。

 浜田防衛相も、その異常さを認めざるをえませんでした。

 田母神氏は、熊谷基地での講話で「われわれ(自衛隊)が外に向かって意見を言っていかなければならない」「問題はなんぼ起こしてもいいから頑張ってください」とまで述べています。井上氏は「まさに、けしかけているものだ」と批判し、田母神氏がこれまで、どんな講話・訓話を行ってきたのか、全容を明らかにせよと求めました。

 浜田防衛相は「検討させていただきたい」と答弁しました。」

 
返信する
ヤメ蚊さん (わくわく44)
2009-02-19 11:58:09
そうであるなら、掲げられた10項目に問題はないはずですから、これらの項目自身に問題ありと解される発言はやめておくべきでしたよ。

むしろ「この項目自身は、住民たちが求めても不思議ではない、ごくごく自然なことではあるが、」という断りの文言を入れた後に、さまざまな批判を入れていかないと、「ヤメ蚊さんは『防犯』について、どう考えているのだろう?国家権力への警戒のあまり、『住民の安全安心』への配慮を怠っているのではないだろうか?」と思われても仕方がない。
以前、少年事件に関する件でもありましたが、現実問題として、住民は不安なんですから、その不安を解消することに留意した文章を書かないと、たとえヤメ蚊さんがそのつもりはなくても、そう受け止められる可能性はあります。特に弁護士を標榜しているのですから、閲覧者も「プロの文章」として見るのですから、そのあたりは注意してもらいたい。

これはヤメ蚊さんに限った話ではないですが、反権力の人ほど、「現実的に○○が起こっているが、これはどうすんの?」というのがない。だから誤解を招く。決していいことではないと思います。
返信する
私の問題意識は (ヤメ蚊)
2009-02-19 06:16:37
住民を欺くような方法で、新しい政策を実現しようとすることへの警鐘ですよ。審議会の趣旨とは違う内容の答申をしている。これがまず、問題。そのうえで、そういう「民主的ではない方法、透明性のない方法」による提案の内容には、裏がつきものであり、その裏は、天下り先の新設などの臭いがぷんぷんする、とこういうことです。そういう趣旨は本文から十分に読み取れると思いますが…。
返信する
東西南北殿へのつづき (わくわく44)
2009-02-19 00:54:47
>そうですよ。具体的で実質的な違法行為が生じてから、市民の表現の自由を制限しろ、ということですよ。

つまり、店舗や住宅が破壊され、通行人が死傷してから、やれということだね?
なるほど、東西南北氏は、東西南北氏が支持する人や東西南北氏に賛同する人の生命財産を優先し、その人たちの欲求のためには、東西南北氏が支持しない人や東西南北氏に賛同しない人たちの生命財産は奪われてもいい、ということだね。
私の発言に逆らうというのは、そういうことを意味するのであって、これを否定する論理はこの世に存在しないからね。東西南北氏の思考が明確になりました。

>あなたは、市民のデモ隊を犯罪者扱いしているのじゃないですか?

別に犯罪者扱いなんてしたことはないけど。(失笑)
事前に届け出て、他の人の迷惑にならないように配慮してデモをしている人に対して、なんで犯罪者扱いしなきゃならんの?
東西南北流に言えば、このことを理解しないのが愚かですわ。(失笑)

>マンションの共用部分に立ち入る人を犯罪者扱いしていますからね。犯罪ってのは人目の少ないところで起こるのですよ。わかりますか?最大の犯罪防止策は「人の目を多くすること」ですね。人の目が多ければ犯罪が生起しても被害を少なくできる可能性が高まるし、抑止力にもなる。さらに、捜査の目撃情報を得やすくなり事件の解決にも資する。しかし、わくわく44さんのようにデモ隊やマンションの共用部分に入る人を「犯罪者扱い」するような警察である限り、警察不信は高まり、捜査協力もうまくいかなくなるでしょうね。

マンションに住んだことがある人なら、これほど見事に「間違っている」ことは100%言わないよ。(失笑)
マンションに立ち入る人ってのはね、そのマンションの関係者か、そのマンションの住人とか施設に用事がある人ぐらいであって、用事もない人が立ち入ることなどないんでね。
あと、マンションの共用部分は、マンション関係者や住民にとっての共用部分であって、部外者との関係では「専有」なのよ。犯罪者扱いするしない以前の話。おわかり?
つまりだね、理解力が乏しい東西南北氏のために詳しく言うと、マンションの共用部分というのは、一戸建ての家ならば、庭とかベランダに相当する部分なの。違いは、その庭やベランダが「住人全員が共有している」というものであって、部外者が勝手に立ち入るのは、君の家に無断で入るのと同じことなのよ。
そういうことも知らないで、根拠も証拠もなく、勝手な妄想だけで主張し、そして、その誤りを指摘する私に向かって反抗的な思考及び感情を抱くな。

>田母神前自衛隊航空幕僚長の行為は国民の基本的人権を踏みにじる発言内容であって、

どこがどう国民の基本的人権を踏みにじる発言内容なのか、きちんと明示できる根拠を示して言え。

>日頃から国家の権力者が憲法を無視するような軍国主義の発言をしたときには厳罰で臨む必要性があるんです。

憲法を無視するような発言?田母神さんが、いつ憲法違反の発言をしたの?どこかに攻撃命令を出したの?勝手に自衛隊を動かしたの?
軍国主義の発言?どこが軍国主義の発言?どんな発言?


まぁ、長々と語ったようだが、いずれも「東西南北個人の妄想を実現したいがためだけの発言、しかも、それが正当であるという根拠も証拠も、どこにも存在しないか、あるいはあっても明示しない、実に身勝手極まりない、それでいて自分を民主的だの科学的だのと思いこんでいる、どうしようもない状態」ということを示しただけ。
私に対して反抗的な思考および感情を抱くなら、きちんと証拠なり根拠を明示しなさいね。できない、あるいはやりたくないなら、今までの発言を全部撤回した上で、誠実に謝罪すること。
返信する
いい加減にしなさいね。 (わくわく44)
2009-02-19 00:33:19
東西南北殿

>むちゃくちゃですね。わくわく44さんを法学部で教えた先生は誰ですか?笑。

少なくとも、君よりは筋が通っているし、論がまともであることは確か。発言を無条件で撤回しなさい。

>だから、ヤメ蚊さんの記事に対するコメントじゃないのですか?誰が1952年の話を再現すると言ったのですか?あなたが勝手に解釈して勘違いしただけでしょう?対象を国家の権力者に限定するということが趣旨なんですよ。

私の文章を正確に読んだのであれば、そんな反抗的思考を抱くことは100%ない。
わかりやすく言ってあげよう。私の発言は「戦争宣伝禁止法案そのものに瑕疵があるから、提示するなら、その瑕疵の部分を留意してください。」ということ。そして、その瑕疵の内容は、実にわかりやすく例示している。以上、この件について、東西南北殿が私に対して反抗する思考及び感情は不当かつ不正であることが証明されたということで、この件については、「瑕疵部分は瑕疵ではない」という説明以外の発言は、すべて正当性を有しない。

>その法を捻じ曲げる暴力理論のフィルターを外して。

根拠も証拠もない、そして、自分自身の妄想が根拠で語る人以上に「法」を捻じ曲げる人は、私は見たことがない。つまり、東西南北氏以上に法を侮辱している人を見たことがない。

>特に6については、麻生邸見学ツアーやサウンドデモつぶしであることは明白だ。「多大な迷惑」、「街の秩序」って、ものすごく広く解釈できるから、どのようなパフォーマンスでもつぶすことができる。
>と書いているけど、記事を理解していますか?

だから言ってるじゃないか。それを批判するなら、「戦争宣伝禁止法案」にも同じ態度をとってください、って。定義があいまいな「戦争を助長・・・」などを掲げて禁止されたら、製作者の意思が反戦であっても、「これは好戦的だ!」という解釈もできるわけだから、いくらでも取り締まることができるってね。

もっとも、ヤメ蚊さんも、思い込みが激しいようで、前提となっている『警察や事業者、住民らによる協議会』をネグってしまっているけどね。
暴動に発展しそうなものは、事業者も住民も望まないから「事前防止」はして欲しいだろうが、住民主催の「戦争反対」運動であれば、ちゃんと実施計画を届けてやるだろうし、そうなればパフォーマンスをしている時間は、むしろ警察が交通規制などをかけて、運動の安全を図ってくれるよ。
これを否定したい人というのは、「やりたいときに、やりたいだけ、いつでもすぐにやりたい」という、運動に参加している人以外は全員迷惑この上ないことを思考しているだけだけどね。

>国家と人権法の対抗関係を理解しないで、同列視するわくわく44さんは明らかに暴力理論ですよ。

だから、国家と人権法の対抗関係ってのを、きちんと根拠を明示して説明しなさいよ。それができないで、私の発言を「暴力理論」と唱えるのを「捏造」と日本語でいう。そして、それが権力による刑事罰を伴うことになれば「冤罪事件」になるのだよ。

>ぜんぜん法=基本的人権を擁護し、社会正義を実現する勢力ってことが理解できていない。基礎法学が崩壊している

だから、いつから「法=基本的人権の擁護」であり、それが「社会正義の実現」なのか、そしてそれが「基礎法学」なのか、それをきちんと根拠や証拠を明示して説明しろと言っているではないか。
それなしに、東西南北氏という基礎知識もない素人が、勝手に妄想しているものを理解しろと言われても、こちらはそれを理解する義務も責任もないんでね。

>謙虚になって自然法、基本的人権の基本を認めたらどうでしょうか?

それは東西南北という、証拠も根拠もない、自分自身が勝手に思い込んだものを信じ込むだけで強弁している愚かな人が、私から言われる言葉である。

>あなたのいう「思想」「概念」「精神」なんてのは人類の生命、肉体・身体があってのことです。あなたのいう「精神論」的な人権論なんかよりも、人類の生命、身体・肉体、人類の労働力そのものの方が優先、優越するのですよ。精神と肉体を同列視してる限り、基本的人権を認識することは不可能ですよ。戦争は違法と思わなくても違法なんです。わかりますか?人命を断絶する行為は違法と思わなくても違法なんですよ。人間の思想・精神などの左右されない基本的人権が人類として生きて、働くという肉体的、身体的な権利・自由なのです。これを基礎にしない理論は暴力理論です。

だから、その証拠や根拠は?それを明示しなさいと言っているんだが。
東西南北氏のような基礎知識もない素人が、証拠も根拠もなしに、勝手に思い込んでいることが「理論」「定義」になることがあるとしたら、それこそ「宗教」。どこが「科学的」なんだ。(失笑)
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別に委縮する必要はない (わくわく44)
2009-02-19 00:06:45
パンさん

>麻生邸見学ツアーに関して、総理の私邸ですから、警察があれほどに多くの人数で、警備することになったんでしょうね。

「見学ツアー」も、首相官邸に向けたものならば、「転び公安」なんてやったら、「言論弾圧だ」というのはわかりますよ。

>警察との事前の話し合いで、デモするわけでなく、おとなしく、五人づつ、見学しにいくのならいいということになっていた。それなのに逮捕です。おそらく、勝手な想像にすぎませんが、公安と警備課とは事前に協議していたわけではないのではないかと思います。

おそらく、それが正しいんだろうと思います。
だからこそ、警備課は「まぁ、周りに迷惑をかけないようにやってよ」という態度だったんでしょう。でも、誤解を招くようなことは、やはり慎むべきです。デモは公道を占拠して、他の人の交通に影響を与えるものですから、公権力へどうこうじゃなくて、同じ市民に向けて配慮を心がけてほしいと思います。

>総理の私邸、これが事件に発展する要素となったんでしょうね。

いや、まったく逆です。
今回は、麻生邸のような大邸宅で、しかも相手が首相だったから、不起訴で済んだと思います。
あまり大きくない小泉純一郎邸だったり、あるいは大邸宅ではなさそうな福島瑞穂邸や志位和夫邸向けのもので不起訴なら、それこそ最低でも略式起訴・罰金刑にならないとおかしい。

>萎縮することなく発言し、他の意見も尊重し、冷静で、穏やかな話し合いをしていきたいと自戒しています。

デモの許可制は、形式的には許可制ですが、よほどのことがない限り「許可しないといけないもの」ですから、実質上は「届け出」です。
ただ、この届け出をしておかないと、特に道路を使うともなれば、それなりの対処もしないといけないわけですから、「周りのことも考えて」やれば、私は問題はないと思います。


ASKさん

>そもそも麻生邸見学ツアーはデモではなかったし、デモでないならば届け出る必要も無いわけで、あれは警視庁公安部と渋谷署の暴走です。

実態がデモではないにしても、インターネットで多数の参加を呼び掛けて、プラカードを掲げて集合場所を指定しているのですから、「実際はデモをするんじゃないの?」と思われても仕方がない。そんで事前に届け出もしないってんじゃ、逮捕されても文句の余地はありません。
いくら私邸とはいえ、相手が内閣総理大臣という権力者で、しかも、本当にデモをするわけじゃなかったのだから、不起訴になったのは、私は妥当だと思いますが、ただ、『許可の要件がネガティブリスト=禁止事項に抵触しなければ、許可を出さないといけない。』ものについて、反権力にこだわって姑息なことをするな、と言いたい。
これが「許認可の要件がポジティブリスト」なら、気持ちはわからないでもないですけどね。

>「デモをする権利の行使のために、他の市民はデモから受ける被害を許容せよ」
>こんなの当たり前では? デモから受ける被害って何? せいぜい通行の邪魔だなって思うぐらいでしょ。欧米などの国では頻繁に万単位のデモをやっていますよ。その国々の人々はデモから受ける被害とやらを許容しているということでしょう。民主主義国の国民としてはあれが当たり前だと思うが。

それを「当たり前だと思う」ところに、あのデモを支持した人たちの「自己中心的思考」が垣間見られる。
私はデモをするな、と言っているのではない。デモに参加したくない、関心がない人も、各々権利があるわけで、デモ参加者から迷惑を被ることを甘受しなければならないいわれはない。
しかも、場所が場所だということもわからないといけない。ただでさえ渋滞しているところにあって、「せいぜい通行の邪魔だな」ぐらいのことが、大渋滞を招くことも配慮してやらないといけないのでは?
人権、人権と声高に叫ぶなら、「自分たちとは異なる立場や思考の人たちの人権」にも配慮しなさい。
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わくわく44さんへ。 (東西南北)
2009-02-18 15:27:35
 もう‥笑。むちゃくちゃですね。わくわく44さんを法学部で教えた先生は誰ですか?笑。

 1:「ヤメ蚊さんや君たちが言い出しただけであって、1952年に提出された法案自体は、対象を国家の権力者に限定していたわけではないが。(失笑)」

 だから、ヤメ蚊さんの記事に対するコメントじゃないのですか?誰が1952年の話を再現すると言ったのですか?あなたが勝手に解釈して勘違いしただけでしょう?対象を国家の権力者に限定するということが趣旨なんですよ。ちゃんと日本語を素直に読めば。その法を捻じ曲げる暴力理論のフィルターを外して。

 2:「言論規制?どの項目が「市民の言論を規制する」の???。(失笑)」

 特に6については、麻生邸見学ツアーやサウンドデモつぶしであることは明白だ。「多大な迷惑」、「街の秩序」って、ものすごく広く解釈できるから、どのようなパフォーマンスでもつぶすことができる。

 と書いているけど、記事を理解していますか?

 3:「いえいえ、私の理論は法理論でございます。東西南北氏みたいに、目視できる根拠を示さないで、勝手に法の定義をするような傲慢な人間ではございませんので、あしからず。」

 国家と人権法の対抗関係を理解しないで、同列視するわくわく44さんは明らかに暴力理論ですよ。国家権力が決定した行為をすべて「法」だというわけですから。ぜんぜん法=基本的人権を擁護し、社会正義を実現する勢力ってことが理解できていない。基礎法学が崩壊しているので、その上に、いくら法解釈学をまくしたてても砂上の楼閣どころが明白に誤りです。わくわく44さん。謙虚になって自然法、基本的人権の基本を認めたらどうでしょうか?

 あなたのいう「思想」「概念」「精神」なんてのは人類の生命、肉体・身体があってのことです。あなたのいう「精神論」的な人権論なんかよりも、人類の生命、身体・肉体、人類の労働力そのものの方が優先、優越するのですよ。精神と肉体を同列視してる限り、基本的人権を認識することは不可能ですよ。戦争は違法と思わなくても違法なんです。わかりますか?人命を断絶する行為は違法と思わなくても違法なんですよ。人間の思想・精神などの左右されない基本的人権が人類として生きて、働くという肉体的、身体的な権利・自由なのです。これを基礎にしない理論は暴力理論です。

 4:「無届デモなんて実質的に何らの可罰性もないような形式犯」という妄言を百歩譲って「正しい」とするならば、「具体的な破壊行為や妨害行為が発生してから取り締まれ」ということになるのであって、とても『防犯』ではないし、さらに言えば「デモをする権利の行使のために、他の市民はデモから受ける被害を許容せよ」という、実に他人の迷惑を顧みない自己中心的なことが起こることになる。」

 そうですよ。具体的で実質的な違法行為が生じてから、市民の表現の自由を制限しろ、ということですよ。あなたは、市民のデモ隊を犯罪者扱いしているのじゃないですか?市民のデモを犯罪者扱いする時点で、そんな理論は暴力理論ですね。基本的人権を擁護し、社会正義を実現する職務を担う民主警察のすることではない。そのように市民のデモ隊を犯罪者扱いするような「体質」が暴力理論なのであって、民主警察と市民の間の「溝」を深め、警察不信を煽ることになることに気づかないというのは愚かです。

 5:「つまり、「いろいろな人が出入りできるような社会に開かれた環境」というのは、防犯としては最悪の対策。」

 これも4と同じですね。「同様にして」なんですよ。わくわく44さんは一貫して市民不信、人間不信でマンションの共用部分に立ち入る人を犯罪者扱いしていますからね。犯罪ってのは人目の少ないところで起こるのですよ。わかりますか?最大の犯罪防止策は「人の目を多くすること」ですね。人の目が多ければ犯罪が生起しても被害を少なくできる可能性が高まるし、抑止力にもなる。さらに、捜査の目撃情報を得やすくなり事件の解決にも資する。しかし、わくわく44さんのようにデモ隊やマンションの共用部分に入る人を「犯罪者扱い」するような警察である限り、警察不信は高まり、捜査協力もうまくいかなくなるでしょうね。わくわく44さんは最悪の防犯対策を提唱しているのですよ。その政策は、わくわく44さんの人権意識の希薄さ、国家主義、官僚主義、全体主義から来ているのですがね。

 6:「田母神氏については、アパグループへの論文(?)問題に限定していえば、懲戒処分が下るかどうか、というレベルの話。仮に懲戒処分が下ったとしても、せいぜい戒告程度の話。」「仮にこの程度で懲戒免職になろうものなら、渋谷の「麻生邸見学ツアー」の主宰者は不起訴どころか罰金程度の刑罰を受けないといけないね。」

 ほらね。まったくの蝙蝠ぶりです。基本的人権を理解していないから処罰の量刑が逆さまになる。

 田母神前自衛隊航空幕僚長の行為は国民の基本的人権を踏みにじる発言内容であって、国家の権力者の行為です。それを市民のデモ隊と同列視して比較している時点で、論外です。不合格ですね。市民のデモと国家の権力者の行為を同列視している限り、どんな論理を立てても落第です。

 7:戦争は起こってからでは取り返しがつかないんですよ。だから、日頃から国家の権力者が憲法を無視するような軍国主義の発言をしたときには厳罰で臨む必要性があるんです。国家と基本的人権の対抗関係ですが、わかりますか?デモ隊取締りについてもビラ配布弾圧事件についても国家警察が市民の基本的人権を侵害してからでは遅いんです。だから、記事にあるような条例に対しては反対の声をあげるし、デモ隊への取り締まり、ビラ配布への弾圧についても世論を盛り上げる必要があるのですよ。

 

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参考までに (パン)
2009-02-18 12:04:19
警察官を対象にした雑誌月刊『治安フォーラム』3月号の冒頭に、「反貧困・格差是正」を旗印にした労組、大衆団体のネットワークが大きな運動になって発展していく可能性があり、その動向に注目していく必要があるという趣旨のことが述べられています。
編集後記には、それらの運動に、共産党や過激派が関与しており、それは労働者のためではなく、彼らの組織のためであることを忘れてはならないという趣旨のことが述べられています。
う~ん。どうなんでしょう。
おもしろいのは、先述の、労働者のためではないというところ。私の妄想ですが、おそらく、警察官の皆さん、同情しちゃならん。その裏には組織拡大があるのだからといいたいのかな。警察の方は、正義感が人一倍すぐれているのですから、あんな非人間的な扱いをされた事態に対して、きっと、内心では、怒り、同情する人が相当いるのではないかと思ってしまう。

ご存知のように、亀井静香さんが警視総監さんに対して電話して意見する。知っている方が多く、いまさらながらですが、念のため。詳しくは、こちらへ。日刊サイゾー(=http://www.cyzo.com/2008/11/post_1192.html
亀井さんは元警察官僚。連赤、成田などの事件を捜査した警備局極左事件統括責任者の経歴(Wikipediaより)。このことに関して、すごい専門家ですよね。その意見は相当な信頼性があると思うのですが。どうなんでしょう。鈴木宗男さんも支持してくれています。お二人の力添えは心強い。ありがたいですね。佐藤優さんも支持してくれています。今後も助けになってほしいですね。
保守リベラル派の後藤田正晴さんが生きておられたら、何ていうでしょうか。気になります。
田仁さんのコメントに、佐々淳行さんが「今の若者にも40度は困るが38度位の熱は発して貰いたい」とありましたが、佐々さんがそうおっしゃるなら、是非、佐々さんに、この運動の支援をしてくださいとお願いしたいです。

反貧困の運動はとても平和的なものだと思いますよ。共産主義のような思想的なものはないとおもいますよ。ま、私の場合、ちょこっと、集会やデモに参加する程度で、詳しくないですが。

そういえば、湯浅誠さんが、2月16日、衆議院予算委員会公聴会に公述人として出席されていましたね。その意見が国会に反映されてほしいですね。
派遣村には、約1500人のボランティアが参加したと派遣切りの集会で聞きました。各地から、多くの寄付が寄せられたといいます。心ある人たちの助けが多くあります。この尊い運動を大事にして、援助していきたいと自分は思っています。

月刊『文藝春秋』3月号で、湯浅誠さんと丹羽宇一郎(伊藤忠商事会長)との対談が載っています。丹羽さんは、派遣切り問題に対して理解を示されているので、驚きました。ただ、お決まりの、自己責任という偏見はやはり、おありのようで。もちろん、いつものごとく、湯浅さんは、現状は深刻で、そういう問題ではないと反論しています。最後に、丹羽さんは、湯浅さんにいつでも協力するとおっしゃていますので、貧困という凄まじき現状をよく知っていただいて、湯浅さんに協力してほしいですね。

弁護士会が主催する講演会に参加したとき、品川正治(経済同友会終身幹事)は、新自由主義的なあり方を批判し、人を物のように扱うなど、決してあってはならない。首切りは最後の最後まで、してはならない。経営者は責任をとり、辞任すべき。このようなモラルが全くなくなってしまったことはなげかわしいという趣旨のことを述べられたと記憶しています。立派な方がいらっしゃるのだなぁと、とても印象深く記憶に残っています。

偏見、自己責任論について参考になるものに、マガジン9条「雨宮処凛がゆく」第89回(=http://www.magazine9.jp/karin/090211/
があります。このブログを読む方は既に、ご承知で、必要ないと思いますが、知らない人いるかもしれないので、一応、念のため紹介しておきます。
プレカリアートについての参考、マガジン9条「雨宮処凛がゆく」第90回(=http://www.magazine9.jp/karin/090218/
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Unknown (ASK)
2009-02-18 11:51:12
そもそも麻生邸見学ツアーはデモではなかったし、デモでないならば届け出る必要も無いわけで、あれは警視庁公安部と渋谷署の暴走です。明らかに逮捕要件を満たしたから逮捕したのではなく逮捕したいがために逮捕したのが見え見えですよ。

「デモをする権利の行使のために、他の市民はデモから受ける被害を許容せよ」
こんなの当たり前では? デモから受ける被害って何? せいぜい通行の邪魔だなって思うぐらいでしょ。欧米などの国では頻繁に万単位のデモをやっていますよ。その国々の人々はデモから受ける被害とやらを許容しているということでしょう。民主主義国の国民としてはあれが当たり前だと思うが。
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わくわく44さん、コメントありがとうございます (パン)
2009-02-18 07:33:28
なるほど、おっしゃることはわかります。私と意見は違いますが、わくわく44さんのご意見、尊重します。
麻生邸見学ツアーに関して、総理の私邸ですから、警察があれほどに多くの人数で、警備することになったんでしょうね。警察との事前の話し合いで、デモするわけでなく、おとなしく、五人づつ、見学しにいくのならいいということになっていた。それなのに逮捕です。おそらく、勝手な想像にすぎませんが、公安と警備課とは事前に協議していたわけではないのではないかと思います。勝手な想像ですよ。公安は、かなりマークしていたんでしょうね。これも勝手な想像。私の妄想。総理の私邸、これが事件に発展する要素となったんでしょうね。これも私の妄想。

デモは楽しいですよ。しっかり許可とっているのであれば、安心して参加できます。今後も行われると思いますので、もし、よろしければ、ご参加ください。って私は主催者じゃないけれど(笑)。

治安について、いろいろな意見を出して話し合っていくことは大切ではないかと思います。人それぞれ、いろいろな考えがあるのですから、萎縮することなく発言し、他の意見も尊重し、冷静で、穏やかな話し合いをしていきたいと自戒しています。

わくわく44さん、ご意見頂戴いたしました。ありがとうございます。
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粘着右翼が鬱陶しい事で。 (田仁)
2009-02-18 01:14:04
麻生邸見学ツアーの不当逮捕は(当たり前ながら)無罪で逆に安易に逮捕した公安側が恥を晒した事実や、例の転び公妨は麻生演説を庇う余りの勇み足としてユーチューブで世界中から見られ(中川昭一並みに)国辱な汚点を残した現実を、どうしても直視出来ない夢見がちな右翼が鬱陶しいですねえ。
とても難儀です。
恐らく、そういった現実からの乖離が著しい右翼が、諮問会議なるものに巣喰うから歪んだ条例案とかデッチ上がるんでしょうね…。
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パンさん宛 (わくわく44)
2009-02-17 18:38:24
>法律のことは難しくって、わかりませんが、サウンド・デモや麻生邸見学が、他の人にそんなに迷惑になっているのか、私には全くわかりません。
>ちゃんと、まわりに配慮して行われていると思いますよ。パフォーマンスは派手ですが、過激で暴力的なものでは、全くないし、祭りなんですよ。お祭り。

公道を使ってイベントをする以上、目的が正当か不当かを問わず、他の交通に迷惑をかけることになる。だから、ちゃんと手続きを踏みなさい、ということ。

>お祭りを禁止するってことになっちゃいますよ。変ですね。

誰も禁止なんてしてないでしょ。
「やるなら、ちゃんと許可を得なさいね」っていうだけの話。しかも、拒否する理由がない限り許可は出さないといけないの。そういう類のことですら、許可を求めないという態度こそ、「自己中心的」と責められるべきであって、麻生邸見学ツアーの主宰者を弁護する要素はないよ。

>過剰な理性に対する、バランスを回復する営み、いろいろな共同体にとって非常にプラスになる働きがあるんでしょうに。
>トリックスターを過度に抑圧したり、恐れたりすると、反対に悪の側面が現れ来ることにもなりかねないのですよ。文化人類学、民俗学、心理学が教えてくれているでしょ。

他の人の迷惑に配慮するのが「過剰な理性」で「過度な抑圧」なのかい?

>お互いに折り合って、うまくやっていくのが、賢明なのです。
>そうすれば、お互いにプラスになるのですよ。

じゃ、事前にちゃんと届け出て、許可を申請すべきだったね。あの「見学ツアー」の主宰者こそ「折り合う」気がないんじゃないの?という感想しか受けない。最低限の理性がある人間にとっては、だが。


あ、勘違いしている人が1名いたので、追記。

東西南北殿

>マンションの共用部分への立ち入りを不法侵入にするようなことを世論は「配慮」しなくていいですね。むしろ、いろいろな人が出入りできるような社会に開かれた環境、人の目がたくさんある状況を作り出すほうが治安対策にはよい、という当たり前の防犯対策を対置すべきですね。

犯罪を助長させる思考だね、これは。
まず、マンションの共用部分というのは、「マンションの住人や所有者、管理者にとっての共用部分」であって、マンション関係者でもない人が勝手に立ち入れば不法侵入。
しかも、マンションの共用部分は、そのマンションに用事がある人でもない限り立ち入ることがないわけで、「人の目がたくさんある状況」になどならない。つまり、「いろいろな人が出入りできるような社会に開かれた環境」というのは、防犯としては最悪の対策。
東西南北氏は、住宅のことまで身勝手極まりない自己中心的な暴論を思想としているようだ。

>同様にして、

ぜんぜん同様ではないことを「同様にして」と思考する異常さを丁寧に示してくれているが、

>無届デモなんて実質的に何らの可罰性もないような形式犯

という妄言を百歩譲って「正しい」とするならば、「具体的な破壊行為や妨害行為が発生してから取り締まれ」ということになるのであって、とても『防犯』ではないし、さらに言えば「デモをする権利の行使のために、他の市民はデモから受ける被害を許容せよ」という、実に他人の迷惑を顧みない自己中心的なことが起こることになる。

もっとも、この程度の配慮もできない人間の発言が、大多数の支持を得られることがない、というところに、日本社会も「まだまだ捨てたもんじゃないな」という状態が出ているわけだが。

>田母神前自衛隊空幕長の言論行為は退職金付の定年退職ですもんね。

君は、自分の理想とする発言や行動をしなかっただけの、単なる身勝手な妄想を根拠に、懲戒免職にしろと不当かつ不正な思考と感情を抱き、それを公に示した(発言した)わけだが、この際だからはっきり言っておくとしよう。
田母神氏については、アパグループへの論文(?)問題に限定していえば、懲戒処分が下るかどうか、というレベルの話。仮に懲戒処分が下ったとしても、せいぜい戒告程度の話。そして「幕僚長としての資質に欠ける」ということでの更迭で、定年に達したために退職。
田母神氏は刑法に違反したわけでもなければ、公務員の諸規定に違反したわけでもない。もちろん、勝手に出動命令や攻撃命令を出したわけでもない。田母神俊雄個人の意見を述べただけ。例え改憲を唱えても、実際に改憲するまで憲法の規定に従って行動していれば、日本国や日本国民に何かあるわけでもあるまいし。懲戒免職などなるわけがないだろうが。
仮にこの程度で懲戒免職になろうものなら、渋谷の「麻生邸見学ツアー」の主宰者は不起訴どころか罰金程度の刑罰を受けないといけないね。こちらは「公道や歩道で勝手にイベントを行って、他の人に迷惑をかけようとした」んだから。

まぁ、これを書くと、頓珍漢な「反論」を「身勝手な妄想を根拠」にして、さらに「全体主義者」だの「基本的人権を理解していない」だのと、不当な評価を交えてやってくるんだろうけどね。
返信する
いい加減にしなさいね (わくわく44)
2009-02-17 10:16:09
東西南北殿

>戦争宣伝禁止法案は国家の権力者の言論を対象とする、と述べていたでしょう。

ヤメ蚊さんや君たちが言い出しただけであって、1952年に提出された法案自体は、対象を国家の権力者に限定していたわけではないが。(失笑)

>それを警察が市民の言論を規制することと同列視している時点で、

言論規制?
どの項目が「市民の言論を規制する」の???。(失笑)

>わくわく44さんこそ法を語らないことですね。あなたの理論は暴力理論です。

いえいえ、私の理論は法理論でございます。
東西南北氏みたいに、目視できる根拠を示さないで、勝手に法の定義をするような傲慢な人間ではございませんので、あしからず。

>国家と人権法の対抗関係は基礎知識ですから認識してください。

東西南北氏のような、「法」を勝手に脳内で決めて、それを他人に向かって押し付け、拒否すれば攻撃するような人が、どれだけ「認識してください」と要請しようが、そんなものを受け入れる義務は、何人も持っていない。あしからず。

>基本的人権は「文書資料、文献」があろうがなかろうが、成分法があろうがなかろうが人類が地球上に存在した時から、人間が生まれながらに保持するものなのですよ。証拠もへったくれもないのです。わかりますか?

証拠もへったくりもないのに、人間は生まれながらにして基本的人権を保持している????
それで「わかりますか?」????
証拠がないものを理解しろ、信じろって、東西南北氏は私に超能力を持てと要求しているのか、それとも「東西南北教」とも言うべき宗教の信者になれとでも言っているのか。
とても不思議な言論だなぁ。

>あなたの目に前に人間がいるでしょう?地球上にも人類が生存していますよ。あなたがどう思おうが、成分法にどのように書き込もうが。成文法、国家に先んじて、優先して存在するものが基本的人権です。

人類が生存していたら基本的人権が存在する???
はてさて、そのロジックはいずこにありや???

>人類、人間は共に生き、共に働くことを前提にしなければ文字言語で表す法典なんて存在できないのですよ。

法典ぐらい、紙とペンがあれば、識字さえしていれば、いくらでも作れるよ。カンタンなものなら2~3分でもできるかな?
もっとも、それが他人や社会に効力があるかどうかまでは保証できないけど。(失笑)
返信する
Unknown (東京都調布市在住)
2009-02-17 00:45:59
ヤメ蚊先生、情報ありがとうございました。下のようなパブリックコメントを出しておきました。

パブリックコメント担当あて
標記について、以下のように意見を述べます。
1.「考え方」の法的性質が不明である
この「考え方」の法的性質が何であるかが、まったく不明である。見たところ、法令、条例、規則に基づくものではないようであるが、通達のように行政組織内部の文章でもないように見える。また、これにより、一般市民に新たな義務や責任が発生するのかあいまいな表現になっている。このため、「第1通則、1目的」の次に、次の文章を挿入することを提案する。

「この考え方は、東京都青少年治安対策本部総合対策部安全安心まちづくり課の考え方を示したものであり、法令あるいは条例または規則に基づくものではなく、都民に新たな義務を負担させるものではない。また、この考え方は行政手続法(平成5年法律第88号)の処分や行政指導に当たるものでもない。」

2.「考え方」の発信者(制定者)が誰であるかが記載されていない
「考え方」に発信者の記名がない。発信者を「安全安心まちづくり課長」と明記していただきたい。

3.「推進協議会の設置」について
安全安心のまちづくりの実効性を高めるため、「第2 推進協議会、1 推進協議会の設置」の次の文、
「繁華街等の安全・安心を確保する対策を推進するため、事業者、地域住民、ボランティア、区市町村、管轄警察署その他関係行政機関等により構成される協議会(以下、「推進協議会」という。)を設置するものとする。」

を、次のように改めることを提案する。

「繁華街等の安全・安心を確保する対策を推進するため、地域住民により構成される協議会(以下、「推進協議会」という。)を設置し、警察に対する要望を取りまとめ、また警察の取り組みの進捗状況を推進協議会に報告し、地域ニーズに合った対策推進を行うものとする。」

以上

発信人
個人法人の別 個人
住所 東京都調布市
性別 男性
年齢 43歳
職業 会社員
返信する
そりゃないよ。東京都さん。 (パン)
2009-02-16 23:09:57
ずるいよー。東京都さん。そんな条例改正しようなんて、聞いてないよ
ー。サウンド・デモって、そんな迷惑?なんでよー。やめてー。自由な
表現活動を止めないでよー。なんで。なんで。そんなに抑圧しようとす
るのー。やめてーよー。

早速、パブコメを提出しました。ヤメ蚊さん。教えてくださってありがとう
ございます。危ないところだった。全然、知りませんでした。

ヤメ蚊さんのおっしゃるとおりだと思います。
法律のことは難しくって、わかりませんが、サウンド・デモや麻生邸見
学が、他の人にそんなに迷惑になっているのか、私には全くわかりま
せん。ちゃんと、まわりに配慮して行われていると思いますよ。パフォ
ーマンスは派手ですが、過激で暴力的なものでは、全くないし、祭り
なんですよ。お祭り。

お祭りを禁止するってことになっちゃいますよ。変ですね。
お祭りの役割って、何ですかね。祝祭、聖性の回復、連帯感、不満の
非暴力的な発散、トリックスターによる、過剰な理性に対する、バラン
スを回復する営み、いろいろな共同体にとって非常にプラスになる働
きがあるんでしょうに。
昔は、寺山修司がトリックスターとして活躍したじゃない。それの現代
版でしょ。寺山よ、カンバック。山口昌男のトリックスター論、甦れーだ。

トリックスターを過度に抑圧したり、恐れたりすると、反対に悪の側面が
現れ来ることにもなりかねないのですよ。文化人類学、民俗学、心理
学が教えてくれているでしょ。トリックスターをそりなりに尊重し、適切な
範囲で活動させることは、共同体に予想を超えたプラスをもたらすので
すよ。過去の偉い為政者はそのプラスの面をよく知って、うまく世をまと
めたのです。東京都さん、大学で学びませんでしたか?忘れちゃいまし
た?本は読みますか?わかってほしいなー。

お互いに折り合って、うまくやっていくのが、賢明なのです。
そうすれば、お互いにプラスになるのですよ。
これは、とても、とても、大事なことです。
このことは、われわれ市民活動する側も心して気をつけなければならな
いことですが。

ところで、本当に、ありがたいことは、心ある弁護士先生方々、法律家の
方々に守っていただけることです。本当にありがたいです。感謝に堪えな
いです。

ヤメ蚊先生、ありがとうごさいます!感謝!感謝です!
返信する
ヤメ蚊先生、メールしときましたよ~。 (田仁)
2009-02-16 21:07:30
米国オークランドのディズニー・プロデュース高級住宅街『セレブリティ』とかを引いて、皮肉効かせちゃいました~。
物事を深く考えずマスコミの操作のままに『体感治安』を現実のデータに反して悪化させる、高齢者又は脳内高齢者の話でなく、現実の若年層の声を聞け!と。
まあ、約一名、前者のコメントが入ってますが…、此処にも。
返信する
わくわく44さんへ。 (東西南北)
2009-02-16 20:58:30
 ほら、ぜんぜん理解していないですよ。確信犯なんですが、本当は。

 1:「この件でそれを言うなら、以前掲げた戦争宣伝禁止法案についても同様の発言をしましょうよ。」

 戦争宣伝禁止法案は国家の権力者の言論を対象とする、と述べていたでしょう。それを警察が市民の言論を規制することと同列視している時点で、わくわく44さんこそ法を語らないことですね。あなたの理論は暴力理論です。国家と人権法の対抗関係は基礎知識ですから認識してください。

 基本的人権は「文書資料、文献」があろうがなかろうが、成分法があろうがなかろうが人類が地球上に存在した時から、人間が生まれながらに保持するものなのですよ。証拠もへったくれもないのです。わかりますか?あなたの目に前に人間がいるでしょう?地球上にも人類が生存していますよ。あなたがどう思おうが、成分法にどのように書き込もうが。成文法、国家に先んじて、優先して存在するものが基本的人権です。人類、人間は共に生き、共に働くことを前提にしなければ文字言語で表す法典なんて存在できないのですよ。
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これは全面的に反論 (わくわく44)
2009-02-16 13:51:59
ヤメ蚊さん

「東京都安全・安心まちづくり有識者会議報告書」の10項目は、東京に限らず、地域によっては、むしろ住民の側が希望している項目が並んでいるので、秋葉原や八王子の事件と直接の関係はないかもしれないが、改めて防犯というものが住民と警察を含めた行政府が一体となって取り組もうというモチベーションが上がったという意味で、前向きな評価はできると思いますよ。

警察官1人あたりがカバーすべき住民の数は、先進国の中にあっては、日本は他の欧米諸国と比べてほぼ倍ですよ。つまり「警察官の数は足りない」のです。(消防も教職員も足りないですが)

警察官や消防署員の数が、人口比で少ない理由は、日本の特徴として、個々人の防犯防災に対するモラルが高いという精神面と、「町内会」という住民自治のシステムが健全に機能していたから。
その報告書の10項目のうち、1、2、3、4、5、6、8、10は、そもそも町内会と警察が協力して、それこそ「草の根」で機能させてきたことです。もちろん、住民自身が権利侵害とか自由の抑圧なんてネガティブな気持ちを抱くことどころか、安心安全で、田舎に至っては「鍵をかけなくてもいい」状態ですらあった。
これが「町内会」がだんだんと機能しなくなってきたため、新たなスキームが必要になってきたのが事実であって、もしヤメ蚊さんが「官の肥大化、住民監視システムの構築」に反対しつつ治安維持を求めるならば、基本姿勢はむしろ「報告書のラインに賛成」の立場に立つべきでしょう。
その上で懸念しているところの問題提起と改善策を講じるべきであって、「反対」なさるということは、ヤメ蚊さんは「治安悪化は仕方がない。犯罪が起こるリスクが高まることは甘受しよう。」と言っているに等しいことになりますが、そういう姿勢なのでしょうか?

>①官の肥大化、②必要な機材などの関連での新たな利権構造の新設、③市民を監視するシステムの実現を狙っていることは明らかだ。一石「三鳥」って奴だ。

その発言に反発する「市民」は、おそらくヤメ蚊さんが思う以上に多いでしょうね。
①については、「この10項目を実現する」と決定しても、蓋を開けたら、住民の側から「不十分だ」と不満が噴き出すことすらあるのがオチ、ということはいくらでもある。特に地方の警察は、案外臆病で、明確に決まってないものはやろうとしない。
②については、必要な機材で利権構造ができる以前に、「まだ監視カメラできないの?」と文句を言われる可能性すらあるほど、予算が取れないことはよくある話。
③については、②ですら十分できないのに、「市民を監視」できるようなシステムなど、逆に「作れるもんなら、作ってみな」と言ってやりたいほどの状態になります。
だいたい、交番に駆け込んでも、パトロールで不在というほど警察官が少ない日本にあって、ヤメ蚊さんが懸念するようなことが「できる」と思う方が、私には不思議ですけどね。

>特に6については、麻生邸見学ツアーやサウンドデモつぶしであることは明白だ。「多大な迷惑」、「街の秩序」って、ものすごく広く解釈できるから、どのようなパフォーマンスでもつぶすことができる。

この件でそれを言うなら、以前掲げた戦争宣伝禁止法案についても同様の発言をしましょうよ。
私自身はこうした取り組みでよくあるパターンの「警察が住民の『取り締まってくれ』に応じられない」可能性が高まることはあっても、ヤメ蚊さんが懸念する事態が起こることはないと思考しますけどね。

もっとも、麻生邸見学ツアーを弁護する時点で弁護士資格を剥奪すべきだと私は個人的に思いますよ。いくら相手が内閣総理大臣とはいえ、対象は私邸ですからね。
今回は麻生邸が広大な敷地であり、かつ、相手が内閣総理大臣という権力者であって、さらに、「見学ツアー」も、一気に何十人も押し掛けるようなものじゃなかったから不起訴で済んだ、と、むしろ「この程度で済んだ」と反省しないといけません。
もし、これが少数野党の志位氏や福島氏の私邸だったら、略式起訴で罰金ぐらいはしないといけない。こうした取り組みで最も怖ろしいのは、一気にヒートアップしてしまうこと。被害が政府閣僚や国会議員だけならまだいいですが、一般の市民が巻き込まれて怪我したり建物が壊されたりなどされたら、それこそたまったもんじゃない。

この件については、公安警察がどうであれ、見学ツアーを企画した人や支持した人は、己の身勝手さを猛省しないとダメですね。
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マンションへのビラ配布活動弾圧と同じ。 (東西南北)
2009-02-15 22:58:46
 市民の「体感治安」が悪化しているという「社会情勢」の変化を受けて、マンションへのビラ配布行為を不法侵入で逮捕・起訴した弾圧事件と同じやり方ですね。

 「体感治安」なるものや一般的な治安悪化を背景として、マンションの共用部分への立ち入りを不法侵入にするようなことを世論は「配慮」しなくていいですね。むしろ、いろいろな人が出入りできるような社会に開かれた環境、人の目がたくさんある状況を作り出すほうが治安対策にはよい、という当たり前の防犯対策を対置すべきですね。

 同様にして、無届デモなんて実質的に何らの可罰性もないような形式犯を逮捕するような警察権の乱用が言論行為を萎縮させ、資本家、権力者への迎合意識を主権者に植付け、人権を押さえ込む資本家、権力への不満を弱者へ向ける陰湿な弱肉強食の犯罪が増えるということでしょうね。

 市民の言論活動を、こんなに素早く刑罰権を持って、抑圧してくるくせに、田母神前自衛隊空幕長の言論行為は退職金付の定年退職ですもんね。

 
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それ以前に、安倍さんのお膝元、山口県が規制してますね…。 (田仁)
2009-02-15 19:15:39
ご参考まで:「低気温のエクスタシーByはなゆー」
http://alcyone.seesaa.net/article/113698089.html
まあ、逆に考えればなんですけど、公安のスポークスマン、佐々の爺さんが「今の若者にも40度は困るが38度位の熱は発して貰いたい」と言う割に、一応サウンド・デモとかコタエてるんですかねぇ?現状。
あの佐々の爺さんが色々汚い手で、CIAがサインした安保条約に対する反対派潰しをやった事を知ってると、白々しいとしか聞こえない台詞でしたが。
矢張り予想通りと言うか、当然スグサマこういう汚い規制を掛けようとして来る訳ですし。
ちゃけば、若者の閉塞感を更に一層募らせる事で、イッソもっともっと凶悪事件を起こさせよう!みたいなドエゲツない追い込み方です…。
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