情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄

知らなきゃ判断できないじゃないか! ということで、情報流通を促進するために何ができるか考えていきましょう

岩国市長辞任!~アメとムチ政策に負けないように岩国市民を支えよう!

2007-12-27 00:39:15 | 有事法制関連
 26日、岩国市長は辞任し、首をかけて通そうとした市庁舎建設のための補正予算は一部カットされた-。岩国市が爆音のする空母艦載機の受け入れを拒否したばかりに新市庁舎建設助成金を一方的にカットした国に対する怒りを表明するための350円1000万人寄付運動(http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/1024e23b6593bae40d90381a6048177b)を続けている身としては、首をかけてでも補正予算を通したいという井原市長の意気込みを賞賛し、今後も勝手に応援を続けたいと思います。27日朝、NPJ編集部がスカイプで井原市長の生の声を取材し、お伝えする予定だ。編集部では、なぜ、ここまで紛糾したのか、その原因を聞きつつ、今回の補正予算の意味、今後の寄付の意義などを聞いてみたいと思っています。もし、これは聞いてほしいという質問があったら、コメント欄にご記入下さい。

 これまでの経過のおさらいの意味も含め、朝日新聞の記事を転載します。

■■朝日新聞転載開始■■
 在日米軍再編に伴う岩国基地への空母艦載機移転に反対し、国から市庁舎建設補助金約35億円の交付を見送られている山口県岩国市の井原勝介市長は26日、辞職願=28日付=を市議会議長に提出、議会も同意した。これを受けて市長は来年2月にも実施される出直し市長選に立候補する構えで、移転反対を貫く市長と市議会で多数を占める移転容認派との対立はさらに激しくなりそうだ。
 同市では今年3月以降、移転に絡む補助金の代わりに特例債を充てる市長提出の予算案を、市議会が4度にわたり否決。岩国基地への艦載機移転を認めない市長に対し、「(移転を)容認して補助金を獲得すべきだ」と反発しているためだ。両者が対立している間に、補助金分(約35億円)の財源のめどが立たないまま、新市庁舎は完成に近づいているという異例の事態に陥った。
 対応に窮した井原市長はこの日最終日を迎えた市議会に、国に見送られた補助金分の大半を合併特例債に置き換える「5度目の予算案」を提出。その議案説明で「このまま補助金なし、特例債なしでは、市は大変な事態になる。今回が最後の機会だ。端的に申し上げる。私のクビと引き換えに大切な予算をぜひとも市民のため通していただきたい」と辞職と引き換えの可決を求めた後、辞職願を提出した。
しかし、同日夕に再開された本会議では、移転容認派議員が、現時点で移転を容認した場合に受け取れるとみられる補助金5億円を市庁舎の建設費に組み込み、残りは合併特例債などでまかなうとする修正予算案を提案。これが可決された。
 米軍再編事業を進めるにあたっては、受け入れ先の自治体の同意は法的には必ずしも必要ではない。しかし防衛省は「円滑に進めるため、地元自治体の同意は得たい」として出直し市長選の行方を注視するという。
 井原市長は、周辺7町村と合併する前の旧岩国市長時代の06年2月、艦載機移転の賛否を問う住民投票を発議。翌3月の住民投票では反対が87.4%と圧倒的多数を占めた。合併後の4月に行われた新市長選でも、この結果を追い風に移転計画の「撤回」を前面に押し出し、受け入れに前向きだった新顔らを破り、新市の初代市長に就任していた。
■■転載終了■■

 今回、容認派は、合併特例債を受け入れた。5億円については予算をつけなかったが、合併特例債による解決策を容認派が受けいれたことは重要な一歩だと思う。と言いつつも、容認派は、艦載機を受け入れて補助金をさらにもらおうと呼びかけている。9割近くの人が反対しているにもかかわらず、国のアメとムチ政策に乗らされはじめている。

 この窮地を救うことができるのは、私たち外部の人間です。何とか岩国を支えましょう。そうすることで、住民自治、民主主義が守られ、国の横暴を食い止めることができるはずです。

 ぜひ、アクションを!

◆画像は、http://atsukoba.seesaa.net/archives/200706-1.htmlより。




★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
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1 コメント

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ううっ…、悔しいッ!解散権は?! (田仁)
2007-12-27 15:17:43
首相には議会の解散権があるのに!!
市長だと無いんですか?あれば良いのに!!!
本当は市長ではなくて、市議会議員が市民の信任を受けなおすべきと思いますけど!!
ソレが筋でしょ!?
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