情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄

知らなきゃ判断できないじゃないか! ということで、情報流通を促進するために何ができるか考えていきましょう

中国人職質射殺事件で、宇都宮地裁が警官に対する刑事裁判開始を決定!

2009-04-27 21:43:47 | そのほか情報流通(ほかにこんな問題が)
 この前のエントリーで民事事件の敗訴を報告したばかりの警察官職質発砲致死事件で、宇都宮地裁刑事部が、この警官に対する特別公務員暴行陵虐致死被疑事件に関する付審判請求を認め、刑事裁判が開始されることとなった。佐賀の警官による取り押さえ死事件のときの報道では、【最高裁によると、付審判請求は1960年度以降、全国で延べ1万7616人(08年9月末現在)を対象に行われ、請求を認める決定がされたのは14人(うち警察官は11人)】ということなので、これで、付審判が認められた事例、すなわち、裁判所が「起訴」した事例は、おそらく15人目ということになるだろう。内容的には、今回の警官の発砲はあまりに不当であり、当然といえば、当然の決定ではあるが、いったん、検察官が不起訴とした事件を、そして、民事事件で毎回のように差別主義者が取り巻く中で、裁判所が勇気をもって、「起訴」してくれたことには敬意を表したい。

【栃木県西方町で2006年、男性警官が職務質問中に抵抗した中国人元研修生の羅成さん=当時(38)=に発砲し死亡させた問題で、宇都宮地裁(池本寿美子裁判長)は27日、遺族の付審判請求を認め、特別公務員暴行陵虐致死罪で審判を開始する決定をした。】(共同 http://www.47news.jp/CN/200904/CN2009042701000956.html)

「職質男性に発砲の巡査、地裁が付審判決定…地検の不起訴覆す」
(http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090427-OYT1T01204.htm)


 今後、栃木県の弁護士会から検察官役の弁護士が選任され、発砲警察官を被告人とする裁判が始まる。責任が明らかになることを期待したい。




 なお、コナミがファルージャ市街戦のゲーム化を断念したようだ。もし、発売されていたら、コナミの本社所在地である日本も憎悪の対象、テロの対象となりかねない事態となっていただろう。日本でもネットを中心に反対の声があがっていた。良心の勝利だ。

http://www.asahi.com/national/update/0427/TKY200904260151_01.html

   




【PR】







★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
★「News for the People in Japanを広めることこそ日本の民主化実現への有効な手段だ(笑)」(ヤメ蚊)
※このブログのトップページへはここ←をクリックして下さい。過去記事はENTRY ARCHIVE・過去の記事,分野別で読むにはCATEGORY・カテゴリからそれぞれ選択して下さい。
また,このブログの趣旨の紹介及びTB&コメントの際のお願いはこちら(←クリック)まで。なお、多忙につき、試行的に、コメントの反映はしないようにします。コメント内容の名誉毀損性、プライバシー侵害性についての確認をすることが難しいためです。情報提供、提案、誤りの指摘などは、コメント欄を通じて、今後ともよろしくお願いします。転載、引用はこれまでどおり大歓迎です。


最新の画像もっと見る