情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄

知らなきゃ判断できないじゃないか! ということで、情報流通を促進するために何ができるか考えていきましょう

取調べを苦に自殺した旨の遺書を前にとぼける警察~なら録画すればいいじゃないか!

2007-12-28 15:42:42 | 適正手続(裁判員・可視化など)
 また、1人、警察の過酷な取調べの犠牲者が出た。【宮崎県北浦町(現延岡市)で住民税を不正に過少徴収したとして元助役(64)が逮捕、起訴された背任事件で、参考人として県警の事情聴取を受けた元助役の妻(60)が「覚えがないと言うのに調書にされた」「もう疲れました」などと書き残して、聴取後に自らの命を絶った】というのだ(※1)。【「どんな聴取が行われたのか知りたい」と訴える遺族に、県警は「聴取は適正だった」と繰り返すのみで、遺族はやり場のない悲しみに暮れている】らしい(※1)。

 事件の内容は、元助役が二○○三年十月に知り合いの元町議の住民税を過少徴収し、町に約百二十六万円の損害を与えたとして背任容疑で逮捕、起訴(後に加重収賄罪で追起訴)されたというもの。

 【妻のメモや遺族によると、妻は今年十一月十日から十九日までに四日間、参考人聴取を受け、元助役と元町議の謀議の場に同席していたかどうかを捜査員に再三追及された】という。【妻はC型肝炎を患っており、聴取の間も治療の副作用で発熱や腹痛に苦しんでいた。「体はきついけど(夫が)したことは悪いので、頑張ってくる」と家族に話し、聴取に臨んでいたという】らしい。

 県警側は、無理に調書に署名させたり、脅したりしていないという。

 しかし、では、なぜ、聴取後に自殺したのか…。

 脅していない、無理に署名させていないと1万回言ってもそれには意味がない。

 脅せないように、無理に署名させないようにするために取調を録画するしかない。これ以上の犠牲者を増やさないために…。



※1:http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200712260292.html

◆画面は東京新聞







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