tnlabo’s blog   「付加価値」概念を基本に経済、経営、労働、環境等についての論評

人間が住む地球環境を、より豊かでより快適なものにするために付加価値をどう創りどう使うか。

これも異常気象の影響でしょうか?:「野川」干上がる

2019年02月23日 23時49分49秒 | 環境
これも異常気象の影響でしょうか?:「野川」干上がる
 我が家の少し北側を「野川」という川が流れています。
 この川は国分寺駅の北口から5分ほどの日立中央研究所の中にある「大池」を源にして、JR中央線の下をくぐって国分寺崖線沿いに、田園調布の先で多摩川にそそぐ一級河川です。

 昭和30年代までは豪雨で氾濫するので「野川太郎」などと綽名がつけられましたが、40年代に下水道が完備してから氾濫はありません。
 もともと国分寺崖線の湧水(名水100選の国分寺「真姿の池」の湧水も合流)で下水道が完備してからは魚や貝も住み着き、現在は3面コンクリートですが、都では将来緑地化の計画を持っています。

 ところで問題はその野川の水が、こんなことは初めてですが、無くなってしまったのです。通りがかりに覗いてみましたら、コンクリートの水路は未だ湿ってはいますが、湿った水草の上に落ち葉やごみが風で飛んできています。

 水が減ったというのは聞いていましたが、まさか干上がるとは、愕然とすると同時に、大慌てに慌てることになりました。
 理由は、 我が家で育てているホタルの幼虫の餌であるカワニナの供給源は、ほかならぬ野川だからです。

 ホタルの幼虫は自家孵化のものと、新規購入のものとの混成ですが、これから暖かくなると、食欲旺盛になり、大きくなって、5月の連休頃から上陸して蛹になり6月には羽化するのです。

 「カワニナが全滅したらどうしよう」と慌てたわけです。
という事で、今日午前中に大急ぎで容器を持って、柵を乗り越えて川に降り、水のたまっているところ、湿った藻が絡んでいるところなどからカワニナを拾い出し、150ほど集めて、家の水槽に入れ、水槽の縁に這い上って来るのを見てほっとしたところです。

 それにしても、昭和30年代にここに住み着いてから、こんなことは初めてで、これも異常気象の影響か、こんな状態が続いたら、これは大変とカワニナやホタルに成り代わって心配しているところです。