tnlabo’s blog   「付加価値」概念を基本に経済、経営、労働、環境等についての論評

人間が住む地球環境を、より豊かでより快適なものにするために付加価値をどう創りどう使うか。

変わらない?トランプ大統領

2018年01月03日 15時36分28秒 | 国際関係
変わらない?トランプ大統領
 正月三が日、特に動きもない平穏な日々、多くの人たちはTVで駅伝を楽しんだり、家族が集まって団欒したり平穏な日々を過ごしているのでしょう。
 今年の年末年始は、暦の関係で余りゆっくり休めない方も多いようですが、平穏無事な日々は本当にありがたいことです。

 入ってくるのは外国のニュース、トランプさんが今年最初のツイッターで、パキスタンに多額の援助を騙し取られた、もう援助などしないといったなどという事など。

 トランプさんの自国中心主義も、全く変わらないようです。
 確かにアメリカは、いろいろな国に多額の援助をしてきていますが、これは単なる当座の損得でやって来ていた事では無いはずでした。

 覇権国アメリカの下での世界秩序の実現という世界戦略の中での行動の結果だったと我々は考えていました。
 しかしトランプ大統領になって、アメリカは本当に変わってしまうのでしょうか。まだ解らないと思っていますが、それで地球世界は良いのでしょうか。

 国連はありますが、現実の世界は、常任理事国の大国が、都合のいい時は国連を活用し、都合が悪ければ国連を無視するといった行動をとる中で、本来の機能、より良い地球市民の生活を目指して力を合わせましょうという役割は、なかなか巧くはいきません。
 それでもそうした理念をアメリカは持っているように振る舞って居ました。だから、日本もついて行ったのでしょう。

 しかしトランプさんは、覇権国を辞めるとは言いませんでしたが「アメリカは世界の面倒を見ることで損ばかりしている」といった姿勢で選挙に臨み、当選しました。そして本気でそれを実行する気のようです。本当にそれでいいのでしょうか。
 世界の国々の思惑はそれぞれかもしれませんが、アメリカの良心(未だあると思っていますが)もそれでいいのでしょうか。アメリカはここで完全に変わるのでしょうか。

 今年はアメリカの中間選挙です。アメリカ国内の事ですが、そこで、あるべきアメリカとしての何等か意思表示も見られるのではないでしょうか。
 その結果によっては、世界は改めて新しい世界の在り方の構築のために、何か新しい体制、理念やシステムを考えなければならないという事もありうるかもしれません。
 今年のアメリカ、そして世界については、どんな展開が待っているのでしょうか。