Oceangreenの思索

主に、古神道、チベット仏教、心理学等に基づく日本精神文化の分析…だったはずなんだけど!

熊野

2010-05-10 | 神社とお寺
熊野の速玉大神が、ハロエリス。
(エジプトではオシリス・セトの兄弟とされた年長のホルス)
フスミ大神がハトホルになると思います。

ハヤタマは“ハヤブサの姿の魂”を意味し、ハヤブサ相のホルス。
フスミは“腑澄み”で、臍下丹田の和魂が澄んだ神であり、
澄ませるための守護神でもあるのでしょう。

大本でもそうだと思いますが、
わたしがイザナギイザナミだと思っていたのも
熊野のお二人だったわけです。

他の神社のお二人がどなたかは、
一応、それぞれに検討が必要かもしれません。

本宮がおそらく一番問題で、家津御子をスサノオとしているために、
ゲブセトが一緒に出てくる場合があるのではないかと。

一般に修験道の古い聖地は、国家権力とは距離をおいていて、
延喜式(平安時代の、官による神社リスト)などにも
入らなかったことが多いのです。

むしろ修験道の聖地としては、
在来の信仰を棄ててまで官に下らなかったことを誉れとすべきで、

熊野もまた、国家権力が介入できなかった、
代表的な修験の聖地でした。

ホルス、ハロエリスというのは古い英雄王としての神であり、
古事記・日本書紀以後、本来の神格としては抹殺されたのだと思います。

熊野は、神々を放棄することを拒否し、
祀り続けた聖地なのでしょう。

後に、この熊野の神々を抑えるために、
本宮を祀るようになったのでは? と思います。

最新の画像もっと見る