Oceangreenの思索

主に、古神道、チベット仏教、心理学等に基づく日本精神文化の分析…だったはずなんだけど!

戸隠の成就

2010-08-23 | 神社とお寺
今年は色々あって、まだ一度も
戸隠の奥社まで足を運んでいませんでした。

車を降りてから、山道を30~40分も歩かなくてはなりませんし、
冬になってしまうと雪に覆われて行けません。
夏のうちに一度は行っておこうと思い立ったのです。

以前よりの懸念もあり、
宝光社の浄めを、もう一度実地で行いたい、
という思いもありました。

***

宝光社がゼウスとヘラ、というのは突飛な事のようですが、
新羅はローマ文化の国だった、という説があるのです。
(『ローマ文化王国新羅』)

新羅人は、渡来人として日本に多くやって来ていますから、
彼らが自分たちの神々を携えてきたとしても不思議はないでしょう?

先立って日本には、
縄文、アイヌ系の人々が暮らしていて
(おそらくオオヤマヅミ朝)

その後、東南アジア或いは中国南部を経由して、
エジプトーインダス文化系の海の民が来ていたと思います。
(海人族、オオワタツミ朝)

同じ海人族が朝鮮半島に築いていたのが百済で、
新羅は、中央アジアを経由してやって来た人々の国では? と思います。

新羅系は最後に日本にやって来た渡来人ですが、
新羅と、同盟国である唐の力を背景に、
一番力があったのでは? と思います。

戸隠には、奥社・九頭竜社・中社・火の御子社・宝光社の
五つの神社があります。

最も古い土着の神さまは、水の神である九頭竜さまで、
これはそもそもは縄文系の神だと思いますが、
ギリシャのテティスと同系。


その後、海人族か修験道系の人々によって
奥社の天手力雄が祀られたのだと思います。

平安時代に、同じ天の岩戸開きの神として、
南信の阿智村に祀られていた思兼神を持ってきたのですが、
一緒に、息子の天表春もついてきた。

この天表春が宝光社になっているのです。

中社の思兼神はエジプトのトトと同神で、
元々一定の勢力を持っていただろうと思いますが、

これがオケアノスと同神か同系であったために、
新羅系のゼウス(というかローマ名ユピテル)を奉じる人々が、
息子の氏族として入り込んだのではないかと。

仏教全盛の時代、戸隠は修験道で栄え
阿智の一族は、それを背景に力を持ちましたが、
火の御子社だけは神社として守られ続けました。

これを守ったのが、後に長野の地侍となった栗田氏の一派で、
山栗田と呼ばれた人たちだと聞いています。

火の御子社に祀られているのは、
オケアノスの娘であり、ゼウスの最初の妻とされた、
メーティスであるアメノウズメだと思います。


***

ギリシャのオリンポスの神々は、
神話から見ても、実際の感触からしても、
お釈迦様が従えなくてはならなかったヒンドゥーの神々と同じく、
あまり境地が高いとは言えない、仏教的な真理を理解しない神々なのです。

ですから、今日はまず宝光社へ行き、現状をみて、浄めを行うと同時に、
ゼウスとヘラが梵天界かそれ以上の境地を得られるようにと、
何度目かになりますが、功徳を廻向しました。

ゼウスとヘラは護法尊になって下さったのですが、
同時に、正しいキリスト教と正しいスピリチュアリズムを守護してくださるよう、
お願いもしました。

ゼウスのご神徳としては、武神である以外に、
ギリシャのオールマイティーな神、ギリシャ文化を作った神ですから、
古代ギリシャから派生した西洋文化を全般的に守護してくださると思います。

演劇を含めた西洋芸術や、西洋哲学などに関わる方には、
特にいいのではないかと思います。

ヘラの、家内安全・女性守護の功徳もありますので、
戸隠へおいでの際には是非ご参拝ください。
階段長いですけど…(笑)
(トップの写真:宝光社)

***

その後、他の四社もすべて回りましたが、
九頭竜社と火の御子社は、魂ふりとの神で、
特に女性には精神性を、男性には安心感をもたらしてくださると思います。

中社は知恵と道の神。
道を示してくださると同時に、全般的な賢さのご神徳がありますが、
特に、奥深い東洋哲学的な知恵には強いと思います。


奥社の天手力雄さまは、
ワールドワイドな活躍をされる神さまで、
越えられないところを越えさせてくださる、
勇気と根気を下さいますが、
これが今までは、宝光社に抑えられていたようです。

今後は、力をフルに発揮してくださるのでは、
と思います。

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