Oceangreenの思索

主に、古神道、チベット仏教、心理学等に基づく日本精神文化の分析…だったはずなんだけど!

蛇足

2010-01-31 | 日記
なぜ、“女神たちの選択”のような事を書いたのかというと、 可愛らしい女神たちのような女の子が淫乱で、 獣のような男性を好むような、エロまんがが多すぎるからだと思う。 日本の男たちの中に、おそらくそうした像が、 刻印されているのだろう。 女神たちは今も、人々の想念の中で侮蔑され続けている。 単なる願望ならまだいいけれど。 本来、女神たちとの交接は、イメージ上のことであってさえ、 チベット密教の . . . 本文を読む

女神たちの選択

2010-01-31 | 日本人の意識と社会
縄文人はモンゴロイドですが、 中国や朝鮮半島の人々とは、また違う容姿でした。 もしも弥生人たちがインダスの末裔だとしても、 混血により、黒い肌の色は薄まったでしょうが、 東アジア的な美意識を満たし、 彼らによる差別を避けるには、充分ではなかったでしょう。 美しい精神性と繊細な気を持つ女たちは、 獣のような大陸からの侵略者たちに 身を任せる選択をしました。 可愛らしく、高貴でありながら、 縮 . . . 本文を読む

赤とんぼ

2010-01-30 | 愛するもの
夕やけ小やけの赤とんぼ 負われて見たのはいつの日か 山の畑の桑の実を 小篭に摘んだはまぼろしか 十五で姐やは嫁に行き お里の便りも絶え果てた 夕やけ小やけの赤とんぼ 止まっているよ 竿のさき *** 日本の豊かな女性たちはずっと、 子育てをしませんでした。 子守りがいる、という事が、 ステイタスだったので。 子ども達は、貧しい出自の子守り娘達に 育てられました。 やがて嫁に出され、自 . . . 本文を読む

弥生人と古代インダス

2010-01-29 | 思索のかけら
三千年前頃、弥生人は稲を携え、 海を渡ってやってきたと考えられています。 当時、世界的に大きな気候変動が起こっていて、 日本列島もまた、寒冷化の最中にありました。 主に狩猟採集民だった縄文人は、 それに伴う食料不足に、苦しんでいたと考えられています。 長野県は縄文文化の盛んな地で、 列島の縄文人のおよそ十分の一が住んでいた、と 考える研究者もいるようです。 それが、気候変動により急激な人口 . . . 本文を読む

転換点

2010-01-28 | 日記
どうやら、今までの仮説を、 根本的に組み立て直すことになりそう…(^^;) 縄文と弥生の対立があったのではなく、 縄文+弥生と、東アジア系渡来人の対立があったのかもしれません。 弥生人というのは、もしかしたら、 中国大陸とは全く別のルーツを持つ人々かも。 また整理して明日書きます。 . . . 本文を読む

バール・ハモンとタニト

2010-01-27 | 大本および深見
エール(El)というのは、セム語派において、 神を示す一般名詞なのだそうだ。 バール(Baal)もまた、 フェニキア語で“かしら”という意味の一般名詞だとか。 バールは、ウガリットで主神の座を得ることはなかったが、 実質的な神々の王者であり、人々に多大な人気があった。 後には、地中海沿岸の諸都市で、 その地域版とも陪神とも思われる神々が主神とされるようになった。 *** バール・ハモンは . . . 本文を読む

Ellery

2010-01-26 | 日記
どうでもいい事ですが、 エラリイ・クイーン(アメリカの推理小説家で、その探偵の名でもある)の名前って、 エール神に由来するんですね。多分。 エールの綴りはElで、エラリイはEllery。 神の名に、性質や行状を示す語尾eryをつけた形です。 多分、“エールの徒”、 という感じになるのでは? Ellery Queenで、エールの徒の女王? すごい名前だったんだなぁ… エラリイ自体は、珍しい名 . . . 本文を読む

日ユ同祖論と深見

2010-01-25 | 大本および深見
紀元前10世紀、ダビデに始まった古ユダヤ王国は、 やがて分裂し、紀元前8~6世紀には滅んだ。 この時、北王国からアッシリアに連れ去られ、 その後の消息が分からなくなった人々を、 “失われた十部族”という。 日本人が、この十部族の血脈を継いでいる、という(トンデモ)説を、 日ユ同祖論、という。 多分、日本人の西洋コンプレックスと、出自へのこだわりのせいだと思うけど、 この考え方は、戦前から一部 . . . 本文を読む

ウガリットのエール神像

2010-01-23 | 日記
アブラハムに現れた、 ヤハウェの前身と考えられるエール神の画像がここにありました。 http://www.kacmac.com/cities/images/Ugarit/ugarit20.jpg 待受にすると、善き心の持ち主には、 すごく強い守護がありますよ。 *** ヤハウェは、ユダヤ教・キリスト教の唯一神として世界中の信仰を集めている神で、 現在は偶像化が厳しく戒められています。 で . . . 本文を読む

吊るされた男

2010-01-22 | 日記
そういえば、タロットの大アルカナに、 “吊るされた男”ってカードがあったな、と 思い出していました。 あれって、地球だったりして。 スサノオは多分、逆さ吊りにされてる気分だと思うんですよ。 イエ、もう二十年以上タロットはいじっていませんから、 意味は覚えてないんですけど。 でも、タロットも、思想として、やれば面白いと思います。 よくわからないのは手相です。 手の平の中に、天とか地とかチャ . . . 本文を読む

アテナとアナト

2010-01-21 | 大本および深見
紀元前十四~十三世紀の頃、 現在のシリアにあたる地域の地中海沿岸部に、 ウガリットと呼ばれる王国があった。 かつてアブラハムと甥ロトの住んだ地域、 そして後に古ユダヤ王国となる地域に近く、 その神話には、聖書への影響が多々見られる。 そこで敬われていた神々の一人に、 アナトという女神がいる。 戦争の女神であり、 極めて美しいのと同時に、大変残虐でもあった。 神話詩には、殺した兵士の首と手首 . . . 本文を読む

苦労は多いでしょうけど

2010-01-20 | 大本および深見
この世は、善と悪とをこしらえて、 どちらでこの世が立つかと言うことを、末代続かせねば成らん世であるから、 何事も天地からさしてあるのであるから、 我がしているなら、何事も思うたように行けんならんのに、どうしても行けんのが、 神から皆させられている証拠であるぞよ。 善の道は、苦労が永いなれど、この先は末代の世を続かすので、 中々念に念が入るぞよ。 大本神諭 大正四年旧十二月二日 . . . 本文を読む

失われた文化英雄

2010-01-19 | 思索のかけら
文化英雄、という種類の神がいる。 いまだ未開、あるいは混乱の状態の人々の前に現れ、 文明や社会道徳をもたらす存在である。 日本では、古事記以前のスサノオの命がおそらくそれで、 記紀にもその片鱗が見える。 北海道の西南部におけるオキクルミは、その代表的な存在だと思う。 南米には、ビラコチャ、トゥヌーパ、パチャカマック、 などと呼ばれる文化英雄神が語り継がれている。 彼は大きく威厳ある男性で、 . . . 本文を読む

南米を逆さにすると

2010-01-17 | 思索のかけら
チリのアラウカノ族の民間伝承の中に、 チョンチョンという架空動物が見える。 これは、人間の頭のような姿をしていて、 翼のような長い耳をもち、空を飛ぶことができる。 逆さにした南米は、その横顔と同じ形ではないか、 と思う。 ペルーのチクラヨという都市のあたりが鼻で、 エクアドルのグアヤキルが口の下になる。 *** チョンチョンは、創造神話とは縁がない。 病人をつけねらい、血を吸おうとする魔 . . . 本文を読む

陛下の坐処

2010-01-16 | 日本人の意識と社会
日本列島を龍神としたとき、東京は、 生殖器の付け根の位置にあたる。 確かに、チベットのタントラによると、 生殖器もまた、チャクラなのである。 生命力の根、とでも言うべきか。 おそらく、現実的な政治システムの中心として、 その場所はふさわしいと思う。 言ってみれば、物質的な繁栄に対応する位置だ。 だが、すべてがそこに集まるのが、 果たしていいことかは、わからない。 *** 大阪はみぞお . . . 本文を読む