若い頃は、恋に恋するような恋愛をするものですが、
人を本当に愛するには、
ある程度の成熟を必要とすると思います。
というのは、ある程度、自分を生きてみないことには、
他人の人間性を認める力というものが育たないからです。
アタマだけで生きている人は、他人を、
見かけの感じや表面的な行動で簡単に批評してしまいます。
親の受け売り、友達の受け売り、マスコミの噂そのままに。
十代の女の子が、切り捨 . . . 本文を読む
人間のこころというのは、岩のような物ではなくて、
木や草や花と同じような生き物だと思います。
日の光や水や土から来る栄養を必要とし、
それによって、刻々と成長しながら形を変え続ける。
臍のチャクラの和魂を根として茎を伸ばし、
みぞおちのチャクラの幸魂で花開く、やわらかな蓮の花です。
岩のようなこころは、触れていて気持ちよくありません。
少なくともわたしには。
***
川面凡児は、八千魂( . . . 本文を読む
安心したい、という理由で結婚したい女性は、
男性の“身の回りの面倒を見てほしい”という
欲求に応えるべきだと思う。
“母がわりのお手伝いさん募集”な男性を、
探すべきで、彼を非難する権利はない。
自分の利益のために相手を求めているのだから、
互いの利益をはかって取引すべきなのである。
恋愛感情もないのに、あるフリをしたり、
“女性の魅力”で引っ掛けてやろうとするなら、
よほどの美人で、スタ . . . 本文を読む
古代エジプトにおいて、
原初の混沌、ヌンから生まれた最初の神の名を、
アトゥムという。
自らの意志によって自らを生み出したとされる、
神々の祖にして造物主である。
自ら生まれたアトゥムは、それ故に、
無為に存在したヌンよりも、尊い存在とされたらしい。
***
このアトゥムが、天常立にあたる神ではないか、と
思うのである。
言霊に当てはめれば、
ア=天、トゥ=止める、留める、ム=地の気で、 . . . 本文を読む
カラス
2010-03-28 | 日記
最近、うちの近所にもカラスが多いみたいで、
近所の公園には必ずいるし、鳴き声もよく聞く。
カラスの害に悩んでいるような地域の方々には、
“それどころじゃない!”と怒られそうだけど、
カラスは、しばしば神さまのお遣いだ。
カナダやシベリアの原住民の人たちにとって、
ワタリガラスは創造主でさえある神さまだし、
カラス天狗はもちろん、
日本の熊野の神さまのお遣いも、
三本足のヤタガラスだ。
アイ . . . 本文を読む
生前に於いて八千魂の放縦に任かせ、
眼魂の欲に耽(ふけ)り、耳魂の欲に耽り、
鼻魂の欲に耽り、舌魂胃魂の欲に耽り、
陰魂陽魂の欲に耽り、或いは筋肉皮膚等の欲に耽りつゝあるの人々は、《中略》
その眼魂、鼻魂、舌魂、胃魂、腸魂、皮膚魂、筋肉魂等は
四方八方に分裂し、各自その欲するところを要求するを以て、
その人常に奔命に疲れ、和霊魂は擾乱せられ、直霊は幽閉せられ、
殆んど主人公なき一家の如く、《 . . . 本文を読む
セトは、オシリス=ソカルを憎み、妬み、
復活不可能なまでにしようとバラバラに切り刻んだ、
オシリスの弟神である。
オシリスの妻イシスに横恋慕しながら叶わず、
自らの妻、ネプテュスまでも、オシリスを愛して自らを嫌った。
王位への執念以外に、そのことが、
執拗な嫉妬の原因の一つとも言われる。
***
大地の神、ゲブの魂(バー)であるソカル=オシリス=スサノオは、
体霊を浄化する働きを持つ。
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第一、直霊は他境に転生し、大神に向上するの
神命あり。
第二、荒身魂は墓所に止まりてこの邦土を擁護すると共に、
子孫と邦友知人とを監督し、
第三、和身魂は家の霊代、位牌等に止まりて
この子孫邦友を監督し、邦土世界を擁護す。
第四、真身魂、幸身魂、奇身魂は
生前の各事業を擁護監督すると共に、
直霊と和身魂と荒身魂との間を往復逓信の任務を尽くすものである。
川面凡児『祖神垂示の道』《付説》より . . . 本文を読む
形美しくして欲望に訴え、
五感を耽溺させる為の美と、
人の神なる精神に訴えかけ、それを喜ばせる為の美が、
あるのだと思う。
五感のみ発達して、直霊(根源意識)が全く目覚めていない場合は、
おそらく、後者の美は感じないかもしれない。 . . . 本文を読む
おお、母よ! …闇を押し返し、全人類をその光輝で照らす輝ける者よ。
万歳、多くの名をもつ偉大なる者よ…
ムト=イシスという名のもとに神々を産んだものよ!
喉に息をさせる者、ラーの娘よ。
ラーはテフヌトという名のあなたをその口から吐き出したのだ!
おお、ムトの名のもとにあなたの舟に現れたネイトよ!
おお、敬うべき母よ、ネクベトの名のもとに敵を征服する者よ!
おお、心を正しく用いる方法を知る者、 . . . 本文を読む
セトは、地の神ゲブと天の女神ヌトの間に産まれた、
四柱の神々の一柱である。
循環サイクルによる拡張(例えば種子の発芽に象徴されるような)と
豊穣の神オシリス、及び
周期的循環を司る二柱の女神、イシスとネプテュスの弟にあたるが、
長男に与えられる王権を得るために、母ヌトの脇腹を食い破り、
自らの力で産まれたのだと云う。
それでも、オシリスに先んじて産まれることができなかった。
しかし、この出 . . . 本文を読む
白状すると、
踊り食いとか、活け作りとかが大嫌いである。
グルメ番組で、
あんな残酷なことを喜んで放送しているのを、
見ているだけで腹が立つ。
外国人に、これが日本の食文化だとか、
紹介してくれるな、恥ずかしい、と思う。
自分たちの食文化を自慢するまえに、
向こうの価値観に配慮してください、とか。
日本人がみんな、ああいう事を喜んですると、
思われたくない。
あれは一部の食文化だと思いたい . . . 本文を読む
昨日、NHK-BSの“今日の世界”を見ていたら、
北インドの“ピンク・ギャング”という、市民運動を取り上げていました。
下位カーストの“不可触賎民”の女性たちが立ち上がり、
政府の汚職や差別に立ち向かっているのだそうです。
みな、ピンク~赤系のサリーを着て、
頼もしい女性たちです!
http://www.viceland.com/jp/v4n7/htdocs/flux_pink_indian . . . 本文を読む
戦国時代は、海外との交易の盛んな時代で、
織田信長が南蛮趣味であったのは勿論、
徳川家康も、関ヶ原に南蛮風の鎧で登場したりしている。
それが、二代将軍秀忠の時代に鎖国政策に転じ、
次の家光の時代に、体制として完成を見た。
徳川体制の間、鎖国が維持され続けたことが、
結果的に産業革命の輸入を遅らせ、
日本の近代化を遅らせたと批判する論者もいる。
だが、戦国乱世の傷の癒えきらぬ日本に、
勢力地図 . . . 本文を読む