Oceangreenの思索

主に、古神道、チベット仏教、心理学等に基づく日本精神文化の分析…だったはずなんだけど!

聖地チベット展、続報

2009-09-30 | 日記
どうも事実誤認があったようです。 聖地チベット~ポタラ宮と天空の至宝~展は、日本側の主催で行われているようです。 主催である(財)日本美術協会は、フジサンケイグループ内の団体のようです。 他に、上野の森美術館、TBSテレビ、朝日新聞社なども主催者になっています。 公平であるべきマスコミ各社が、よく事実確認をしたのかどうか、主催者に加わっている。 *** 北京五輪の聖火リレーの際の抗議行動 . . . 本文を読む

深見と中国

2009-09-29 | 大本および深見
深見は中国と縁が深い。 わたしが会員だった頃、 孔子を記念した新しい儒教の大学に学長として招かれたと。 宣伝していた。 もしかしたら、学長ではなかったかも知れない。 とにかく、教えていたようだ。 孔子の子孫の孔健という人に会ったとか、 彼は孔子の徳分でピカピカ光っていたとか、 いつも報告していた。 だからわたしは、あの頃、中国側の情報に片寄って、 チベットの事を知らなかった。 *** . . . 本文を読む

中国政府によるチベット展

2009-09-29 | 日記
わたしはちっとも知らなかったけれど、 現在、上野で、『聖地チベット~ポタラ宮と天空の至宝~展』という、チベットに関する展覧会が行われているそうです。 なんかな~。 わたしは絶対行きませんけど。 そりゃ、中国には、上野の会場を借りるお金があるでしょうね。 上野でって、腹立つなぁ。 結局、お金にまかせて宣伝できる方が、勝つの…? 切ない。 中国政府の人たちに身を捧げる瞑想(トン・レン)を日々行 . . . 本文を読む

“廃仏毀釈”以降

2009-09-29 | こころ
日本人は、 自分のこころの扱いに悩んでいる、と思う。 利他と共存の伝統と、 競争と成功の新しいシステムの間で、 揺れ動いている。 メディアや多くの言論もまた、二分されている。 実際に影響を受ける身近な人々の考えさえも。 どんな考え方に出会い、何を選ぶかも又、 縁だと思う。 ただ、色々ある縁を検討もせずに、 個我や煩悩のままに打ち捨てて行くなら、愚かなことだ。 *** 考えるまでもなく、 . . . 本文を読む

テディ・ベア

2009-09-28 | 日記
家は両親が共働きで忙しかったし、 兄弟も年齢が近かったせいか、 早いうちから、別室で一人で眠る事を躾られた。 センシティブな子供で、全然自立なんかしたくなくて、 闇も個室も苦手だったけど。 結局、なんだかんだと理由をつけては、 親の寝床に忍び込んだように思う。 一人で寝ることを条件に、初めて、 大きなぬいぐるみを買ってもらった。 黒い大きなテディ・ベア。 あの頃はまだ、ぬいぐるみが高価で、 . . . 本文を読む

自己愛着

2009-09-28 | こころ
自己愛着によって、自身が破壊される。 自己愛着によって、衆生(他者)を破壊する。 自己愛着によって、教誡(教え)を破るのである。 自己愛着を持ちながら神を信ずる者を、神は貶し 自己愛着を持ちながら仏を信ずる者を、諸仏や諸菩薩は貶す。 これもまた、 弥勒の『大乗荘厳経論』によるそうです。 *** 自己愛着というのは、自分可愛さです。 それによって他人をおろそかにし、顧みない事です。 それは、 . . . 本文を読む

利他をはじめる

2009-09-27 | こころ
日常生活を、 仏教的な修行や利他行にすることもできます。 たとえば食事を摂るときに、 自分の身体の中の八万四千の微生物を養う為に、 慈悲を持って食べる。 また、眠る前に、 たとえばトン・レンを行い、利他の心の状態で眠る。 これにより、睡眠の時間だけ功徳を積むことになるそうです。 逆にイライラしたまま眠る事は、 不善行につながるとか。 お金や洋服、食べ物など何かしら手に入れた時は、 まずこれ . . . 本文を読む

つまり

2009-09-27 | こころ
与えるものを持たない人が、与えるために功徳を積み始めるのは、 立派な利他心であり 菩提心の修行、心の訓練自体が、 功徳となるものだそうだ。 . . . 本文を読む

利他心

2009-09-27 | こころ
利他心とは、他人に気を遣うことではないと思う。 他人の顔色を伺うのは、自己愛着に基づく。 つまり、自分可愛さだ。 自己愛着は、菩提心の敵であり、煩悩の母である。 利他心は、 自己を省みずに他者をいたわる思いである。 自らの身体や持ち物や善根や功徳、 それが自らの物であることに執着せず、 それを必要とする他者に与えて、うまない事である。 . . . 本文を読む

罪をあがなう

2009-09-27 | こころ
主観だが、 今の日本には、戦国時代の武士だった事がある人も沢山 生まれていて、 その気風も強く表面に出てきていると思う。 数えきれない人を殺し続けなければ、 生きることができなかった。 修羅の世である。 怯えることがないのなら、それでもラクだと思う。 けれどもしも、理由のない怯えに苦しみ、 野に数え切れない穢れを感じるのなら。 魂が、罪のあがないを求めているのかもしれない。 *** チ . . . 本文を読む

謝意と懸念

2009-09-26 | 大本および深見
“トン・レン”と“浄め二種”は 両方とも、ゲシュー・ソナム・ギャルツェン・ゴンタ氏の 『チベット密教 心の修行』法蔵館による。 この本がなければ、 教義的な裏付けを得られなかったと思う。 チベットからの亡命、インドでの修行、 そして、日本での学び。 幾多の困難と努力を越えてこられた著者に、 心からの感謝と敬意を表したい。 *** 深見の教団は、多くの神社に 多大な財政的な寄与をしている。 . . . 本文を読む

浄め二種

2009-09-26 | こころ
“壬申の乱”で勝利した大海人皇子…天武天皇は 即位後、天下のケガレを祓うために、 “大祓”という、浄め祓いの儀式を行った。 その際、祓物(祓いの際、捧げられる供物)として、 大勢の身分を創出したという。 祓われた罪・ケガレを、 彼らに付着させるために。 (遠山美都雄“壬申の乱”) つまり、ケガレた人々を作り出すことで、 自分達の清浄さを創り出したことになる。 その解釈が正しいのかを、 . . . 本文を読む

圧力と恋心

2009-09-26 | 戦国~天下泰平
お三は、秀吉に自殺に追いやられた。 千家に圧力をかけ、お三を力ずくでひれ伏せさせようとした。 お三はそれを悲しみ、自殺したのだろう。 それは、人間としての尊厳を貫くことだ。 思いは、力に従わない。 力に従う恋なら、娼婦と同じだし、 娼婦を求めているなら、 自分の中身を理解して愛してくれている訳じゃない。 もしも従うなら、それは魂の脱け殻としてだろう。 お三は誇り高い。 淀とは違う。 * . . . 本文を読む

イメージ投影力

2009-09-26 | 大本および深見
深見は、イメージを与える力を持っている。 一種の幻影みたいなものだ。 “星ツアー”とかは、この力によるものだろう。 深見が与えるイメージと、 実際の深見の文章や、見て話を聴く深見とのギャップに、 いつも悩んだものだ。 離れてイメージする深見は、爽やかで威があり、人格者。 実際に目にすると、見栄坊のタヌキみたいなオジさんだ。 どちらが本当の深見なのか、いつも悩んだ。 仏教的なこころの素養が . . . 本文を読む

トン・レン

2009-09-25 | こころ
トン・レン(慈悲を起こすための瞑想)には、 本当は前段階として、 仏教の基本的な考え方(無常や因果など)や、平等心の感覚を求められます。 平等心とは、すべての人々を平等に見る心です。 実際には、 身近で恩のある人と、敵対心の対象、そして関係のない多くの人々を 常に全く平等に見ることはできないと思います。 けれど一時的にせよ、 言ってみれば、すべての人々を、遠くから見ている感覚。 利害関係の . . . 本文を読む