Oceangreenの思索

主に、古神道、チベット仏教、心理学等に基づく日本精神文化の分析…だったはずなんだけど!

天の水の神格

2010-05-20 | 神社とお寺
“バール”という言霊は、
頭の中が春な状態を示しているんじゃないかと思う。

“ハ(天の火の性質の霊質)”が頭の上から入ってきて留まっていたら、
頭の中は炎天下になってしまう。

バールがステク(天の水である月読・ス(テ)クナヒコ)に取って代わり
セトの位置を占めたのならとんでもないことで、
天の水の神格が失われたことになる。

また、“ハロエリス”は、天の火を根底に送る空相の水、で、
これも水の霊質の神になるが、

ホルスとしての彼が、バールに取って代わられたなら、
それもまた、水の霊質にあたる神格の喪失となる。

つまり、頭の中が暑い、頭の中を暑くする神が、
頭の中を冷たくする神を駆逐し、取って変わったという事だ。

頭の中が暑い上、ハトホルを失って腹が冷たい状態になったら、
頭に血の上った、ものを考えられない、包容力のない人間を
輩出することになる。

それをそのままにして、必死で教育を施したとしても、
多分、どうにもならないだろう。

***

家康公は月読だから、彼を祀る東照宮が栄えることにより、
失われた水の霊質の神格を補うことになったと思う。

しかし、明治政府は東照宮を破壊しかけ、随神を変え、
これを軽視して、軍神・鹿島(おそらくバールーセト=ホルス)を重視したのではないか?

ファシズムと軍部の拡大、冷静さを欠いた侵略政策と戦争は、
おそらくそのためだろう。

おそらく、天孫族に追われた物部・諏訪系の神であったために、
月読を祀る神社は今も少ない。

しかし幸いにして、東照宮は、すべてではないが今も残っているし、
少名彦も同じ系統になる。

こちらをメインにし、軍神・鹿島は副にするのが、のぞましい。

***

バールは頭に血が上っていて、とにかくどんなやり方でも、
勝てば尊敬され、えらいと思っているらしいが、

わたしは、頭に血が上って人を傷つけまくる神など、
殺されても尊敬しない。

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