Credidimus Caritati 私たちは天主の愛を信じた

2024年から贖いの業の2000周年(33 - 2033)のノベナの年(2024-2033)が始まります

2020年11月29日(主日)待降節第1主日、無原罪の御孕りのノベナの始まり

2020年12月18日 | お説教・霊的講話
2020年11月29日(主日)待降節第1主日
聖ピオ十世会司祭 トマス小野田神父メッセージ


聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。

愛する兄弟姉妹の皆さん、

今日は待降節第1主日で、新しい典礼歴が始まりますが、同時に無原罪の御孕りのノベナも始まる第1日目です。

「無原罪の御孕り」というのは、私たちの贖いの神秘の、その最初の瞬間でした。

天主は、聖子イエズス・キリストの十字架の無限の功徳を既に先取りして、マリア様が聖アンナの胎内に御孕りになるその瞬間に、適用されました。

ですからマリア様はその存在の最初の瞬間から、もう目に見えない本当に小さな小さな命の始まりの瞬間から、既に無原罪であり、罪が赦され、全く清い存在でした。

この祝日を12月8日に、全カトリック教会は祝っています。そして今日そのノベナの最初の日です。

この事は、旧約聖書のゲデオンの羊の服で表れていました。

ある時、ゲデオンが「しるしを見たい。勝利するしるしを見たい」と言った時に、「もしもそうならば、私のこの羊の毛皮だけに露が落ちて、他はカラカラであるようにして下さい。」

朝起きて見ると、その通りになっていました。それ服だけがびしょびしょに露で濡れていました。

「これはマリア様の、『聖寵に充ち満てる御方である』という事の象りだ」と言われています。

ゲデオンは更に、「これではたまたまかもしれない。明日も、もう一つ奇跡を起こしてほしい。今度はこちらが、羊の毛皮がカラカラに乾いていて、地面だけがびしょびしょに露で濡れるようにして下さい。」

そうなっていました。

これは教父等によると、「マリア様だけが原罪の汚れを免れていて、そして『無原罪の御孕りである』という事の前印であった」と言います。

実に、1854年12月8日、ピオ九世教皇様がこのドグマを、この無原罪の御孕りのドグマを発表したその4年の後、1858年2月11日、フランスのルルドでマリア様が御現れになりました。そしてベルナデッタに名前を聞かれて、「私は無原罪の御孕りです」と答えました。

天は、マリア様は、実にこのカトリックのドグマの真理を確証して下さいました。

愛する兄弟の皆さん、ではマリア様のこの清らかな霊魂の神秘を黙想する事が良くできますように、今日からノベナを、9日間の祈りを始める事に致しましょう。

聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。




待降節第1主日の前の土曜日に、生まれてくる全ての命の為のミサ

2020年12月18日 | お説教・霊的講話
2020年11月28日(土)聖母の汚れなき御心の随意ミサ(生まれる赤ちゃんの為のミサ)

聖ピオ十世会司祭 トマス小野田神父説教(東京)

聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。

このミサは、ベネディクト十六世の提案によって、待降節第1主日の前の土曜日に、典礼暦年の終わろうとするその土曜日に、生まれてくる全ての赤ちゃんたちの為に、その意向で、その命が生まれる為に、ミサを捧げています。

特に、日本での主要な第一の守護者である「聖母の汚れなき御心」のミサを、赤ちゃんたちの為にも捧げる事ができて非常に嬉しく思っています。

そしてその一人一人の、たとえ見えなかったとしても、赤ちゃんはお母さんのお腹の中で、ちゃんとお母さんとは独立して、人間として生きています。

全ての赤ちゃんたち、その命の大切さを御存知の皆さんが、このミサに与って下さって、赤ちゃんたちに代わって、感謝を申し上げたいと思います。

またマリア様に代わって、イエズス様に代わって、そして赤ちゃんたちの守護の天使たちに代わって、心からの感謝を申し上げたいと思います。

この一人一人の生命は、「永遠の命」を受ける為に、この世に生まれようとしてきています。永遠の命が懸かっている、このたった一度の人生です。

一度だけの生まれ変わりのない人生ですから、守ってあげなければなりません。もしも私たちが守らなければ、誰が赤ちゃんを守る事ができるでしょうか。

イエズス様は、「最も小さな者にした事は、私にしてくれた事だ」(マテオ25:40)と仰います。皆さんはこの為に大きな報いを必ず受けます。この祝福を受けて下さい。

そして日本では、10万人以上の赤ちゃんたちが毎年、命を落としています。生まれてくる6人に1人が殺されています。ですからこの命が守られますように、マリア様にお祈り致しましょう。

そして日本が、命を大切にする、永遠の命の為に開かれた国となりますように、お祈り致しましょう。

聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。




【再掲】晩課のマニフィカットのアンティフォナ「おお、アドナイ」O Adonai!

2020年12月18日 | グレゴリオ聖歌
アヴェ・マリア・インマクラータ!

愛する兄弟姉妹の皆様、
今日の晩課のマニフィカットのアンティフォナは「おお、アドナイ」でした。

おお、アドナイ(主)よ、イスラエルの家の導き手よ、御身はモーゼに赤き炎の火において現れ給い、彼にシナイ山において法を与え給えり。伸ばした腕において我らを贖う為に来たり給え。

O Adonai, et dux domus Israël,
qui Moyse in igne flammae rubi apparuisti,
et ei in Sina legem dedisti:
veni ad redimendum nos in brachio extento.








--このブログを聖マリアの汚れなき御心に捧げます--

アヴェ・マリア・インマクラータ!
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